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米国上場を見据えるPayPay、日本の決済プラットフォーマーは世界で戦えるか

2025.11.12

今後の展望で予測できるPayPayの4つの変化

PayPayの戦略は、我々のライフスタイルや資産形成にも新たな変化をもたらしてくれるだろう。

・予測1:海外旅行における決済の利便性向上。韓国を皮切りに、アジア各国で財布や両替を気にせず買い物ができるようになる
・予測2:個人の信用評価における決済データの活用拡大。「いつ・どこで・何を買ったか」というデータが、ローンや保険の審査に影響を与える。すでにパーソナライズローンというサービスを同社で開始している
・予測3:各社「経済圏」の競争激化。PayPay経済圏での金融強化によって、楽天やドコモ、auとの顧客獲得競争がさらに激しくなる
・予測4:暗号資産投資の一般化
これまで暗号資産の取引には、専門の取引所に口座を開設するなど、一定の知識が必要であった。しかし、日常的に使うPayPayアプリから購入できるようになれば、より多くの人々にとって暗号資産への投資が身近な選択肢となっていく。

日本のプラットフォーマーは世界で戦えるか

PayPayの米国上場と海外進出、そして暗号資産領域への参入は、単なる一企業の成長戦略に留まらず、日本の巨大デジタルプラットフォーマーが、国内市場での優位性を基盤にし、いかにグローバルな競争へと駒を進めていくか、モデルケースとなれるかの試金石でもある。

決済事業における優位性が、データ収集、ひいては次世代の金融サービスにおける競争優位性につながる。PayPayが実行する戦略は、私たちの「お金」との付き合い方を、根本から変えていく可能性を秘めているともいえる。

文/久我吉史

金融・IT・ビジネス系の記者歴20年超で、現役のビジネスパーソンでもある”複業”記者です。最近のキャリアでは、持株会社での子会社リスク管理や投資M&A関連のリスク管理を行なうリスマネ部長を務めてます。  過去の金融機関や事業会社でのIT企画・経営企画の経験も活かし、”現役”品質と”部下に読んでほしい視点”を大切にした記事制作を心がけています。もちろん最近注目しているのはAI関連のリスクです。

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