大阪・関西万博限定の電子マネー「ミャクペ!」のサービスが、2026年1月に終了します。残高の処理や今のうちに確認すべきポイントをまとめました。
目次
大阪・関西万博をきっかけに誕生した独自の電子マネー「ミャクペ!」。そのサービス終了が2026年1月13日(火)をもって終了します。期限を過ぎるとチャージ済みの残高が失効してしまうため注意が必要です。
この記事では、ミャクペ!のサービス終了に関するスケジュールと注意点、残高の使い切り方法など、知っておくべき情報をまとめました。期限を過ぎて損をしないために、早めに確認しておきましょう。
そもそも「ミャクペ!」とは?大阪・関西万博の公式電子マネー

まずは、ミャクぺ!とはどのようなものなのか、概要を見ていきましょう。
■ミャクペ!の概要
「ミャクペ!」は、2025年10月閉幕の「大阪・関西万博」の会場で使用されていた公式の電子マネーです。万博での飲食やグッズ購入などの支払いをスマホひとつでスムーズに完了できる便利なサービスで、現金が使用できない万博会場内における主要な決済手段の1つとして導入されました。
■ミャクペの機能と特徴
ミャクぺ!は、銀行口座やクレジットカードから簡単にチャージできます。オートチャージ機能は搭載されていないため、専用アプリから好きな金額分だけをチャージする仕組みです。また、万博会場内だけでなく全国のVisaタッチ決済・iD対応店舗でも利用可能で、コンビニや飲食店など日常生活でも幅広く活用できる点が特徴です。
ミャクペ!はいつまで使える?サービス終了に関する今後のスケジュール
大阪・関西万博が閉幕に伴い、ミャクぺ!サービスの終了が公式発表されました。残高がある方は、サービス終了に関するスケジュールをしっかり押さえておきましょう。
■ミャクペ!サービス終了日とスケジュール
ミャクペ!は、2025年10月13日(月)の大阪・関西万博の会期終了に合わせて、段階的なサービス停止が進められています。発表されているスケジュールは以下の通りです。
ミャクぺ!サービス終了のスケジュール:
2025年10月13日(月)新規入会終了
2025年10月31日(金)銀行口座・クレジットカードからのチャージ受付終了
2026年 1月13日(火) ミャクペ!サービス終了
■ミャクぺ!が終了する背景
ミャクペ!は大阪・関西万博でのキャッシュレス推進や万博のテーマであった「デジタル」や「未来への行動」を体現するための、「EXPO2025デジタルウォレット」の機能の1つとして誕生したサービスです。あくまで万博を盛り上げるために設計されたサービスのため、万博終了後に継続的な運用を行う予定は想定されていなかったことが、ミャクぺ!サービス終了の理由でしょう。
ミャクペ!サービスが完全終了する前にやっておきたいこと
ミャクペ!は大阪・関西万博独自のプリペイド電子マネーであり、一般的な電子マネーのような返金制度が想定されていません。そのため、ミャクぺ!のサービスが終了しても残高の払い戻し(返金)は原則行われず、残高は失効してしまいます。ここでは、ミャクぺ!サービス利用者が損をしないよう、サービス終了前までに確認しておくべきポイントを解説します。
■残高の確認
ミャクぺ!サービス終了に関して、特に注意すべきなのが残高の使い切りです。ミャクぺ!を利用したことがある場合は、専用アプリにログインし、残高が残っていないか早めに確認しましょう。チャージ済みの残高は2026年1月13日(火)まで利用できます。コンビニなどVisaのタッチ決済やiD決済対応の店舗での支払いに活用し、計画的に使い切るのがおすすめです。
■VポイントPayギフトの申請
ミャクぺ!の残高を有効期限までに使い切れない場合は、VポイントPayギフトへの交換も可能です。ただし、申し込み期限の2026年1月13日(火)までに専用アプリから申請手続きを済ませておく必要があります。 VポイントPayギフトの申請は、ミャクぺ!アプリのホーム画面にある「ミャクペ!残高失効後の申し込みはこちら」ボタンから行ってください。申請したギフトは、2026年2月1日以降に順次送付される予定とされています。残高が多く残っている場合や、有効期限までに使い切るのを忘れてしまいそうな場合は、早めにVポイントPayギフトの申し込みを済ませておくのがおすすめです。
なお、利用可能店舗での支払いやVポイントPayギフトへの申し込みをせず、サービス終了を迎えたミャクぺ!残高は、株式会社三井住友銀行によって同等分の金額が慈善団体等に寄付される予定です。







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