受刑者とアーティストが作った12点のアート作品が集結した「PRISONART展」が渋谷で開催

現役の受刑者とアーティストがコラボレートして完成した作品の展示販売会、「PRISONART展」が2025年11月13日から16日まで東京・渋谷モディ4F イベントスペースで開催される。入場は無料。

受刑者とアーティストが共同制作した作品がそろう「PRISONART展」

PRISONARTは、受刑者とアーティストがアート作品を共同制作・販売した売上を社会に寄付することで、受刑者の再犯防止と社会における再犯防止の理解促進を目的とするプロジェクトだ。

第2回となる今回は12 点のアート作品が出品され、売上の一部は前回に続いて能登半島地震で被災した地域に寄付される。

そんな作品たちのベースとなる下絵は、「栃木刑務所（女性）」「松本少年刑務所（男性）」「東京拘置所（男性）」の受刑者が作成した。プロジェクトに共感し「私たちも何か社会の役に立ちたい」との思いで参加してくれたメンバーだ。彼らが描いたひとつひとつの下絵にアーティストが手を加え、12点のアート作品が生まれた。

「受刑者が関わった絵を買ってくれる人が本当にいるだろうか」そんな心配に反し、昨年販売した9作品は即完売。売上から21万6000円を能登に寄付することができたという。

今回の発表に際して運営サイドでは、「このプロジェクトがもっと社会に認知され大きくなっていけば、『受刑者』という存在に対する社会の捉え方もすこしずつ変わるはずです。また罪を犯してしまう人が一人でも減ればいいと願っております」とコメントしている。

■参加アーチスト

■その他の販売商品

＜ポストカード＞

全種類セット：1500円
3枚セット（ランダム）：500円　

＜Tシャツ＞　
6600円（会場で受注販売）

展示会概要

名称：PRISONART展　Vol.2　2025
期間：2025年11月13日〜11月16日
時間：11:00 – 20:00　
場所：渋谷モディ4F イベントスペース　〒150-0041 東京都渋谷区神南1丁目21−3
主催・企画：株式会社小学館集英社プロダクション　協賛・企画協力：伝SHOW 株式会社
協力：一般財団法人ゆめいく　龍谷大学ユヌスソーシャルビジネスリサーチセンター
後援：法務省
料金：無料

関連情報
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構成／清水眞希