三菱自動車は、オールラウンドミニバン「デリカD:5」を大幅改良し、2025年10月30日(木)より予約注文の受付を開始した。ジャパンモビリティショー2025でプロトタイプの参考出品を経て、今冬に発売を予定している。
「デリカ」は、その名前を「デリバリーカー」に由来し、1968年に初代モデルを発売以来、「様々な道路状況において、確実に乗員や荷物を目的地まで運ぶクルマ」として誕生から半世紀以上と長くユーザーに支持されており、初代からの累計販売台数は138万台以上4とロングセラーモデルとなる。
そして現在の5代目となる「デリカD:5」は「ミニバンの優しさ」と「SUV の力強さ」の融合を開発テーマに、優れた居住性と多才な積載性を持ち、かつオフロードからオンロードまでどこまでも行ける機動性・信頼性を合わせ持つ、ユニークなSUV テイストのミニバンとして2007年1月に発売。
そして、2019年2月には大幅改良を行い、エクステリアでは三菱自動車のフロントデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を採用、インテリアでは機能性と上質さをコンセプトに刷新した。
2.2Lクリーンディーゼルエンジンと8速スポーツモードA/Tによる、パワフルかつ静かで滑らかな走りと、電子制御4WDシステムによる高い悪路走破性を実現している三菱自動車らしい唯一無二のオールラウンドミニバン。
さらなる力強さと高い走破性を表現したエクステリア
この新型「デリカD:5」は、フロントグリルとフロントバンパー、リヤバンパーをシンプルで立体感のある力強いデザインとし、リヤゲートでは、「DELICA」ロゴをガーニッシュ内へ取込むことで、リヤゲートパネルをよりシンプルでプレミアム感のあるデザインへと変更。
また、ボディサイドにはワイドで安定感のある足回りと高い走破性を想起させる新採用のホイールアーチモールに加え、力強さを強調しギア感を高めた新デザインの18インチアルミホイールが採用された。
ボディカラーでは、人気のソリッド色調グレーに、光の当たり方によりブルーのハイライトが映る特別なカラーの「ムーンストーングレーメタリック」を採用した「ブラックマイカ」との2トーンを新たに追加し、2トーン5色、モノトーン4色の全9色展開となった。
先進性に加えギア感とプレミアム感が向上したインテリア
インテリアでは、8インチカラー液晶のディスプレイメーター採用による視認性の向上に加え、金属調アクセントを採用したインストルメントパネルにより、先進性に加え、ギア感とプレミアム感が高められた。
また、センターパネルでは、傷つきに配慮したダークグレーとしたほか、シートには「CHAMONIX」で好評を得ているスエード調素材(撥水機能付)と合成皮革のコンビネーション生地を採用し、ステッチを内装各部同様のカーキ色とするなど、より機能的で統一感のあるインテリアとなっている。
さらに、センターコンソール、フロアコンソールの下部にUSB Type-Cをそれぞれ2ポート追加し利便性も向上している。
あらゆる路面での走破性・操縦安定性の向上を実現した走行性能
四輪を自在に制御することで車両運動性能を飛躍的に向上させる三菱自動車独自の車両運動統合制御システム「S-AWC」の搭載により、悪路走破性の向上と、優れた直進安定性、意のままの操縦性を実現した。
また4つのドライブモード(NORMAL/ECO/GRAVEL/SNOW)と、下り坂でも車速を一定に保つヒルディセントコントロールを採用し、路面状況に応じた最適な走行を可能とした。
三菱e-Assistの強化により安全性能、利便性が向上
「衝突被害軽減ブレーキシステム」では、従来の車両と人物の検知に加え、新たに自転車の検知を可能としたほか、「誤発進抑制機能」では、後退時でもアクセルの踏み間違えに対応した。また、前後バンパーに搭載したソナーにより、車両付近の障害物のおおよその位置をメーター表示と音で知らせる「パーキングセンサー」を追加。
「マルチアラウンドモニター」では、従来からカメラ画質を約3倍高め、両サイドビュー+フロントビュー画面や、バードアイビュー+透過フロントサイドビュー画面を追加することで視認性が大幅に向上、さらに移動物検知機能を採用することで、駐車場などでの周囲確認性も向上した。そのほか、前方車両の発進を知らせる「先行車発進通知」を追加するなど、より安全・安心・快適な運転をサポート。
【予約注文特典】
今冬に発売予定日の前日までに成約した人に、ディーラーオプション7万円分(消費税込)をプレゼント。
関連情報:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_d5/special/teaser/
構成/土屋嘉久







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