250万円支払って受講した方に応募のきっかけ、感想を聞いてみた!
参加した受講生の一人である斉藤範明さんは今回の応募動機について話を聞いた。
「小学生の頃からパイロットになりたいと憧れていたので、フライトシミュレーターの体験コースをインターネットで探していたんです。そんな中で、今回の企画を応募締め切り1週間前に見つけたました。費用が250万円ということで応募するまで2~3日迷ったのですが、募集サイトに掲載されていた大橋さんの
『何かの理由でパイロットになれなかった人、自分がどうしてここにいないのだろう、どうしてパイロットになれなかったのだろうと考える人に参加してもらいたい』
というメッセージを見て、『自分の気持ちを分かってくれている人がいる』と強く感じたことが応募の決定打となりました。最終的に抽選に当選して連絡が来た時は、まさか自分が選ばれるとは! と、正直驚きましたね」
もう1名の参加者も応募した動機を熱く話す。
「小学生の頃からパイロットになりたいと思っていて、実際、高校生の時、進路を航空大学校を第一志望にしていました。でも視力が足りなく、諦めきれずに視力回復のセンターにも通ったのですが諦めるしかなかった。結局、ほかの職業に就いて後悔はないのですが、この企画を知って、思わず応募しました」
シミュレーターではあるが、子どもの頃からの夢をリアルで実現したことに参加者の2人は終始笑顔。プログラム費用は250万円だが、「もはやお金には変えられない価値があった」と断言。
前述の斉藤さんは、本物のシミュレーターの計器を触るだけでも「すごくワクワクする」と話し、G(重力)やエンジンの音、ATC(航空交通管制)との会話などもリアルなことに興奮。一方で、「深さ」「厳しさ」「大変さ」は、日頃遊んでいるマイクロソフトのフライトシミュレーターとは「次元が違う」という。
そして「パイロットの仕事は当にプロフェッショナルだと思います。今回の企画を通じて、何よりも大橋さんをはじめ、JALの皆様の熱意を感じました」と話す。
プログラム費用250万円だが、「もはやお金には変えられない価値があった。自分の人生を振り返った際に必ずポジティブに思える自信がある」と斉藤さん。
10回の講座が終わり、最後にオリジナルの修了書が授与された
大橋さんは、子どもの頃からパイロットになりたかった受講者が「なぜ僕がそこに座っていないのだろう、なぜパイロットではないのだろう」という思いから解放され、「あそこ(コックピット)でやっていることを俺は知ってるよ、今の僕は経験したよ」と言えるようになり、残りの人生のエネルギーになると確信したそうだ。
受講者には教官(講師)の顔写真とサイン入りの修了書が手渡され、夢の時間は終わったが、修了書にも書かれている「これからの人生がより輝くことを祈念します」という言葉通り、受講者の今後の人生に間違いなくプラスになったことだろう。まさに受講者と教官ともに〝本気〟のパイロット訓練体験となった。
取材・文/鳥海高太朗
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