気温の低下と空気が乾燥してきたことにより、インフルエンザの流行シーズンが到来した。毎年少しずつ変異するインフルエンザウイルスだが、今年はどのような特徴があるのだろうか。
クリニックフォアでは、昨年より1カ月ほど早い全国的なインフルエンザの流行に伴い、感染対策を目的とした受診者が急増している。背景を踏まえクリニックフォアは、最新のインフルエンザ感染傾向を発表したので、詳細をお伝えしよう。
インフルエンザ流行に伴い対策ニーズが急増!10月の受診数は『ワクチン接種』が昨年比約3倍、『予防薬』は約12倍に
現在、クリニックフォアでは、インフルエンザ患者数は前年比3倍超に増加。インフルエンザの感染者数が増加している中、同時にインフルエンザ感染対策を目的とした受診数も急増している。今年10月のインフルエンザワクチンの接種数は、昨年比約3倍に。
さらに「どうしてもインフルエンザにかかれない事情がある」「身近な方がインフルエンザに罹患して、感染したくない」などといった場合の予防として、オンライン診療での『インフルエンザ予防薬』を希望する人の受診者数も昨年比約12倍となっている。
今できる、3つのインフルエンザ対策
1.日常的な対策の徹底
マスクの着用・外出後の手洗い/うがいの励行・適度な湿度の維持・人混みや繁華街への外出を控えるなど基本的な対策を徹底する。
2.ワクチンの接種
インフルエンザワクチンは、インフルエンザの感染を予防する不活化ワクチンで、重症化や合併症のリスクを減らす効果がある。
接種後2週間ほどで免疫効果が現れ、約5か月間持続。13歳未満の子供は、効果を高めるために2回の接種が推奨される。
3.インフルエンザ予防薬
まずは日常の対策やワクチン接種で予防をした上で、身近な人がインフルエンザに罹患し感染したくない人や、試験や出張など大事な予定が控えていて感染したくない事情がある場合の予防として『インフルエンザ予防薬』も有効。
抗インフルエンザ薬を服用・吸入することで、インフルエンザの感染を予防することができ、約10日間効果が期待できる。クリニックフォアではオンライン診療(自由診療)で受診が可能。
※本予防薬は、必ずしも100%感染を防ぐものではない。
※患者の症状や体質、既往歴等により、医師の判断で処方できない場合がある。
今年は『隠れインフル』、インフル・コロナ・RSウイルスの同時感染『トリプルデミック』に注意!クリニックフォア 医師コメント
インフルエンザの流行は、例年11月以降に増えることが多いですが、今年は非常に早く、10月3日には厚生労働省から「全国的な流行シーズンに入った」との発表もありました。
昨年よりも1ヵ月ほど早めのインフルエンザ流行により、早めに対策をとる人が増えたことが考えられます。
「インフルエンザ=高熱」というイメージがありますが、実際には発熱を伴わない“隠れインフルエンザ”の方も少なくありません。
特にワクチン接種をしている方や高齢者、免疫力が落ちている方は、熱が出にくい一方で、強い倦怠感や関節痛、喉の痛みなどの症状だけが現れることがあります。
風邪だと思い放置してしまうと、職場や家庭内で感染を広げてしまうリスクもあるため、体調に違和感を感じた時点で、早めに医療機関を受診することが大切です。
さらに例年、インフルエンザだけでなく、新型コロナウイルスやRSウイルスが同時に流行する『トリプルデミック』が懸念されています。いずれの感染症も発熱・咳・倦怠感など症状が似ており、見分けがつきにくいことが特徴です。
予防と、発熱・咳・倦怠感が見られた場合の早期診断・隔離対応が重要です。
関連情報
https://www.clinicfor.life/
構成/Ara







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