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標的になるカーブランドTOP3はラム、ジープ、シボレー!?最新の調査でわかった「鳥がフンを撒き散らすクルマ」

2025.11.22

どういうわけかほかの車よりも我が愛車に鳥のフンが多く付着しているように感じたことがあるなら、それは気のせいではないのかもしれない。科学的観点からこの被害の背景には不運以上の何かがあるようだ。

最近の研究では鳥たちが排便の際に特定のブランドやボディカラーの車を好むことが示されている。たとえば茶色の車とラムのトラックが、彼らの〝標的ランキング〟の上位にランクインしているのだ。

「車の所有者は、特定のメーカーや色が鳥のフンの被害を受けやすいかどうかについてよく議論するが、我々の調査データは彼らの意見が正しい可能性を示唆している」とこの調査を実施した米バージニア州のガレージ・カーポート販売店「アランズ・ファクトリー・アウトレット」の研究チームは言及する。

この「厄介だが共感できる問題」を明らかにするために、同販売業者は1000台の車の所有者を対象に、自分の車が鳥の〝標的〟になっていると感じているかどうかの調査を行った。

鳥のフン被害を受ける車の〝標的ランキング〟

その結果判明したブランド別の“標的ランキング”トップ10は以下の通りだ。

1位:ラム
2位:ジープ
3位:シボレー
4位:日産
5位:ダッジ
6位:起亜
7位:テスラ
8位:アウディ
9位:フォード
10位:スバル

色別の〝標的リスト〟トップ7は以下の通り。

1位:茶
2位:赤
3位:黒
4位:黄/オレンジ
5位:青
6位:白
7位:銀/グレー

自分の愛車が「茶色のラム」という人にとっては、なかなかショックであるかもしれない。

紫外線を感知できる鳥は色に敏感

ランキングを集計した後、研究者たちは収集した回答データを鳥の行動や駐車習慣に関する研究と組み合わせた。

鳥は〝標的〟として明らかに色を認識しており、茶色、赤、黒色の車両が上空から狙われやすいのに対し、白や銀色/灰色などの明るい色は比較的見逃されている。

アランズ・ファクトリー・アウトレットは、この色の好みは「鳥は人間とは違った色彩感覚を持ち 、紫外線(UV)を感知する能力がある」という事実によるものだとしている。

「この視力の発達により、特定の車の色が周囲の環境の中でより目立つようになります」と研究者たちは説明する。

「この優れた視力により、特定の車の色は鳥の周囲でより目立ちます。研究によると、これらの色は特に目を引くため、鳥の格好の標的となる理由が説明できるかもしれません」(調査レポートより)

さらに光沢のあるボディ表面やサイドミラーは鳥自身の姿を映し出すことがあり、繁殖期には鳥がライバルと間違えて自分が写った姿を繰り返し攻撃する原因になることがあるという。そうして車の周囲に滞留する時間が長くなればなるほど、車に 〝命中〟させる可能性が高くなる。

29%がマイカーを鳥が狙っていると回答

鳥のフン被害は軽視できる問題ではない。調査によるとアメリカ人の4人に1人は鳥のフンのせいで車の修理や洗車に年間500ドル(約7万7000円)以上を費やしており、10人に1人は空からの〝爆撃〟で車の塗装が損傷したと答えている。

またアメリカ人の半数以上(58%)が、自分の車に同じ日に複数回、フンを落とされたことがあると回答している。

自分の車が狙われているのかどうかについて、アメリカ人の29%が自分の車を鳥が意図的に狙ったと感じており、レクサスのドライバーが最も意図的に攻撃されたと感じ(47%)、テスラのオーナーが39%でそれに続いた。

さらにアメリカ人の約3分の1(29%)は、鳥のフンを避けるために駐車場所を変えた体験があり、55%は現在の駐車場所では鳥のフンをほとんど、あるいは全く防ぐことができていないと諦めている。

多くの人がより清潔な場所を求めてわざわざ移動しており、駐車しようとした場所がフンの被害を受けやすいと感じた場合、38%は1ブロックほどなら移動すると回答している。こうした変更を行う傾向が高かった上位は、トヨタ(17%)、ホンダ(15%)、シボレー(7%)のドライバーであった。

また鳥のフンは、一部の人々の日常生活にも実害を及ぼしている。20人に1人以上(6%)のアメリカ人が、車が汚れすぎて予定をキャンセルまたは延期したことがあり、10人に1人以上(14%)が車の乗り降りの際に鳥のフンが身体についた経験がある。

鳥のフン被害には健康リスクも

こうした汚れを防ぐため、アメリカ人の約5人に1人(21%)が車のカバーやガレージの増築に投資すると回答しており、多くの人が愛車の保護のために月額約50ドル(約7700円)を費やす用意があると答えている。カーポートなどの屋根を設置する判断は、面倒な掃除を避けたいドライバーにとって実用的な解決策でもある。

カーポートについて日本で注意したいのは、2025年4月の建築基準法改正により、カーポート設置に建築確認申請が必要になる条件が増えたことで、申請なしで設置すると違法建築とみなされる可能性があるので設置前にはじゅうぶんな確認が必要である。

鳥が好んで訪れる場所としては樹木、電線、道路標識などが挙げられてくることから、当然だがこの下に駐車した車は被害を受けやすい。

フロントガラスやボディについた鳥のフンは、時間の経過とともに硬化して取れにくくなってしまうことから、できるだけ早く取り除くことが求められる。放置しておくと車の塗装の損傷を招きかねない。

また鳥のフンには雑菌や病原菌やアレルギーの原因物質が含まれており、それらの物質を吸い込むことで呼吸器疾患や感染症の恐れや、くしゃみや目のかゆみなどのアレルギー症状を引き起こすことがあるので健康面からも無視できない。

鳥のフン被害は避けられないリスクであるが、予防と対策を心がけているだけで大きな差がつきそうだ。愛車と長くつき合っていくためにも面倒くさがらずにこまめに手入れをしていきたい。

※調査レポート
https://alansfactoryoutlet.com/infographics/car-bird-droppings-report/

文/仲田しんじ

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北海道生まれ東京育ち。学業ドロップアウト後、小説家を志しつつ広告代理店営業マン、任期制陸上自衛官、家電販売員などを経て経て出版業界へ。アスキーなどで編集者として勤務した後、フリーライターとして活動。科学から心理学まで幅広いテーマを執筆。ネット上の研究論文を読むのが趣味。大型自動二輪免許を持っている。 X: @nakata66shinji

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