重さわずか151g！全方向障害物検知やジェスチャー操作に対応したDJIの小型ドローン「Neo 2」

2025.11.18

DJI JAPANは、重量151gの小型ドローン「DJI Neo 2」を発表し、同社オンラインストアおよび認定ストアにて販売開始した。価格は38,390円～。

トラッキング性能も向上し、スムーズかつ安定した追尾を実現

「DJI Neo 2」は、2024年9月に発売された「DJI Neo」の後継機。新たに全方向障害物検知機能を搭載したほか、ジェスチャー操作にも新対応。さらに、手軽に撮影できるSelfieShot機能や、ランニングやサイクリングなどのアクティビティ中でも、低高度でのトラッキング撮影をより簡単に行なえるよう改良されたActiveTrack機能も搭載する。

■手のひらでの離着陸が可能

カメラ正面左側に新たに小型ディスプレイを搭載し、選択中の撮影モードをわかりやすく表示する。また、機体を自分側に向けて離陸ボタンを押すだけで、手のひらから離陸させることが可能。さらに、撮影が終わった後は、革新的な帰還機能により、ユーザーの手のひらを正確に検知し、安全に帰還する。

■ジェスチャー操作に対応

ジェスチャー操作時は、片手または両手でドローンの飛行方向やドローンとの間の距離を簡単に調整可能。手のひらをドローンに向ければ上下左右に誘導でき、両手を使えば距離もコントロールできる。

また、音声操作にも対応しており、スポーツなどのアクティビティ中でも、スマートフォンやBluetoothヘッドフォンを通じて飛行コマンドを送信可能。さらに、DJI RC-N3送信機と接続すると、最大10km（日本では6km）の映像伝送距離を実現する。

このほか、モーションコントローラーやゴーグルを組み合わせて、臨場感あふれるFPV（一人称視点）飛行を楽しむこともできる。

■4K高画質映像を撮影可能

12MPの1/2インチCMOSセンサーとf/2.2の絞りを搭載し、高性能な画像処理プロセッサーで、低ノイズでクリアな映像を実現。最大100fpsでの4Kスローモーション動画や2.7K縦向き動画にも対応する。また、2軸ジンバルも備えており、映像の安定性を確保する。

■トラッキング性能が向上

DJI独自の自動追尾機能ActiveTrackでは、強化されたトラッキング性能により、応答速度と安定性が向上し、ランニングやサイクリングなどでも、スムーズかつ安定した追尾が可能に。開けた場所では、最大12m/sの速度での追尾が可能となり、より高速な反応と安定性を実現する。

また、前方・後方・左・右、さらに斜め4方向の合計8方向でのトラッキングにより、より自然なフォローショットが可能。さらに、複雑な環境では、ドローンは後方トラッキングモードに切り替わり、被写体をしっかりと捉えながら安定した撮影を実現する。

■SelfieShotで簡単撮影

新しい撮影機能としてSelfieShotを搭載。ハンズフリーでソロショットやグループショットを撮影する際に、このSelfieShotを使えば、三脚や補助なしでウエストアップ、全身、遠景ビューを簡単に切り替えることができる。

■インテリジェント撮影モードに対応

ドリーズーム、クイックショット、マスターショットなどのインテリジェント撮影モードに対応。ドリーズームは、ヒッチコック効果に対応しており、SNS向けの魅力的な映像を簡単に作成可能。

また、クイックショットには、ドローニー、サークル、ロケット、スポットライト、ヘリックス、ブーメランが含まれており、サイクリングやスケートボードなど、さまざまなアクティビティの魅力的なフォローショットを手軽に撮影できる。

そして、マスターショットでは、創造的なカメラワークで多彩なショットを自動撮影し、その後、音楽付きでスマートに編集して高品質な動画を生成する。

■全方向障害物検知機能を搭載

全方向単眼ビジョンシステムに加え、前向きLiDARおよび下方赤外線検知システムを組み合わせることで、障害物をリアルタイムで検知し、安全かつ安心な飛行を実現。また、一体型プロペラガードデザインを採用し、プロペラ全体をガードが覆っているため、初心者でも安心してドローンを操作できる。

さらに、前モデルNeoと比べてホバリングおよびポジショニングの性能が向上しており、様々な飛行シーンに対応。これにより、屋内や建物の近く、水上や雪上といった複雑な環境でも、より簡単に飛行することができる。

■49GBのストレージを内蔵

レベル5の耐風性能と最長19分の飛行時間に対応。また、49GBの内蔵ストレージを備えており、4K/60fps動画を最大105分、4K/30fps動画を最大175分、1080p/60fps動画を最大241分まで保存できる。さらに、Wi-Fi経由でスマートフォンに接続するだけで、最大80MB/sの速度でDJI Flyアプリに素早く映像を転送でき、スムーズな編集や共有が可能だ。