ほとんど雨を見ない夏が終わったら、今度は雨がちな秋が到来した。この季節は、突然の雨に備えての折りたたみ傘が欠かせない。筆者も常に1本、バックパックにしのばせている。
長傘に比べ、直径が短いうらみはあるものの、折りたたみ傘には軽量・コンパクトという大きなメリットがある。くわえて最近は、高機能をウリにしたものが増え、選択肢も広がっている。
今回紹介する「BALLOT自動開閉折りたたみ傘」もその1つ。多くのユーザーの支持を得ている注目の新製品だ。

形状記憶できれいにたためる
本製品を生み出したのは、福岡市の(株)ASTYONE。主にメンズ向けのアパレルブランド「BALLOT」を擁し、「楽天月間優良ショップ賞」をたびたび受賞している。
「BALLOT自動開閉折りたたみ傘」は、8月末販売開始の同社の新作となる。製品名からして、第一の特徴は自動開閉であること。ハンドル部分のボタンを押すと、中棒(シャフト)が一瞬で伸びるとともに傘が開く。


閉じたとき、中棒はそのままなので、これは手で押し縮めるのは他社製品と同様。ただ、本製品はリバウンドガード機能が備わっており、押し込めの途中で片手を離しても元に戻らず、その時点での長さをキープする。これは意外と大きなポイントで、不意に手の力を緩めてしまって、勢いよく伸び、最初からやり直しを避けられるのは嬉しい。

そして第二の特徴は、傘の折りたたみやすさ。傘には、形状記憶させるヒートメモリー加工が施されており、出荷時のきれいにたたまれた状態に簡単に戻せる。大概の折りたたみ傘は、これができず、しわが寄ってふくらんだ状態になってしまう。これにフラストレーションを覚える方なら、感動するレベルだ。
また、従来の自動開閉できる折りたたみ傘は、(高価格帯のものを除けば)大きさの割に重いという弱点があった。対して本製品は210gと、ダントツに軽量。これは骨組みの素材にグラスファイバーを採用したため。スマホ程度の重さしかないのは、バッグに常備が前提のアイテムとしては及第点といえる。
驚きの撥水性でさっとしまえる
さて、長雨の日に実際に使ってみた。広げたときの傘の直径は約98cm。折りたたみ傘の中にはこれより大きいものはあるが、たたんだ際の小ささと軽さを考えれば、かなり頑張っている。筆者の身長(180cm)でも、風のない日はこれで十分。また、手が荷物で塞がっていても、一本指のワンタッチで開閉できるのは、本当に便利だと実感した。
もう1つ特筆すべきは、撥水性の高さ。JIS規格の撥水テストで、上から2つ目のグレードである4級の評価を受けている。この等級だと、水滴は付着するが、簡単に落ちる。
確かめてみるとそのとおりで、細かい雨滴は傘の上部に残るが、さっと一振りであらかた落ちた。ボタンを押して閉じると、その勢いでほぼ全部落ち、拭かないでもカバンにしまえるくらい。長時間雨を受けても、傘の生地に浸みこまないのもいい。

このように本製品は、折りたたみ傘につきもののプチ不便を解消してくれ、想定以上の好印象。もちろん秋だけでなく、オールシーズンOKなので、 傘の買い替えを考えているなら、プッシュしたい。
なお、「BALLOT自動開閉折りたたみ傘」は、Amazonおよび楽天市場にて販売中。価格は2980円となっている。
・BALLOT自動開閉折りたたみ傘(Amaozon / 楽天市場 / Yahoo!ショッピング)
撮影・文/鈴木拓也
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