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「アサヒスーパードライ」のツマミは『無限○○』ならぬ『有限キュウリ』がテッパンだ!

2025.11.16

 今回のお酒は、いわずと知れた『アサヒスーパードライ』でございます。まぁ日本一売れているアルコール類っつっても過言ではございません。そんな大物商品を、ワタクシ如き下々の民が、ココで取り上げる必要などございませんが、大変だったらしいじゃないですか、アサヒビールもサイバー攻撃されて。 

ずいぶんと出荷状況も回復してると聞きますが、お酒を愛する人間として、やっぱり困ってる時は応援したい。ということでスーパードラァァ~イです。

 ま、味わいは皆さん御存知でしょう。CMの謳い文句通り『冷やすほどにキレ冴える、辛口〈生〉』ってヤツですよ。

↑『アサヒスーパードライ(350ml)』近所のコンビニで237円でした。

 そしてどんなツマミでも合う。しかし、どんなツマミでも合うビールだからこそ、今回のツマミは試行錯誤しましたよ。

 個人的にツマミの理想系って、ちょっとつまんだだけで酒がグビグビッって呑めちゃうタイプだと思ってるんですよ。塩辛みたいヤツ。

 ということで、ちょっとつまむと酒を欲するヤツを開発しました。

 その名も『有限キュウリ』です。

 最近『無限○○』って料理をよく聞くけど、アレだとちょっとつまむと、またつまみたくなるじゃん、酒行く前に。酒より料理ばっかバクバクいっちゃうじゃん。それとは違う、ちょっとつまむと絶対に酒が呑みたくなるツマミですよ『有限キュウリ』。

 ってことで、食材です。

○粉チーズ:量は後述
○食用油:量は後述。写真はオリーブオイルですが、バカみたいに高価格になってるでしょ、今。だから理想はエクストラバージンのオリーブオイルですが、別に他の食用油でもOK。一応、サラダオイルと胡麻油でも試作して、問題ない味になるってことは確認しております!
○本みりん:量は後述。いわゆるみりんには『本みりん』以外に『みりん風調味料』ってのもありますが、これは『本みりん』限定で。お値段はちょっとしますが、本みりんはお酒なんで、食後酒的に呑むこともできる。マジで焼酎と1対1で割って呑むと旨いんで、買っておいて損はない。
○キュウリ:とりあえず一人前なら一本。
○チクワ:チクワも色々な大きさあるんで、写真くらいの大きさのチクワだったら2本。ようするに、キュウリと同じくらいの量ってことです。たまに太くてデカイのあるけど、アレだったら1本ね。
○味噌:量は後述。味噌の種類は好きなヤツで問題ないですが、豆味噌……いわゆる赤味噌は味が濃厚すぎるんで、辞めた方が賢明。なるべく白っぽい色の味噌をオススメします。

 さ! 作る。

↑さっき材料の所で書いたけど、キュウリとチクワはだいたい同じくらいの量で。まぁ「オレはチクワが大好きだ!」って人は別に多くしてもかまわねェけど。

↑わざわざ書くことでもありませんが、キュウリのイボイボが気になる人は、包丁の峰で軽くこすって落としてください。

↑キュウリと竹輪を乱切りにする。

↑『乱切り』ってなに? って人の為にキュウリで説明。まずキュウリの端っこを斜めに切るじゃん。で、切ったら、キュウリを手前に90度回転させる。すると、切った断面が上を向くでしょ? そしたらその断面を斜めに切る。切ったらまたキュウリを回転させる。そしてまた断面を斜めに切るってことを繰り返す切り方。

↑大きめの深さのある皿に、粉チーズ、食用油、本みりん、味噌を全て同量入れる。旧キュウリ一本&それと同量のチクワで作る時は、味噌の量がピンポン玉よりちょっと小さいくらい。あとは「大体このくらいで同量なんじゃね?」って目分量で入れていけば問題なし。

↑それをよく混ぜる。

↑それを電子レンジで加熱する。加熱する時間は600Wでも500Wでも、レンジの中の音を耳を澄まして聞いていると、だいたい20秒過ぎたくらいで「パチッ」みたいな味噌だ油だの混合物が沸騰して弾ける音がするので、最初の「パチッ」って音がしてから5秒くらい経ったら加熱終了。だいたい30秒も加熱すれば必ず「パチッ」といいますが、もし聞こえなくても40秒経ったら加熱を終了した方がいい。焦げるんで。

↑電子レンジで加熱した状態ね。

↑火傷に気をつけて加熱した皿を取り出して、温かいうちに再度よく混ぜる! 粉チーズが溶けるということはないけれど、熱を加えて混ぜると全体的に滑らかな感じになる。あと、味わい的に粉チーズのツンとした味の角が取れる。

↑そこに乱切りにしたキュウリとチクワを全部入れる。

↑これをよく和えたら、なんともう完成です。

 キュウリとチクワなんて絶対に合うじゃん。それにチーズも合うじゃん。でも、普通のプロセスチーズみたいのを使って、この3種を混ぜるとパクパク食い過ぎちゃうんですよ、酒を呑むよりツマミばっかり喰っちゃう。普通に分かりやすく美味しいから。

 ところがこの『有限キュウリ』だと、最初食べた時は「なんか粉チーズの主張が強すぎる!」って感じで、あんまり調和がとれてない印象の味わいなの。だからそんな口中の違和感を洗い流したくなって,スーパードライをキュッといきたくなる。でも一口呑むと、なぜかもう一口食べたくなる味なんですよ、『有限キュウリ』。 調和はとれてないけど、なぜか気になる個性的な味っつうの。味覚の恐いもの見たさといいますか。

 で、また喰う。すると呑む。そんな喰って呑むが何回か続くと、最初は調和がとれてないと思った味が、いつの間にかヤケにクセになってる。なんだか好きになってくる。ここらは、通好みのクセのある酒肴……たとえばホヤとかクサヤとか、そういうのに近いかもしれない。

 ってことで、ちょっと小ぎれいに皿に盛り直してみた。

↑作る時は、混ぜたり和えたりするんで深さのある皿がいいけど、もしキレイに見せたかったら平らな皿に山盛りにするとなんかオシャレ!

 以上『無限○○』に対抗した『有限キュウリ』でした!

文/カーツさとう
コラムニスト。グルメ、旅、エアライン、サブカル、サウナ、ネコ、釣りなど幅広いジャンルに精通しており、新聞、雑誌、ラジオなどで活躍中。独特の文体でファンも多い。

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