8. 口コミと実体験が旅先決定の鍵:デジタル時代の信頼回帰
旅先を決める際には、聖地巡礼(27%)、自分の過去の旅行経験(25%)、友人・知人からの口コミ(24%)や、ソーシャルメディア(24%)を重視していることがわかった。
メディアや旅行ブログ(20%)、AI(5%)を押さえ、「実際の人の声」「自分の興味」を信頼する傾向が強いことが判明。
デジタル時代にあっても「人の声」と「実体験」など、信頼できる情報源を求める傾向が強く、今後のコミュニティ形成やユーザー体験の共有が重要になる可能性が読み取れる。
9. 楽しい旅を最も重視:ポジティブな旅行観
日本の旅行者は、グローバル平均と同様に「リチャージ(充電)」を旅の目的として最も重視していたが、「楽しさ」を求める割合も他国よりも高いという特徴がある。
一方、世界的には、「リラックス」や「人混みを避ける」といった静かで自分を取り戻すウェルネス旅行が人気を集めており、日本とは異なるトレンドが見られた。
旅行で重視する感情・体験(日本)
1. リチャージ(充電)できる:46%
2. 遊び心が湧いてくる:33%
3. 心地よく過ごせる:29%
4. 解放感を味わえる:20%
5. アドベンチャーを感じる:13%
旅行で重視する感情・体験(グローバル)
1. リチャージ(充電)できる:51%
2. 解放感を味わえる:37%
3. 心地よく過ごせる:30%
4. 遊び心が湧いてくる:28%
5. 人とのつながりを感じる:27%
世代別の特徴:世代によって異なるスタイルで旅を楽しむ
Z世代(18-24歳)
・67%が「もっと旅行したい」と回答(グローバル平均: 74%)
・海外、特にヨーロッパへの関心が高い
・SNSで旅先を探す割合43%(ベビーブーマー世代: 14%)
・計画的で、経済的な堅実さも併せ持つ
ミレニアル世代(25-34歳)
・混雑していない場所への興味が最も高い
・サステナブルな旅行への関心が強い
・第二の都市への関心が高まりつつある
X世代(35-54歳)
・45-54歳は歴史的な場所への関心が高い
・文化体験を重視
・バランスの取れた旅行スタイル
ベビーブーマー世代(55歳以上)
・国内旅行を中心に計画
・ユニークな体験、文化に興味が高い(36% / 日本平均:31%)
全世代の共通項
日本の旅行者は世界の旅行者に比べて調査の回答で「わからない」という回答が多い傾向がわかった。これは選択肢がわからない、情報源が足りないということかもしれない。
Omioはさらに円安などのハードルを乗り越え、楽しく、お得に、旅をしたいという思いを実現できるよう、様々な情報やサービスを皆様に提供し、「旅をする日常」の実現に寄与していくとのこと。
調査概要
調査レポート名:NowNext ‘25
調査主体:Omio(オミオ)
調査会社:YouGov
調査対象:日本、オーストラリア、ブラジル、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリス、アメリカの成人10,555名(うち、今後1年以内に旅行する可能性がある9,373名を分析)
調査期間:2025年8月6日~25日(オンライン調査)
構成/Ara







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