いまや日常の必需品としてAI機能を活用している人は多いはず。若い世代では、生成AIを使って作成した画像や動画をSNSに投稿する人も増えている。
そこでNTTドコモ モバイル社会研究所は、「生成AI利用意識・行動調査」を実施して、生成AIをどんな端末で利用しているか調べた結果を公開した。
生成AIを利用する端末、10代の約8割がスマホ
生成AIの利用端末 (性年代別)(複数回答)
[調査対象:全国の15歳~69歳の生成AI利用者]
全国の15歳から69歳の生成AI利用者1995人に、生成AIを利用している端末を質問すると、生成AIを使用している人のうち、67%が「スマートフォン」、15%が「タブレット」、52%が「パソコン」という内訳になった。年代別では、若い世代ほどスマホで生成AIを使う割合が高く、10代では約8割がスマホで利用していた。パソコンは、生成AI利用者の中では年齢が高いほど利用率が高くなる傾向だった。
スマホは生成AIの利用用途でも利用率がもっとも高い
生成AIの利用端末 (生成AI利用用途別)(複数回答)
[調査対象:全国の15歳~69歳の生成AI利用者]
生成AIの用途別に利用している端末に関して調査すると、スマホは「プログラム作成」以外のほとんどの用途でもっとも多く使用されていた。ほかの端末では、タブレットは「音楽作成、加工」、「動画作成、加工」の用途が比較的多く、パソコンはさまざまな生成AIの用途で使用されているが「プログラム作成」ではスマホよりも多く利用されていた。
生成AIの利用頻度が高い人ほどスマートフォンで使う傾向
生成AIの利用端末 (生成AI利用頻度別)(複数回答)
[調査対象:全国の15歳~69歳の生成AI利用者]
「仕事・学業」と「プライベート」での生成AIの利用頻度別に、どの端末を利用しているかでは、「仕事や学業」と「プライベート」のどちらでも生成AIをよく使う人ほどスマホで利用する割合が高かった。パソコンやタブレットは、生成AI利用頻度が高いほど利用率が高くなる傾向は見られなかった。日常的に生成AIを利用する人は、スマホを気軽に生成AIを利用できる端末として活用しているようだ。
今回の調査では、日常的にはスマホを利用し、クリエイティブに活用する場合はタブレット、「プログラム作成」などにはパソコンを利用するという使い分けの実態が浮き彫りになった。
「出典:2025年 生成AI利用意識・行動調査」概要
調査対象:全国の15歳~69歳の男女
調査時期:2025年2月
有効回答数:7527
調査方法:ウェブ
サンプリング:QUOTA SAMPLING/性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付
https://www.moba-ken.jp/project/lifestyle/20251020.html
構成/KUMU







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