ナイキは、100%繊維廃棄物から作られた「クーリング テクノロジーAero-FIT パフォーマンス アパレル イノベーション」を発表した。
空気の流れを導き過酷な環境下で最大限のパフォーマンスを発揮するナイキのクーリング テクノロジーの最高峰
今日のアスリートは、より高温多湿の環境下で競技に臨んでいる。ナイキは、「Aero-FIT パフォーマンス クーリング テクノロジー」の導入により、どんな状況でもアスリートが活躍できるようサポートする。
Aero-FITは単なるパフォーマンス用アパレルではなく、クーリング・イノベーションの最高峰として、従来のナイキアパレル素材の2倍以上の空気の流れを導き、高温多湿の過酷な環境下でもアスリートが⻑時間、激しいプレーを続けられるようサポート。
この先進的なテクノロジーは、2026年最大のスポーツイベントでナイキがサポートする各国サッカー代表チームが着用するキットとして世界デビューを果たし、その後はナイキのスポーツ プロダクト戦略に広く取り入れられ、世界中の幅広い競技に励む多くのアスリートに通気性を高めるためのイノベーションとして展開されている。
アパレル&アドバンスド デジタル クリエーションスタジオ・イノベーション担当VPのジャネット・ニコルは次のように話す。
「ナイキの使命は、アスリートをより良くすることですが、この画期的なAero-FIT テクノロジーは、高い機能性と大規模なサステナビリティ実現の両面で、業界をリードするアパレル イノベーションの未来を描いています」
Aero-FITは、肌と生地の間により多くの空気を通す設計で、発汗効率を高め、試合がヒートアップした時にもアスリートの身体をドライに保つ。
楕円形のメッシュのゾーンが特徴的な外観を生み出し、軽量なメッシュは体温がこもりやすい部分の空気の流れを高める。
これらのゾーンは見た目だけではなく、ピッチやその他の競技場におけるパフォーマンスにあわせて通気性を高めるチャネルとして機能するもので、体熱調整もサポート。
「私たちはデータにこだわり、空気が身体の周りをどう動くかを分析し、その空気の流れをスポーツごとのデザインにマッピングしました」とニコルは語る。
Aero-FITは、ナイキの⻑年にわたる気候を意識したデザインへの取り組みと、体温調節および循環性の分野における現代の飛躍的進化の賜物だ。
そのようなアスリート主導の科学的根拠に基づくサステナビリティ重視のイノベーションは、一時的なものではなくムーブメントであることを証明している。
その流れを汲んで、Aero-FITは100%繊維廃棄物から作られたナイキ初のエリート パフォーマンス アパレルとして実現した。
これはバージン素材と同等の品質の再生ポリエステル糸の生産を可能にする循環プロセスである、高度なケミカル リサイクルにより可能になった。
このサステナビリティにおける飛躍的な進歩に加え、Aero-FITはスポーツ科学、コンピュテーショナル・デザイン、先端的生産技術が融合したナイキの包括的イノベーション システムから生まれた。
ナイキのデザイナーは、ヒートマッピングや動きのデータを用いて糸の調整やメッシュの配置など、Aero-FITのあらゆる要素を設計。
さらにデジタル設計図を活用し、アスリートの生理学や生体力学的情報をウェアに落とし込んだ。すべての工程においてステッチレベルの精度で開発され、ブランド最高レベルの技術基準に沿って動作検証が行われている。
「来年の夏に着用されるジャージが試合中ずっと軽く、自由で、快適に感じられるであろうことを非常に誇りに思います」とニコルは話す。「この快適さにより、アスリートが90分を超える試合中も競技に集中しやすくなるでしょう」
構成/Ara







DIME MAGAZINE

















