ダイレクト型自動車保険を提供するアクサ損害保険は、「47都道府県 ドライバー県民性調査2025」を発表した。
ドラレコ設置率、1位は神奈川県、2位は大阪府、3位は東京都
同調査は、自家用車保有者で月に1回以上運転する全国の20歳~69歳の男女を対象に実施したもの。車の保有・購入時の選び方から、カーライフにおいての節約方法、交通事故防止への意識、運転習慣、都道府県別カーライフあるあるまで、さまざまな質問を行ない、47都道府県のドライバー県民性を浮き彫りにした。
■車の保有・購入時の選び方
・都道府県別の自家用車保有率
まず、自家用車のボディタイプを聞いたところ、「軽自動車」が42.0%で突出して高くなり、「コンパクト・ハッチバック」が17.5%、「SUV・クロカン」が13.5%、「ミニバン」が11.2%、「セダン」が7.5%で続いた。男女別にみると、女性では「軽自動車」は52.9%と半数を超えており、男性(31.1%)と比べて21.8ポイント高くなった。
TOP3に挙がったボディタイプについて、都道府県別にみると、「軽自動車」では1位は高知県(65.0%)、2位は島根県(60.0%)、3位は和歌山県と長崎県(いずれも58.0%)、「コンパクト・ハッチバック」では1位は石川県(29.0%)、2位は埼玉県(26.0%)、3位は神奈川県(25.0%)、「SUV・クロカン」では1位は山形県(21.0%)、2位は北海道(20.0%)、3位は東京都と山口県(いずれも19.0%)という結果になった。
・自家用車の購入金額
続いて、自家用車の購入金額(車両本体価格・税別)を聞いたところ、「100万円~150万円未満」(15.7%)や「150万円~200万円未満」(17.5%)、「200万円~250万円未満」(18.4%)に回答が集まり、平均は247.8万円となった。
自家用車のボディタイプ別にみると、自家用車の購入金額(車両本体価格・税別)の平均は、クーペ(574.4万円)が特に高くなり、SUV・クロカン(389.0万円)、セダン(374.6万円)、ステーションワゴン(339.2万円)、ミニバン(318.0万円)が続いた。
また、都道府県別にみると、東京都(405.6万円)が最も高くなり、神奈川県(347.1万円)、大阪府(317.7万円)が続いた。
■カーライフにおいての節約方法
・自家用車の1カ月のガソリン代
全回答者(4,700名)に、自家用車の1カ月のガソリン代(EVの場合は充電料金)を聞いたところ、「10,000円~15,000円未満」(23.6%)に最も多くの回答が集まったほか、「5,000円~6,000円未満」(15.5%)にも回答が集まり、平均は8,684円となった。
自家用車のボディタイプ別にみると、自家用車の1カ月のガソリン代の平均は、ワンボックス(11,016円)が最も高くなり、ミニバン(10,769円)、セダン(10,461円)、クーペ(10,409円)、SUV・クロカン(10,258円)が続いた。
また、都道府県別にみると、栃木県(11,208円)が最も高くなり、岩手県(10,404円)、山形県(10,065円)、東京都(10,004円)、鹿児島県(9,825円)が続いた。
・自家用車の年間の任意保険料
自家用車の年間の任意保険料を聞いたところ、「30,000円~40,000円未満」(16.1%)や「50,000円~60,000円未満」(17.0%)に回答が分かれ、平均は55,187円となった。
年代別にみると、自家用車の年間の任意保険料の平均は若年層ほど高くなる傾向がみられ、20代では63,347円となった。
自家用車のボディタイプ別にみると、セダン(62,855円)が最も高くなり、SUV・クロカン(62,272円)、ステーションワゴン(58,043円)が続いた。
また、都道府県別にみると、岐阜県(66,164円)が最も高くなり、鹿児島県(63,930円)、東京都(63,789円)が続いた。
・都道府県別のカーライフにおける節約実践率
カーライフにおいて行っている節約を聞いたところ、「安いガソリンスタンドを利用する」(44.9%)が最も高くなった。原油価格の高騰や円安による輸入コスト増加などでガソリン価格が上がり、カーライフのコストが増えていることを受け、なるべくガソリン代を抑えられるよう意識している人が多いことがうかがえる。
次いで高くなったのは、「エコドライブを心がける(急加速・急減速はしないなど)」(33.5%)、「現金一括で購入する」(32.1%)、「会員割引・クーポンを使って給油する」(30.1%)、「洗車は自宅でする」(24.1%)。また、「ネット型自動車保険に加入する」は13.9%と、7人に1人が節約として実践していることがわかった。
上位3位に挙がった項目について都道府県別にみると、「安いガソリンスタンドを利用する」では1位は新潟県と沖縄県(いずれも56.0%)、3位は大分県(55.0%)、「エコドライブを心がける(急加速・急減速はしないなど)」では1位は北海道と奈良県(いずれも43.0%)、3位は愛知県と京都府(いずれも42.0%)、「現金一括で購入する」では1位は愛知県(44.0%)、2位は神奈川県(42.0%)、3位は奈良県(41.0%)となった。
■交通事故防止への意識、運転習慣
・都道府県別ドライブレコーダー設置率
ドライブレコーダーや盗難防止グッズの設置状況を聞いたところ、≪ドライブレコーダー≫では「設置している」が61.6%、「設置していないが、今後設置したい」が27.4%で、多くのドライバーがドライブレコーダーを設置しているほか、まだ設置していないドライバーも設置に前向きであることがわかった。
≪盗難防止グッズ≫では「設置している」が23.1%、「設置していないが、今後設置したい」が42.7%となった。
都道府県別にみると、自家用車に設置している人の割合は、≪ドライブレコーダー≫では1位は神奈川県(82.0%)、2位は大阪府(80.0%)、3位は東京都(76.0%)、≪盗難防止グッズ≫では1位は東京都(47.0%)、2位は大阪府(43.0%)、3位は神奈川県(38.0%)と、どちらも同じ都府県がTOP3に挙がった。
・都道府県別ヒヤリハット遭遇率
次に、もう少しで事故になるところだった状況を意味する“ヒヤリハット”について、遭遇することはあるか聞いたところ、≪歩行者とのヒヤリハット≫では「よくある」が3.9%、「たまにある」が29.6%、「数回ある程度」が43.9%で合計した『ある』は77.4%、「全くない」は22.6%となった。
≪自転車とのヒヤリハット≫では『ある』は76.1%、≪電動キックボードとのヒヤリハット≫では『ある』は19.0%、≪他の自動車とのヒヤリハット≫では『ある』は84.0%となった。
また、≪自損事故のヒヤリハット(電柱・ガードレールに衝突しそうなど)≫では『ある』は56.4%と、単独事故を起こしかけた経験がある人も多いことがわかった。
都道府県別にみると、ヒヤリハットに遭遇したことがある人の割合は、≪歩行者とのヒヤリハット≫では1位は埼玉県(88.0%)、2位は愛知県(85.0%)、≪自転車とのヒヤリハット≫では1位は埼玉県(85.0%)、2位は神奈川県(84.0%)、≪電動キックボードとのヒヤリハット≫では1位は東京都(53.0%)、2位は埼玉県と大阪府(いずれも34.0%)、≪他の自動車とのヒヤリハット≫では1位は神奈川県・新潟県・熊本県(いずれも90.0%)、≪自損事故のヒヤリハット≫では1位は富山県(70.0%)、2位は香川県(66.0%)となった。







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