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茨城県植物園が日本初の〝泊まれる〟植物園「THE BOTANICAL RESORT 林音」としてリニューアルオープン

2025.11.18

茨城県那珂市の茨城県植物園は、このほど大胆なリニューアルを実施。「THE BOTANICAL RESORT 林音(ザボタニカルリゾートリンネ)」として、2025年11月29日(土)12:00にリニューアルオープンする。

本園は、施設の老朽化や利用者数の減少、運営費負担などの課題を乗り越えるため、民間企業のアイデアやノウハウを取り入れ、従来の「鑑賞型植物園」から、茨城県の強みであるアウトドアや食を活かした「日本初の泊まれる体験型植物園」へと進化を遂げた。

また入園料を無料化したほか、従来の植物園にはない「泊まる」「食べる」「遊ぶ」などの体験という新たな価値を加え、利用者数の増加を図り収益をあげることで、持続可能な施設運営を目指す。

リニューアルの背景と目的

1981年の開園以来、長年にわたり地域の憩いの場として親しまれてきた茨城県植物園だが、施設の老朽化に伴う修繕費の増大や、類似施設の増加による利用者数の減少などが課題となっていた。特に、運営費は年間1億円以上にのぼり、人口減少が進む社会においては、これまでの方法をそのまま継続して施設を運営していくことは困難と判断された。

このため、民間企業のアイデアやノウハウを活用。植物園を県内外から多くの来園者を迎える魅力的な施設とし、併せて採算性を高めることによって、リニューアル後は、各施設の利用料金の収入で運営費を賄う運営モデルへと転換を図る。

茨城県では、リニューアルオープンから6年目の2030年度には、年間来園者数26万人、売上高8億7千万円を達成。以後、持続可能な運営を安定的に継続していくと説明している。

『THE BOTANICAL RESORT 林音』のリニューアルPOINT

■1:自然と調和したボタニカルなリゾート宿泊空間

グランピング(イメージ)

「泊まれる植物園」というコンセプトを実現するため、植物園の豊かな緑に包まれた宿泊施設を新設。キャンプの醍醐味とホテルの快適性を両立した「グランピング」と、バスルームやキッチンなどの設備を完備した「コテージ」の全45棟(グランピング27棟、コテージ18棟)で構成されている。

コテージ(イメージ)

すべての建物には茨城県産の木材を使用しており、周囲の木々に溶け込むように配置。滞在中は、昼夜問わず植物に囲まれた非日常的な体験を提供する。特に、宿泊者限定で楽しめる熱帯植物館(バニラドーム)の幻想的な夜間ライトアップは大きな見どころだ。

■2:東南アジアの植物に囲まれた非日常感溢れる熱帯植物館

1994年開館の熱帯植物館には、約240種・約2万3000本の熱帯・亜熱帯植物を、畑地/沼地/ジャングル/丘陵地の4つのゾーンに区分して展示しており、現地での生育環境を忠実に再現。四季を通して多種多様な植物を観察することが可能だ。新たな注目展示として、ドーム内に50本以上のバニラの木を追加して、バニラの優しい香りを感じられる「バニラドームカフェ」をオープン。オリジナルのソフトクリームやバニラシュガーを使ったクレープなど、特色あるメニューが用意される。

また、夜間は、宿泊者限定で楽しめる、光とスモーク、音楽による幻想的なライトアップ演出を実施。昼と夜で異なる二つの顔を持つバニラドームは、植物の学びと五感を通しての体験を提供する「林音」の主要コンテンツの一つとなっている。

■3:茨城の食材を使った絶品グルメ

茨城の豊富な食材をテーマに、食の体験価値を追求。園内のグルメメニューは、食事がおいしい結婚式場として人気を博す「The Place of Tokyo」のグランシェフ・大澤亮氏が全面監修を行なった。茨城県産の旬の食材をふんだんに使用した、彩り豊かで洗練されたメニューを提供していく。

メインダイニングの「RINNE CAFÉ」では、常陸牛100%のプレミアムハンバーグやステーキ、つくば鶏と七会きのこのクリームパスタなど、茨城の恵みを最大限に活かしたイタリアンを中心としたメニューが充実。

また、日帰り温泉施設内の「りんね食堂」では、サウナ上がりに最適な定食メニューが用意されている。

さらに、開放的な「THE FOREST BBQ」では、食材や道具が取り揃えられており手ぶらで本格的なバーベキューを楽しむことが可能。植物園という空間で、地産地消にこだわった美食体験を堪能したい。

■4:ボタニカルリゾートならではのガーデンサウナ&リラクセーション

心身を深く癒やし、リフレッシュする施設として、温浴施設「りんねの湯」が新設された。県内から運んだナトリウム硫酸塩泉の露天風呂に加え、自家栽培のハーブを使用した「薬草湯」など、ボタニカルリゾートならではの特別な入浴体験を楽しめる。

サウナも充実しており、利用客自身でロウリュを楽しめる「洞窟サウナ」や、オールドスタイルの「ドライサウナ」を完備。男女共用で楽しめる水着着用の「ガーデンサウナ」や、地下から汲み上げた井戸水を使用した水風呂も設置するなど、極上の“ととのい”が体験が可能となっている。

豊富な無料サービス(Wi-Fi、電源、コミックなど)も備えており、「おふろcafé」スタイルで一日を通してゆったりとくつろぐことができる。

■5:大自然の遊び場!スリル満点のアクティビティ

子どもから大人まで、五感で自然と触れ合えるアクティビティが満載なのが「森の遊び場」だ。

樹木を活かした「ツリーアドベンチャー」は、未就学児から上級者向けまで全5種のコースを用意。全長150mのジップラインなどスリル満点の空中散歩を楽しめる。

また、次世代型アクティビティとして登場するのが「ジュラシックハンター」。園内を探索しながら、ARシューティングガンに現れる恐竜をスマートフォン上で撃退する、自然とバーチャルが融合したゲームだ。

このほかにも、斜面を爽快に滑り下りる「芝すべり」、水遊びができる「じゃぶじゃぶ池」などが設置されている。

こんなに広い!園内Mapを公開

■園内MAP

施設名「林音(りんね)」は、木々が奏でる自然の音色をイメージさせ、植物園の豊かな緑と心地よい静けさを表現している。

<THE BOTANICAL RESORT 林音(ザボタニカルリゾートリンネ)のビジョン>

『“自然と”笑顔になれる場所』
林音は、泊まる・癒される・食べる・遊ぶ、複数の体験をひとつの場所で楽しめる、日本初体験型の“泊まれる植物園”だ。このビジョンには、2つの意味が込められている。

1)心からリラックスできる時間を過ごし、気づけば表情がほころび、自然と(無意識に)笑顔になれる
2)植物や森、風、日の光、香りといった自然そのものを通じて笑顔になれる

これまで有料入園だった植物園は、自然の魅力はそのままに、リニューアルを機に県内外の多くの来園者に楽しんでもらいたいという想いから、無料で入園できるようになった。夜には熱帯植物のライトアップや大自然の中での宿泊、朝には清々しい緑の空気の中での散策が楽しめるほか、県産木材を活かした温かみのある温浴施設や、旬の県産食材を使った料理を提供するレストランなど、茨城の魅力を体感できる。

関連情報
https://rinne-resort.jp

構成/清水眞希

@DIMEはサイトローンチ時より編集業務に携わる。現在は雑貨や家電、オーディオなどの新製品に加え、各種の社会調査・統計、話題の新スポットからイベント情報などを担当。信条は正確さとわかりやすさ。最近の趣味は日付が変わる時刻のウオーキング。

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