物価高も気になるし、お腹のでっぱりも……だけど好きな一杯にはこだわりたい。そんななか注目されるのが「ノンアルビール」だ。
この秋は『ラガーゼロ』に『ザ・ベゼルズ』など、大型新人が登場。食品産業新聞社の秋田祐輔さんを専門家に迎え、DIME編集部が最新ノンアルビールを徹底比較!
海外勢、PBも含め、うまさが向上するノンアルビールから好みを見つけよう!

飲み比べたのは

食品産業新聞社
秋田祐輔さん
食品に特化した専門紙「食品産業新聞」和酒担当記者。前職では日本酒の酒元で酒造りに携わる経歴を持ち、酒造業界にも精通する。

本企画ライター
前田賢紀さん
こだわり派の編集者。得意ジャンルはオーディオ、カメラ、乗り物。ビールはアサヒ『サ・ビタリスト』党。

DIME編集部
髙栁
ビールをはじめアルコール全般ラバー。30代に突入してから酔いやすくなり、休肝日の大切さに気付く。
3人で15種類を徹底比較!評価方法はレーダーチャートで
今回は5項目を評価の指針に。 (1)「ビールらしさ」は苦みや旨味など一般的な要素 (2)「のどごし」は炭酸感や爽快感 (3)「香り」はホップや香料の演出 (4)「ラベルデザイン」は思わず手に取りたくなる魅力や目新しさがあるか (5)「価格」は総合的なコストパフォーマンスだ。

話題の新星、登場!
4年の歳月をかけて開発!キリンの王道を行くテイスト

キリンビール『ラガーゼロ』181円(350ml・編集部調べ)
キリンビールが同社ノンアル飲料最大の設備投資と4年の歳月をかけて開発したこの秋最注目の一本。独自の脱アルコール技術「ラガービールテイスト製法」により、日本人がビールに求める「ホップの苦み」「爽快なのどごし」を獲得。飲みごたえとキレのよさを実現。

「爽やかな『グリーンズフリー』などに比べると、かなりビールに近い味わいでこれはおいしい! 全体的にとてもバランスが良く、どんな食事とも合いそうです」(秋田)
「熟成の旨み」の言葉に偽りなし。コク、飲みごたえに満足!

サントリー『ザ・ベゼルズ』181円(350ml・編集部調べ)
ビールで感じられるような飲みごたえを実現するために、スピリッツ原酒を脱アルコールした「スピリッツエキス」をブレンド。口に含んだ時の香りの奥行きや、複層的でじんわりつづく余韻を実現。「今のノンアルビールでは物足りない」ビール好きにもおすすめ。

「強烈な麦汁のコクと飲みごたえで、『オールフリー』とは全く異なる世界観。炭酸がかなり強いからか重さは感じられない。気持ちよく飲みつづけられる本格派」(前田)
「脱アルコール製法」でさらにおいしさアップ!
久しぶりにノンアルビールを飲んで「こんなにおいしかったっけ?」と考えを改める人が多い。その背景にあるのは技術の進化だ。特に、いったん作ったビールからアルコールを抜く=「脱アルコール製法」の商品には、〝ビールらしさ〟が顕著に現われている。のどごし、麦の旨味、ホップの香りや苦みなどが存分に楽しめるはずだ。








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