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「ラブブ」の一大ブームから読み解く日中韓の〝かわいい〟の違い

2025.11.10

これまで日本の「Kawaii」が世界的に注目を集めていたが、最近では『ラブブ』などアジア圏のほかの国からも人気キャラクターが登場している。

さまざまな”かわいい”をプロデュースしているフリューは、社内調査機関『ガールズ総合研究所』で「日本・中国・韓国の“かわいい”の捉え方」に関する調査を実施して、“かわいい”モノ・コトによって人々が示す反応や文化圏ごとの違いについて日本・中国・韓国で比較した結果を公開した。

それによれば3か国共通で“かわいい”に「幸福感を感じた」が2位にランクインしていた。

“かわいい”と思ったものに「幸福感を感じる」が3か国共通で2位

キャラクターに限らず「“かわいい”と思ったものに対してどんな印象を抱くか」を「あてはまるものはない」を含んだ24個の複数回答選択肢で質問すると、特徴的な結果として3か国共通で「幸福感を感じた」が2位にランクインした。

日本・韓国の1位である「可愛がりたい」は、日本58.0%、韓国56.9%に対して中国は23.3%と30%以上の差があった。中国では日韓と比較して、「気分が晴れやかになった」、「気分が高揚した」、「誰かと気持ちを分かち合いたい」など気分が上がっていることをあらわす回答が多かった。

韓国では「抱きしめたい」や「触れたい」、「手に入れたい」が順位・比率ともに高く、直接的な接触や所有を求める感情が強いが、日本では「眺めたい」が上位で所有欲は少ない傾向があった。

直近1年の推し活経験は中国が74.0%で最高

直近1年の推し活経験を調査すると、中国が74.0%でもっとも多く、次いで韓国72.0%、日本60.0%だった。推し活経験者の満足度は、中国が100%、韓国が97.2%、日本が90.0%で、「非常に満足している」割合は中国がもっとも高い結果になった。

前出の「“かわいい”と思ったものに対してどんな印象を抱くか」に関する調査の回答数や調査結果では、日本は3か国中1番数値が少なかった。日本は“かわいいの判断”や“かわいいに対しての活動”が、中韓よりも“やや消極的”という傾向がありそうだ。

「“かわいい”と思うキャラクターランキング」各国1位は『ちいかわ』、『ナタ』、『クレヨンしんちゃん』

3か国の全体的な人気キャラクターでは、『ちいかわ』関連キャラクター、『ドラえもん』、『ピカチュウ』は共通でランクインしたが、自国・他国のキャラクターが混在していることがランキングの傾向としてあった。

日韓では『サンリオ』キャラクターが強く、上位にランクインしている。各国1位は、日本は『ちいかわ』、中国はアニメ映画興行収入世界歴代1位となった映画『ナタ 魔童の大暴れ』の主人公ナタ、韓国は『クレヨンしんちゃん』だった。

日本だけでなく、中国と韓国にも”かわいい”キャラクターは多数存在する。キャラクターは表面上かわいくても、IPとしてのポテンシャルは破壊力がありそうなので、今後はグローバル市場で”かわいい”の覇権を争う熾烈な戦いが展開されそうだ。

「日中韓”かわいい”比較調査」概要

調査対象者:日本・中国・韓国在住の15歳~35歳女性300名(各国100名ずつ)
調査時期:2025年5月22日~2025年5月28日
調査方法:インターネットリサーチ(国内リサーチ会社パネル、および韓国・中国国内提携先パネル)

出典:「フリューかわいい研究所」調べ

構成/KUMU

30年以上暮らした東京から実家に戻った地方在住フリーライター。得意分野は、ゲーム、アニメ、マンガやIT&デジタル関連など。自宅でリモート取材や自宅作業が増えたので、20年以上ぶりにフル自作PCを作成して活用中。最近の取り組みは、実家で発掘したセガマークⅢ以降の昭和から平成のゲーム機が動くか点検すること。

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