JVCケンウッドは同社が展開するVictorブランドの新ラインアップとして、“木”の振動板を採用したWOODシリーズの完全ワイヤレスイヤホン「WOOD master」を開発。2025年11月下旬より発売を開始する。
価格はオープン価格。予想実勢価格は約4万1800円。カラーはサンバーストブラウンとピアノブラック。主な機能と特徴は以下のとおりだ。
ビクターワイヤレスイヤホン史上最高音質と世界最高クラスのノイズキャンセリング性能を実現
■新開発「ハイブリッドWOODドライバー」の搭載により全帯域の音を忠実に再現

“原音探究”の思想のもと、全帯域の音を忠実に再現するため、業界で初めて、木を原料とするパルプにアフリカンローズウッドを混ぜ合わせた振動板を搭載した「ハイブリッドWOODドライバー」を新たに開発。
同社では振動板の面積が拡大され、サラウンド部は歪みを抑えるよう設計することによりリニアリティが向上。不要な共振も抑制して高音質を実現したと説明している。
さらに、豊かな低音、広いレンジ、高いS/N比を実現するため、イヤホン内部の音響チャンバーを緻密に設計。細部に至るまで徹底的に音づくりを追求することで、艶やかなボーカル再生はもとより、全ての帯域において音を忠実に再現して、美しく心地よいサウンドを奏でるという。
■高性能ICなどにより、世界最高クラスのノイズキャンセリング性能を実現
周囲のノイズに対して忠実なノイズキャンセリング音を生成するため、演算精度と処理速度を向上させるノイズキャンセリング専用の高性能ICや、最適に配置されたS/N比の高いKnowles製マイクなど、高度なノイズキャンセリング技術を結集。
「ハイブリッドWOODドライバー」の解像度の高さとの相乗効果により、世界最高クラスのノイズキャンセリング性能を実現した。

また、音質に影響を与えないよう、その性能を最大限向上させ、ノイズキャンセルをONにした際の音質変化を少なくしたことで、静寂の中での高音質リスニングが可能となっている。
■音楽をより豊かに楽しめる、新搭載を含む当社独自の3つの音響技術
<パーソナライズサウンド>
同社独自のアルゴリズムで、外耳道の音響特性を測定。その個人差に応じた最適な補正を行ない、ユーザー個々に合わせた補正フィルタを生成することで、音質を最適化する。これにより楽曲内の各楽器の音にピントが合い、音像定位がさらに向上し、“WOOD master”が考える理想的な美しい音を体験できるという。

<空間オーディオ>
同社独自の立体音場再現技術「EXOFIELD(エクソフィールド)」(※6)の一部技術を活用した「空間オーディオ」を新たに搭載。音楽スタジオの空間でリスニングしているかのような、臨場感あふれる、自然な広がりと奥行きのある立体的なサウンドを楽しめる。
※6:同社独自の頭外定位音場処理技術。ヘッドホンリスニングでもスピーカーで聴いているかのような音場を、個人特性に応じて再現が可能な技術だ。
<K2テクノロジー>(発売後のファームウェアアップデートにより対応予定)
同社独自のデジタル高音質化技術「K2テクノロジー」は、接続する機器やコーデックに依存せず、オリジナルマスターに迫るクオリティでハイレゾ相当の高音質を再現(※7)。ワイヤレスでも繊細で解像度の高い音質を実現する。
※7:ハイレゾ非対応コーデック(SBC、AAC)で接続の場合
■業界初の自己修復塗装を採用したボディ設計と、防塵・防水性能(IP55相当※8)&3年間の長期製品保証
本体に傷が付いてしまっても時間の経過とともに目立たなくなる自己修復塗装を業界で初めて、本体のトップハウジングに採用。また、雨や水しぶき、砂埃にも強い防塵・防水性能(IP55相当)を備えている。さらに、3年間の長期製品保証も付与しており、長期間、安心して使用できる。
※8:JIS防塵保護等級5級・防水保護等級5級(IP55)相当。イヤホン本体のみ対応。
■同社史上最高(※9)の接続性能により、安定したリスニングを実現
左右独立伝送のBluetooth®標準規格Ver.6.0、Power Class 1(※10)に対応するとともに、接続安定性に特化した新モードを搭載。同社史上最高の接続性能を実現した。これにより、ターミナル駅などの混雑した環境など、接続が途切れやすいシーンでも快適にワイヤレスリスニングが楽しめる。また映像と音声のズレを抑える低遅延モードも搭載しており、動画視聴やゲームにも最適だ。
※9:同社Victorブランドのワイヤレスイヤホンカテゴリーにおいて(2025年11月6日現在)。
※10:本機は2.4Ghz帯の周波数を使用した無線機器です。周囲の環境や建物の構造、電子レンジなど2.4GHz帯を使用する機器や無線などの干渉により、音が途切れる場合や受信距離が短くなる場合がある。
■制作現場の“プロが認めた音”を実現する「Tuned by VICTOR STUDIO」
国内最高峰クラスの設備・技術を誇る「ビクタースタジオ」のエンジニアが音質監修に参加。同社が培ってきた音響設計技術に、スタジオエンジニアの音に対する知見と繊細なこだわりを音づくりに反映させ、プロが認めた“心地よく音楽を楽しめる音”に仕上げられた。そのこだわりの思いを込めて、「Tuned by VICTOR STUDIO」のロゴを付与している。

■最大10.5時間の連続再生(※11)と、充電ケース合計で最大31.5時間(※11)の長時間再生
本体のみで最大10.5時間の連続再生と、充電ケースによるフル充電(21時間 ※11)との合計で最大31.5時間の長時間再生が可能。15分の充電で100分(※11)の再生が可能なクイック充電にも対応している。また、充電ケースは「Qi」対応のワイヤレス充電器で充電が可能だ。
※11:使用条件により変動する。
■高音質&装着感を追求したイヤピースの最新モデル「スパイラルドットPro SF(ストレスフリー)」が付属
クリアなサウンドを実現する同社独自の音質向上技術「スパイラルドット」を採用したイヤピースの最新モデル「スパイラルドットPro SF(ストレスフリー)」を付属。高音質イヤピース「スパイラルドットPro」の繊細な音の再現性を継承しつつ、耳穴にフィットしやすい楕円形状を新たに採用することで、ストレスの少ない装着感を追求している。
なお、本イヤピースは「EP-FX13」として商品化され、11月下旬より発売される予定。価格はオープン価格。予想実勢価格は約2420円。
<その他の特徴>
・スマートフォンアプリ「Victor Headphones」に対応
・長時間の利用でも快適な装着感
・ハイレゾコーデック「LDAC」に対応
・片耳約6.5gの小型・軽量ボディを採用
・AIアルゴリズムによる通話用ノイズリダクション機能により、騒音を抑えたクリアな通話品質を実現
・PCとスマートフォンなど、2台の機器を同時接続できるマルチポイントに対応
・オンライン会議や講義、テレワークなどでも快適に通話できるマイクミュート機能
・片側のイヤホンだけでも使用可能(片側使用の場合、イヤホン本体での操作に制限がある)
・細かな音量調整が可能な92段階のボリュームステップ
主な製品仕様

愛称/WOOD master(ウッドマスター)
型名/HA-FW5000T
カラー展開/-T(サンバーストブラウン)、-B(ピアノブラック)
種類/密閉タイプ
ドライバーユニット /口径10mm
通信方式、出力/Bluetooth標準規格 Ver.6.0 / Power Class 1
対応コーデック/SBC、AAC、LDAC
対応コンテンツ保護/SCMS-T方式
電池持続時間
ノイズキャンセリングOFF/イヤホン:最大10.5時間、充電ケース:最大21時間(計:最大31.5時間)
ノイズキャンセリングON/イヤホン:最大7時間、充電ケース:最大14時間(計:最大21時間)
充電時間/イヤホン:約2時間、充電ケース:約2.5時間
クイック充電/15分の充電で最大100分の再生が可能
質量/イヤホン(片耳):約6.5g、充電ケース:約53.7g
付属品。添付物/スパイラルドットPro SFイヤピース(S/MS/M/ML/L)各2個、充電ケース、充電用USBケーブル、ロゴステッカー
関連情報
https://www.victor.jp/headphones/lineup/ha-fw5000t/
構成/清水眞希







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