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「デリ丸。」並みに可愛い!機能、装備、安全性能、三菱の新型「デリカミニ」徹底解剖

2025.11.22

2023年5月に発売された三菱デリカミニは、ミニバン×本格SUVのデリカD:5の弟分として、また、三菱ブランドを象徴する軽スーパーハイトワゴンとして大人気を博した。

実際、これまで月3000台を超えるペースで三菱自動車の国内販売をけん引してきたのである。

2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤーでは「デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞。TVCMにも登場する公式キャラクターの「デリ丸。」の愛らしい姿もあって、ブランド・オブ・ザ・イヤー2023において「消費者を動かしたCM展開 特別賞」を受賞。その人気を不動のものにしてきたのだ。

先代デリカミニ
先代デリカミニ
先代デリカミニ
先代デリカミニ

デリカミニが2代目の新型となって登場

そして2025年10月29日にデリカミニが2代目の新型となって登場。

ここで、「2023年5月に初代がデビューしてからそれほど時間がたっていないのに、もう新型か」という声も聞こえてきそうだが、その理由は、初代デリカミニが、2020年に発売された三菱ekスペースの派生車だったからである。

2代目デリカミニは、ベース車のekスペースの存在を考えれば、2020年から5年目の、ekスペースとともにフルモデルチェンジされた新型ということになる。※先代同様、日産ルークスの兄弟車でもある。

新型デリカミニは、ドライバーを冒険に誘う、「進化したアクティブで頼れる相棒」という先代のコンセプトを踏襲しつつ、エクステリア、インテリア、走行性能、安全性能、運転のしやすさ、使い勝手の全方位の進化が特徴だ。

エクステリアデザインでは、顔の「デリ丸。感」はそのままに、ヘッドライトとターンランプを大型化。よりキリリとしたデリ丸。丸目がさらに強調された「やんちゃかわいい」親しみあるフロントフェイスに進化した。

ワイド化した前後スキッドプレートとプレスラインが強調されたボディサイドパネルによって、タフなイメージを強調し、さらにリヤコンビランプやアルミホイールなど、随所にちりばめられたブロックモチーフがギア感を演出している。

一方、パッケージ(前後席空間、ラゲッジスペース)に大きな変更はないものの、インテリアは依然、スーパーハイトワゴンクラスのトップレベルの広さ、機能性、高品質感を備えた空間だ。

特に、角度を立てたフロントウインドー(Aピラー)によって前席周りの広々感はさらに高まり、12.3インチの大型ディスプレーに軽自動車初のGoogle搭載ナビゲーションを採用したことも大きな特徴。

ディスプレーサイズによる先進性を強化するとともに、OKグーグルと呼びかければ、Googleアシスタントによって空調設定から、走行中での目的地設定などが可能となった便利さがある。なお、コネクテッドサービスとしてのGoogleの通信料は10年無料(ドコモのSIM採用。スマホ接続不要!!)。

つまり、ほとんどの人が所有期間、無料で利用できることになる。これはうれしい!!

シートは肌触りのいい新素材表皮とホールド感を増した新形状を採用。分厚いクッション感あるソファのようなかけ心地を実現している(主に前席)。

悪路での走破性、機動力が一段と高まった

パワーユニットは軽自動車規格の660ccを基本として、例によってNAとターボを用意しているが、先代のマイルドハイブリッドを廃止。というのは、時代が進み、エンジン本体の技術革新により、ハイブリッド機構なしでも目標値の燃費性能を実現できるようになったからだという(コスト、重量面でも有利か)。

具体的にはターボモデルで17.8~19.5km/L、NAモデルで18.8~21.0km/L(WLTCモード)の燃費性能を達成している。

そして、なんと言っても注目なのが、スーパーハイト系軽自動車最高の最低地上高160mmを確保し、デリカ一族らしい専用チューニングのフルタイム4WDの採用は当然として(4WD車)、カヤバ製ショックアブソーバー=Prosmoothを初採用するとともに、アウトランダーと同じ5モードのドライブモードも新採用。悪路での走破性、機動力が一段と高まったことになる!!

さらに軽自動車初のフロントフィルムガラスの採用によって、軽自動車トップレベルどころか、Bセグメント(ホンダ・フィットや日産ノート、トヨタ・ヤリスなど)並みの車内の静かさを実現しているというのだから、あっぱれだ。

加えて、車両前後左右4つのカメラによって車両周囲前後左右8つの視点から立体的にモニタリングできる3Dアラウンドビュー&フロントアンダーフロアビューを初搭載。フロントアンダーフロアビューはまるで車両前方のフロアが透けて見えるような映像が映し出される、前方の路面が見えにくい状況下での安全運転に直結する画期的なビューモニターなのである。

そのほかの便利装備としても、軽自動車で唯一の接近時アンロック、降車時オートロックを同時採用。電動スライドドアのハンズフリー機能などと合わせ、両手に荷物を持っていたり、子供を抱いていたり、愛犬を連れていたりしたときにも、快適でスムーズな後席乗降を手助けしてくれるというわけだ。

グレード展開はベースグレードのGから、最上級の最新のインフォテイメントや運転支援技術、安心・安全で便利な装備(デジタルパッケージ/デジタルミラー、ナビゲーション、ドライブレコーダー、ETC2.0など)を満載したデリカミニ初の、初期受注で約67%のユーザーが選んでいるというDELIMARUパッケージ(デリ丸。パッケージ)まで幅広いグレードを用意。

価格としては、NAエンジン搭載のG 2WDの196.4万円からターボエンジン搭載で4WDのT Premium DELIMARUパッケージの290.73万円までとなっている。軽自動車でコミコミ300万円コースの最上級グレードが初期受注で人気なのは、やはりデリカミニのブランド力と、新色2色(デニムブルーとブラウン)が加わったデリ丸。

人気!? そして魅力的な機能、装備、安全性能が価格を超えて受け入れられているということだろう。

さて、「オッケーGoogle」でいとも簡単に目的地を設定した、新型デリカミニの南房総鴨川周辺の山道を含む公道試乗記は、改めてお伝えすることにしたい。

文・写真/青山尚暉

プロミュージシャンからいきなり自動車専門誌の編集者を経験した後、モータージャーナリストに。新車試乗記や自動車関連コラム、防災記事などを幅広い媒体で執筆。クルマのパッケージング、洗車”オタク”でもある。また、ドッグライフプロデューサーとしても活動。愛犬とのドライブ術、ペットと泊まれる宿厳選紹介、ドッグフレンドリーカー選びについて多方面で情報発信中。著書に「ぼくたちの外車獲得宣言」(リヨン社刊)、「すごい海外旅行術」(講談社刊)、「愛犬と乗るクルマ」(交通タイムス社刊)など。輸入車の純正ペットアクセサリーの開発にも携わっている。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(1994年~。現在は小学館DIME推薦)。

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