第一三共ヘルスケアは2025年10月22日、「全国統一 セルフケア検定」を公開した。これは正しい健康情報をクイズ形式で楽しく学べるWebコンテンツ。当日には公開記念イベントを実施し、ゲストの鈴木福さんと学生らがセルフケアクイズに挑戦。互いの知識を競い合った。
第一三共ヘルスケアが取り組むサステナビリティ活動
第一三共ヘルスケアは今年6月、サステナビリティ活動の新たなコンセプト「Wellness for GOOD」を宣言。「100年後も人と社会と地球が健やかであり続けるために」というステートメントを定め、「People-人-」「Society-社会-」「Earth-地球-」の3つの領域において取り組みを実施することを発表した。
今回の「全国統一 セルフケア検定」は、「People-人-」に位置づけられる活動。この領域では一人ひとりの体と心の健康や暮らしをサポートするためのアクションとして、「セルフケアアカデミー」を実施しており、実際に学校に赴いて行なう出張授業と、メタバース空間で学べる教育コンテンツを提供する。この「セルフケアアカデミー」の取り組みとして、新たに「セルフケア検定」が加わる。
今回の検定を進めるに当たって、Z世代が直面する課題についての調査を実施。それによるとZ世代(15~29歳)はSNSなどを通じて情報に触れる機会が多く、その情報を信じやすい傾向が、ミドル世代(30~50代)よりも高いことがわかった。なお調査結果は「Z世代セルフケア白書 2025」として発表されている。
誤情報に接触した人の中には、実際に健康被害に遭った人も。そのため若年層における正しい情報の普及やセルフケアの理解促進の必要性を強く感じ、自身の“セルフケア力”を手軽に確認できるWebコンテンツ「セルフケア検定」を公開した。
公開記念イベントに登壇した同社の岩城純也さんは、この検定を通じて実現したい3つのことを語った。「1つ目がセルフケアを身近に感じてもらいたいということ。2つ目が正しい知識を知ってもらうこと。そして3つ目がセルフケアを自分ごととして捉えてもらうことです。私たちはセルフケア検定を通じて、セルフケアを日々の生活の中で当たり前のように採り入れる世の中になって欲しいと考えます」と告げた。
自身のセルフケア力を確認できる「セルフケア検定」
「セルフケア検定」は薬の知識、食事、運動、生活習慣、美容の5つのカテゴリで構成される。パソコンやスマホから無料で受験でき、全15問の設問に答えることで、自身のセルフケア力を確認できるというもの。結果は解説付きで、パラメータの形で自身の得意、不得意といった傾向についても表示される。検定結果に応じて17タイプのキャラクターに分類されるのも楽しい。
公開記念イベントではゲストの鈴木福さんと、出張授業でセルフケアについて学んだ現役高校生3人がセルフケア検定対決。本イベントのために用意したクイズ5問に挑戦し、その正解数を競った。
結果は両者とも全問正解で引き分け。朝の情報番組のパーソナリティーを務める鈴木福さんは結果を聞いて、「負けなくて良かったです。答えが揃っていたので僕も安心しました」とホッとした様子。一方、学生らも「まさか全問正解できるのは思っていなかった」「最後の問題が難しかった」と感想を語った。
イベントで出題されたのは以下の5問。鈴木福さんや学生らのように全問正解できるかどうか、回答を考えてみて欲しい。ちなみに筆者は1問間違ってしまった…。解答は本記事の最後に示す。
●セルフケア検定対決の問題
Q1 薬の飲み方の「食前」とはどのタイミングでしょう?
A 食事のおよそ30分前まで
B 食事のおよそ1時間前まで
C 食事のおよそ2時間前まで
Q2 日本人が歯を失う原因で最も多いといわれているのは何でしょう?
A むし歯
B 歯周病
C ケガ
Q3 筋トレの効果として正しいものをすべて選んでください。
A 疲れにくい体になる
B 免疫機能が高まる
C 気分が安定する
Q4 洗顔する順番で正しいのは次のうちどれでしょう?
A 額→あご→ほほ→目元
B ほほ→あご→額→目元
C 目元→額→ほほ→あご
Q5 市販薬のビンの中に入っている透明な詰め物の役割は?
A ビンの中の薬を清潔に保つため
B 輸送時に中の錠剤が割れないようにするため
C 遮光性があり、薬の劣化を防ぐため
「セルフケア検定」を受験して鈴木福さんが感じたこと
その後のトークセッションでは、鈴木福さんが実際に「セルフケア検定」を受験してみた感想を語った。「サクッと短い時間でできるし、ちょっとこれ迷うなみたいな問題もあって、面白い内容でした。解説もあるので、自分の知識の振り返りにもなって、新しい発見もありました」。ちなみに結果は全問正解で、キャラクターは「セルフケア賢者」だったそう。
鈴木福直伝セルフケア術を問われると、「より丁寧に」とフリップに記入。「手洗いやうがい、歯磨き、洗顔など、普段、習慣化していることを、より意識して丁寧にやっていくことが、セルフケアとして大事なんだと感じました」と語った。
なお今回の「セルフケア検定」の公開を記念して、現在、「検定結果シェアキャンペーン」を実施中。検定結果を「X」でシェアすると、抽選で50名に第一三共ヘルスケアの製品詰め合わせセットが当たる。応募は成績表ページの「検定結果をシェアする」から「X」を選択して、「#セルフケア検定」を付けてポストすれば完了。応募は2025年11月28日17時までで、このキャンペーン期間中のみ、全国ランキングが表示される。興味のある人はこの機会にぜひ挑戦してみよう。
●セルフケア検定対決の解答
Q1:A、Q2:B、Q3:A・B・C、Q4:A、Q5:B
取材・文/綿谷禎子 撮影/木村圭司







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