さまざまな基準やテーマから「街の住みここちランキング」や「住みたい街ランキング」を発表している大東建託は、18万人を超える回答を集めた大規模なブランド調査を行い、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県を対象とした「いい部屋ネット 自治体ブランドランキング2025<東北版>」を発表した。
このランキングは、各自治体の「イメージDI(非居住者の街への良いイメージ)」と「その街の認知度」を指針として「イメージが良い・知名度が高い街(ブランド力)」を元に算出されている。
東北地方の「自治体ブランドランキング」のトップスリーは、1位:宮城県仙台市、2位:福島県会津若松市、3位:岩手県盛岡市だった。1位の宮城県仙台市は、東北の中心都市のひとつでブランド偏差値でも2位に大きく差をつけた。2位の福島県会津若松市は、昨年の8位からジャンプアップしており、今後も注目したい自治体だ。
「自治体ブランドランキング」は、全体的に「住みここち」や「住みたい街」との相関は低く、ランキング上位(=「ブランド偏差値」の高い)には歴史や伝統があり、温泉など観光地として有名な街が多い印象だが、東北地方は仙台市という大都市が1位という結果だった。仙台市は、訪れたことがあると回答した人も37.1%で東北1位を獲得している。
「いい部屋ネット 自治体ブランドランキング2025<東北版>」概要
調査方法:マクロミルの登録モニタに対してインターネット経由で調査票を配布・回収。
回答者:全国47都道府県(対象自治体1890)居住の20歳以上の男女。18万2805名を対象に集計。
[男女比]男性55.2%:女性44.8%
[未既婚]未婚38.3%:既婚61.7%
[子ども]なし42.7%:あり57.3%
[世代比]20歳代8.9%、30歳代16.6%、40歳代22.9%、50歳代26.8%、60歳代18.1%、70歳代6.6%
調査期間:2025年2月21日~2025年3月10日:2025年調査(回答者数:18万2805名)
・調査体制
調査企画・設問設計・分析:大東建託賃貸未来研究所 宗 健(フェロー)
調査票配布回収:マクロミル
・回答方法
全国の自治体(回答者の居住地を除く)の中からランダムに表示し、(1)「住んだことがある」(2)「住んだことはないが訪れたことがある」(3)「良いイメージがある」(4)「悪いイメージがある」(5)「聞いたことがある程度で特にイメージはない」(6)「名前も聞いたことがない」の6つの選択肢から当てはまるものを回答してもらい割合を算出。
ブランド偏差値は、イメージDI(「良いイメージがある」率-「悪いイメージがある」率)✕認知率にて集計。
表中の「訪れたことがある」は、(1)「住んだことがある」(2)「住んだことはないが訪れたことがある」の合計の割合を記載。
https://www.eheya.net/sumicoco/2025/brand
構成/KUMU







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