デジタル旅行プラットフォーム「アゴダ」を運営するAgoda Company Pte. Ltd.は、2025年の年末年始における「ファミリー旅行」に関する検索動向を発表した。
その結果から2025年は、国内外ともに“体験重視型”の家族旅行が増加傾向にあり、国内では東京・沖縄・大阪、海外ではソウル・台北・バンコクなど、家族で楽しめるレジャーやリゾート体験が充実したエリアが人気を集めていることがわかった。
以下、国内と海外それぞれの上位TOP5を紹介する。
国内ファミリー旅行 トップ5
■東京〜短期滞在でも“非日常感”を味わえる
家族で楽しめる多彩な体験がそろう都市。子どもに人気の「東京ディズニーリゾート」や「チームラボプラネッツ」、スカイツリー周辺の水族館・商業施設など、年末年始も幅広い年代で楽しめるスポットが集中。都心のホテルではキッズ向け宿泊プランやビュッフェ付きステイも増加しており、短期滞在でも“非日常感”を味わえるファミリートリップの定番となっている。
■沖縄本島〜三世代旅行の滞在先としても選ばれやすい
冬でも温暖な気候が魅力で、年末年始でも屋外アクティビティを楽しめるのが特徴。美ら海水族館やリゾートホテルのキッズプログラム、文化体験など、親子での学び旅ニーズが高まっている。広々とした宿泊施設が人気で、三世代旅行の滞在先としても選ばれやすい。
■大阪〜“子どもが喜ぶ定番観光”と“食の楽しみ”が融合したエリア
「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」を中心に家族連れの旅行者が集中。道頓堀、海遊館など“子どもが喜ぶ定番観光”と“食の楽しみ”が融合したエリアとして高い人気を得ている。駅近ホテルやミニキッチン付き宿も増えており、短期の都市滞在型ファミリー旅として需要が拡大中だ。
■名古屋〜手軽な2泊程度の年末年始旅行先として人気
中京圏の交通アクセスを活かし、家族でのドライブ旅や鉄道旅の拠点として注目。レゴランド・ジャパンや東山動植物園、リニア・鉄道館など、学びと遊びが融合したテーマ施設が揃う。ホテルではファミリールームや朝食付きプランの需要が高く、手軽な2泊程度の年末年始旅行先として人気を集めている。
■札幌〜ファミリーでの“冬の非日常ステイ”需要が高まっている
雪遊びやイルミネーションなど、冬ならではの体験が魅力。大通公園やさっぽろホワイトイルミネーション、近郊のスキーリゾートなど、子どもと一緒に楽しめる季節イベントが充実。ホテルでは温泉付き・スパ付き宿泊施設の予約が好調で、ファミリーでの“冬の非日常ステイ”需要が高い。
海外ファミリー旅行 トップ5
■ソウル(韓国)〜屋内施設が多く冬でも快適に過ごせる
ショッピング・グルメ・エンタメの三拍子がそろい、親子で楽しめる都市観光が好評だ。ロッテワールドやCOEX水族館など、屋内施設が多く冬でも快適に過ごせるのが魅力。ホテルではキッズルーム完備やコネクティングルーム利用も増加しているという。
■台北(台湾)〜週末+年末年始を活かした“コンパクトな海外家族旅”に人気
近距離旅行先として、週末+年末年始を活かした“コンパクトな海外家族旅”に人気。夜市や文化体験、動物園など子どもが楽しめる要素が多く、街歩き中心の旅行スタイルも手軽。日本語対応施設が多い点も支持されている。
■バンコク(タイ)〜大型ショッピングモールのキッズ向け施設が充実、食事も多様
アクセスの良さとコスパの高さから、家族旅行先として人気。大型ショッピングモール「アイコンサイアム」や「サイアムパラゴン」内のキッズ向け施設が充実し、多彩な食も楽しめる。リバーサイドリゾートやコンドミニアム滞在など、長期滞在型の家族旅にもおすすめ。
■ホノルル(ハワイ・アメリカ)〜年末年始には花火やイベントも多く、特別な思い出づくりに最適
定番のファミリーリゾートとして根強い人気。海や自然アクティビティに加え、ホテルのホリデープログラムやキッズクラブが充実しており、親も子もリラックスできる環境だ。年末年始には花火やイベントも多く、特別な思い出づくりには最適。
■香港〜親子で楽しめる定番観光に加え、西九文化区では学びと遊びも楽しめる
都会の活気と自然の魅力を併せ持つ人気ファミリー旅行先。ビクトリア・ピークの夜景やスターフェリーなど、親子で楽しめる定番観光に加え、香港ディズニーランドやオーシャンパークなど子ども向け施設も充実。飲茶などのローカルグルメ体験や、西九文化区など新名所での学びと遊びも楽しめる。
<データについて>
アゴダは、2025年9月20日から10月20日の期間に、日本の子ども連れ旅行者(1名以上)によって行なわれた、2025年12月15日から2026年1月15日までの年末年始期間のチェックインを対象とした検索データをもとに、宿泊施設の検索傾向を分析した。
Photo by :Andreas Johansson on Unsplash
構成/清水眞希







DIME MAGAZINE












