ほんの出来心のつもりでも、バレた時の代償があまりにも大きい「浮気」。では実際に、道ならぬ恋に足を踏み入れる人はどれくらいいるのだろうか?また、既婚者が考える「浮気の定義」とは?
既婚者マッチングアプリ「Healmate(ヒールメイト)」を運営しているレゾンデートルはこのほど、20代~50代の既婚者男女約7,000人に「結婚と浮気」に関する実態調査を行い、その結果を発表した。
浮気にあたると考える行動、「自分以外の異性と性的関係を持ったら」という回答が最多に
20代から50代の既婚男女約7,000人に「浮気にあたる」と考える行動を複数回答で選んでもらったところ、1番多かったのは「自分以外の異性と性的関係を持ったら」で、6割近い人が浮気と判断する結果となった。
次に多かったのは「自分以外の異性とキスやハグをしたら」で、こちらも5割を超える人が「浮気」と認識していることがわかった。3番目は「異性に恋愛感情を抱いている様子がみられたら」だが、グラフの通り5割には届かなかった。
他方、単に「異性と親しく連絡を取り合う」「異性と親しく2人きりで食事をする」などの恋愛感情があるかどうかわからない行動については、3割未満の人しか「浮気」と認定していないことがわかった。
また、「パパ活やママ活」については、性的関係を持ったら「浮気」と考える人こそ4割以上になるが、2人きりでデートしても「浮気」と考える人は4割に届かず、「性風俗の利用」に至っては3割以下、キャバクラやホストクラブの利用については2割以下の人しか「浮気」と考えないことがわかった。
Q 相手の行動のうち、あなたが「浮気」と考えるのはどれですか?
N=6805(複数回答) 単位=%
■性別での浮気の定義の違い
「浮気にあたる」と考える行動について男女別の傾向を見たところ、男女で浮気に対する大きな認識の違いが明らかになった。すべての選択肢で女性が男性を大きく上回っている。
このうち、半数以上の女性が「浮気」と認定した次の選択肢を取り上げてみると、男性で半数以上が「浮気」と回答した選択肢は「自分以外の異性と性的関係を持つ」のみで、それ以外の選択肢では女性よりも10~20%低い結果となっていた。
特に「異性と頻繁に親しく2人きりで会う」は、男性と女性で22%もの差が開いており、女性のほうが、浮気の判断基準に「恋愛感情や親密性」を重視している傾向が見て取れた。
男性の回答で注目されるのは「パパ活やママ活で性的関係を持つ」が3番目に高い割合になっている点。男性は女性よりも「性的関係」を重視することがわかる。
■世代・結婚年数からみる浮気の定義の違い
20~50代の世代ごとで浮気の定義について違いがあるのか調べたところ、1番「自分以外の異性と性的関係を持ったら」、2番目「自分以外の異性とキスやハグをしたら」はどの世代も変わらない結果となった。
3番目については「異性に恋愛感情を抱いている様子がみられたら」浮気と回答する人がどの年代も多い印象だが、50代の人は「パパ活ママ活で性的関係を持ったら」浮気と回答する人が他の年代より多い結果となり、年齢が高くなるにつれ恋愛感情よりも性的関係を重視する傾向がうかがえる。
「パパ活ママ活で性的関係を持ったら浮気」と回答する割合は、50代でこそ3番目に多い結果だったが、20代・30代においては以下の3つを選択した回答者数より少ない結果となっている。
40代や50代に比べ、20代30代にとっては、パパ活ママ活での性的関係は浮気とは考えない傾向がみられ、一方で異性との親密性や手を繋ぐなどの性的関係はなくとも恋愛感情のあるスキンシップを浮気と考える人が多く、世代での浮気の定義の違いがみられた。
■結婚年数でみる浮気の定義の違い
結婚年数10年以上と10年未満の人で比較すると、「異性との肉体関係や接触などのスキンシップがあれば浮気」と考える人は、結婚年数の長い人のほうが、より多くみられる。その一方で、「異性に恋愛感情を抱いている様子がみられたら浮気」と考える人は結婚年数での違いはみられず、どの結婚年数の人も4~5割程度の割合で浮気と定義する結果になった。
また、結婚してから1-2年目の人は、「性風俗を利用したら」浮気と考える人が、結婚年数の長い人より多いことがわかった。
17%の人が「結婚後に浮気したことがある」と回答
既婚者の20代から50代の男女約7,000人に「結婚後、浮気をしたことがあるか」と質問したところ、「浮気したことがある」と回答した人は17%程度で、10人に1~2人の割合で「浮気をしたことがある」という結果になった。
男女で比較すると、男性のほうが2倍近くも浮気率が高くなっていた。また、割合でみれば既婚者男性5人に1人以上に浮気経験ありという結果になった。
世代別に比較してみると、浮気率は年齢に比例して高くなる傾向で、40代50代はそれぞれ18%の人が浮気したことがあるという結果になった。
愛情の有無と浮気率の関係
「愛情があって結婚した人」と「愛情はなく結婚した人」の浮気率を比べたところ、愛情はなく結婚した人のほうが、倍近くも「浮気経験あり」という結果になった。愛情はなく結婚した人の中で浮気経験ありは、3割にも上った。
なお、「浮気したことがある」と回答した人に絞り、冒頭で紹介した「相手の行動のうち、あなたが「浮気」と考えるのはどれですか?」の回答結果を調べると、すべての選択肢について浮気を考える割合が非常に低いことがわかった。浮気をしたことがある人は、「自分以外の異性と性的関係を持つ」ことすら浮気ととらえない人が多く、すべての選択肢について浮気認定率は1割~2割未満にとどまった。
配偶者が浮気してると疑ったことはありますか?
既婚者の20代から50代の男女約7,000人に「配偶者が浮気してると疑ったことはあるか」と尋ねたところ、「配偶者の浮気を疑ったことがある」人は16%程度となった。
男女比較すると女性のほうが「疑ったことがある」「浮気したことを知っている」と回答する人が多い結果になった。
世代別に比較すると、若い世代のほうが、「疑ったことがある」という人が多く、平均を上回る結果になった。20代については、「浮気したことを知っている」割合も多い結果となった。







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