小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

米国上場を見据えるPayPay、日本の決済プラットフォーマーは世界で戦えるか

2025.11.12

「キャッシュレス決済」から「デジタル金融PF」へ

出典;BINANCEプレスリリース資料

2025年10月9日、PayPayは暗号資産取引所「Binance Japan」に40%を出資し、持分法適用会社としたことを発表した。今後は、PayPayマネーでの暗ho資産の購入や、Binanceからの出金をPayPayマネーで受け取れる連携を検討中としている。

これは、PayPayが単なるキャッシュレス決済事業から「デジタル金融プラットフォームへ進化する」という明確な意思表示である。7,000万人のユーザー基盤を持つPayPayが暗号資産取引への入口となることで、これまで取引に馴染みのなかった層にも市場を広げる、大きな影響力を持つ動きと言える。

LINE BITMAXの動向が気になるところ

出典:LINE BITMAX

ソフトバンクグループ全体を見渡せば、すでに暗号資産取引サービスがある。Binanceとの提携で、どう整理をつけるのかも気になる。

金融サービスの統合と楽天との比較

PayPayアプリ内では、すでに「PayPay銀行」「PayPay証券」「PayPayほけん」といったサービスが利用可能である。

今回のBinance Japanへの出資は、この金融サービスの統合で、今まで含まれていなかった暗号資産のサービスを加える動きである。

また、すでに、傘下に暗号資産関連のサービスを持つNTTドコモや楽天に劣後しないための措置だともいえる。PayPayは、決済から始まり、銀行、証券、保険、そして暗号資産まで、あらゆる金融サービスを自社経済圏に囲い込む楽天の成功モデルを、より強力な決済基盤の上で実現しようとしているともいえる。

競合する楽天グループでは、フィンテック事業がグループ全体の収益柱となっている。

2025年第2四半期資料では、連結EBITDA1032億円のうち、金融(フィンテック)が599億円と半数超を占める。

SuicaやPayPayと何が違う?JPYC代表に聞く、日本初の円建てステーブルコイン「JPYC」がもたらす決済革命の本質

2025年8月18日、フィンテック企業であるJPYC社が、日本初となる円建て「ステーブルコイン」の発行を金融庁に認可された。これは、日本の金融デジタル化の歴史に…

金融・IT・ビジネス系の記者歴20年超で、現役のビジネスパーソンでもある”複業”記者です。最近のキャリアでは、持株会社での子会社リスク管理や投資M&A関連のリスク管理を行なうリスマネ部長を務めてます。  過去の金融機関や事業会社でのIT企画・経営企画の経験も活かし、”現役”品質と”部下に読んでほしい視点”を大切にした記事制作を心がけています。もちろん最近注目しているのはAI関連のリスクです。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2025年10月16日(木) 発売

DIME最新号は、「2025ヒット商品総決算」特集&「攻殻機動隊」映像化30周年大特集!今年話題を集めたヒット商品をどこよりも早く徹底解剖。DIMEでしか手に入らない「攻殻機動隊」オリジナルカレンダーが特別付録に付いてくる!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。