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【Japan Mobility Show 2025】日産が電動スライド式ソーラーシステムを搭載した軽EV「サクラ」を出展

2025.11.08

日産自動車は、2「JAPAN MOBILITY SHOW 2025」の主催者プログラム「Tokyo Future Tour 2035」のFUTURE CITY LIFEゾーンにおいて、軽EV「サクラ」に車載用電動スライド式ソーラーシステム「Ao-Solar Extender(あおぞら エクステンダー)」を搭載したプロトタイプを出展した。

太陽光発電で年間約3,000km走行できることを目指す

この「Ao-Solar Extender」は、日産が開発した電動スライド式のソーラーシステム。ユーザーのEV充電の手間を減らすため、年間最大約3,000km相当の走行に必要な電力を太陽光発電でまかなうことを目指している。

同コンセプトは、経営計画「Re:Nissan」の2つめの柱である“革新を通じてお客さまにより魅力的なソリューションを提供する”取り組みを加速させるものとなる。環境性能と利便性を両立する新たなモビリティの価値を提案し、軽EV市場における日産のリーダーシップをさらに強化する狙いがある。

3年連続国内EV販売台数No.1の「サクラ」は、日常利用に最適な航続距離と、EVのためガソリンスタンドに行く必要がなく、自宅充電か可能な点などが高く評価されている。さらに「Ao-Solar Extender」を搭載することで、太陽光発電が可能となり自動でEVのバッテリーに充電される。

サクラの利用方法を分析した結果、買い物や送迎など近距離利用が中心のユーザーが多く、年間約3,000km相当の発電量があれば、外部からの充電がほぼ不要となるユーザーが一定数いると見込んでいるという。

これにより、自宅充電時の手間や充電費用の節約、容量不足によるブレーカー作動、充電忘れなどのストレスが大幅に低減。また、「Ao-Solar Extender」は太陽光で発電するため、災害時の電源としても使用できる。

走行中は、車体の屋根に搭載されたメインパネルが最大約300Wの電力を生成し、停車時には収納されていた可動パネルが前方にスライドして展開、ソーラーパネルの表面積が拡張する。これにより、発電能力は合計約500Wに達する。

また、展開したソーラーパネルがフロントガラスに照射する太陽光を遮断することで駐停車時の車室内の温度上昇をおさえ、エアコンの消費電力の抑制につながる。ソーラーパネルの格納時はサクラの洗練されたデザインと調和するフォルムにより、空気抵抗を抑えるとともにソーラーパネルの存在を感じさせない自然な外観を実現した。

このプロジェクトは、2021年度の日産社内アイディアコンテストで最優秀賞を受賞した構想をもとに発足した。「Ao-Solar」は日本語の「青空(あおぞら)」と「ソーラー」に由来し、太陽光活用を象徴するとともに、開放感や自然との調和を表現している。

関連情報:https://www.nissan.co.jp/JMS/2025/

構成/土屋嘉久

「CanCam」「Oggi」「Domani」などのファッション誌やサイトの編集に長年にわたり携わりながら、編集プロダクション「ADVOX株式会社」を設立。同時に、広告のクリエイティブディレクター&ライターとしても活動。近年は、DIMEをはじめとする情報誌やサイト、ラジオ番組などで、クルマや家電、美容、健康、グルメ、ファッション情報を発信。さらに現在では、クルマ好きが高じてWワークで超高級スーパーカーブランドにて車両移動する業務に携わり、毎日、フェラーリやランボルギーニ、ポルシェ、マクラーレン、アストンマーチン、マセラティ、ロータス、ベントレー、ロールスロイスなど、様々なクルマの運転を満喫中。

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