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間もなく解禁!ボジョレー・ヌーボーのキャッチコピー、AIの予想は?

2025.11.19

毎年11月の第3木曜日に解禁される「ボジョレー・ヌーボー」。フランス・ボジョレー地区でその年に収穫されたブドウだけを使って造られる新酒で、世界中のワインファンがその瞬間を楽しみにしている。解禁日でもうひとつ恒例になっているのが、“キャッチコピー”だ。

「今年のボジョレーはまるで○○!」と、独特の表現は毎年SNSを賑わせている。このユーモアある独特のキャッチコピーはAIに考えることはできるのだろうか?生成AIに2025年のボジョレーのキャッチコピーを考えてもらった。

ボジョレーのキャッチコピーには「ボジョレー委員会バージョン」と「日本の販売業者バージョン」が存在する

実はボジョレーヌーボーのキャッチコピーは2種類存在する。

一つ目はボジョレーワイン委員会が考える公式のキャッチコピー。もう一つが公式のキャッチコピーを和訳したものを参考に、日本の販売業者が作成するキャッチコピーだ。日本人の関心をより強く惹けるように、独特の言い回しで表現している。

公式のキャッチコピーが「数量は少なく、完璧な品質。桁外れに素晴らしい年」(2009年)、「3年連続で、偉大な品質となった」(2011年)と冷静な分析である一方で、日本の販売業者版は「50年に1度の出来」(2009年)、「100年に1度の出来とされた03年を超す21世紀最高の出来栄え」(2011年)とやや誇張表現を好む傾向にある。

ちなみに2024年日本の販売業者が考えたキャッチコピーは「果実がダンス! ジュワっとジューシーな味わい」だった。

思わず突っ込みたくなる気持ちもわかるが、こうした遊びのある表現も含めて、毎年、ボジョレーは話題を集めているのだ。

今年はどうなる?ボジョレーヌーボーのユニークな歴代キャッチコピー総まとめ

毎年秋ごろに話題となるボジョレーヌーボーには、キャッチコピーが存在するのをご存知だろうか。ボジョレーヌーボーはフランスのボジョレー地区で生産されるワインで、その…

【参照】NISHIHARA ONLINE STORE|ボジョレー・ヌーヴォー解禁! ワインとおつまみで乾杯しよう

生成AIが考えたキャッチコピーとは?

生成AIに考えてもらったのは日本の販売業者風のキャッチコピーだ。

上記の過去のキャッチコピーを学習させ、「今年が当たり年だった場合のキャッチコピーを想像で考えてください」とお題を出した。

生成AIが導き出した答えは…

「奇跡、再び。――果実が歌い、香りが踊る、21世紀最高のヌーヴォー。」

生成AIによる解説は次のとおりだ。

「奇跡、再び。」:2003年・2009年・2011年の“100年に一度”“50年に一度”というコピー群を踏まえ、「再び」で伝統の流れを継承。
「果実が歌い、香りが踊る」:昨年(2024年)の「果実がダンス!」を超える表現で、“ジューシー感+芳香+喜び”を感覚的に訴求。
「21世紀最高のヌーヴォー」:数値的インパクトを持たせつつ、“最高”の年というストレートな誇張を王道コピー風にまとめています。

全体として完成度の高いコピーといえる。「果実が歌い、香りが踊る」という表現は、昨年の果実感を全面に出したコピーの流れを踏まえながらも、新たにリズムと語感を追求している。

当たり年のコピーが一定の完成度を見せたため、条件を変えて“ハズレ年”の場合のコピーも依頼した。『100年に一度」や「最高」などの言葉が使えない時、生成AIはどうするのだろうか。

「静かな年、だからこそわかる。ぶどう本来のやさしさ。」

「静かな年」:不作や気候不順をストレートに言わず、ニュアンスで“控えめな出来”を伝える。
「だからこそわかる」:逆転の論理で“繊細な味の再発見”を誘う。
「ぶどう本来のやさしさ」:酸味・軽やかさを肯定的に表現し、“誠実な造り・ナチュラルな味わい”というストーリーに転化。

生成AIは、条件が変わっても一貫した表現設計を行えている点が興味深い。実際、販売現場に並んでいても違和感のないレベルのコピーに仕上がっている。

今年のボジョレー・ヌーヴォーのキャッチコピーは、どのような言葉で市場を賑わせるのか。AIが示した表現との違いを確認できるのは、11月20日の解禁日だ。

文/峯亮佑

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