好きな人やキャラクター、モノなどを思い思いの形で応援する「推し活」。
株式会社CDGと推し活メディアを運営する株式会社Oshicocoが設立した「推し活総研」が2025年に実施した調査によると、回答者の約17%が何らかの「推し活をしている」と回答したという。これは日本の人口に換算してみると約1400万人になる計算。
ひとりで密かに楽しむも良し、同好の仲間と盛り上がるも良し。その楽しみ方に決まりはない。
誰にもバレずに推したい!密かに流行する「ステルス推し活グッズ」の正体
アイドルやスポーツ選手などを応援するファンから、アニメやゲームキャラクター、声優、近年はその対象は神社仏閣などエリアやスポットなどにまで広がっている「推し活」。…
そんな中、東京ドームホテルが開業25周年を記念して、株式会社Oshicocoとの初コラボレーション企画として2025年6月1日(日)からゲストが部屋を好みアレンジできる「夢の推し活ルーム」の宿泊プランをスタートさせている。
実は東京ドームホテルでは、これまでも推し活に役立つアイテムを揃えたり、推し色ドリンクを提供したりするなどのプランを提供していた。しかし、東京ドームでライブが開催される日以外の利用が比較的少ないのが課題だったという。
そこで今回の推し活ルームでは、宿泊客が持ってきたものを飾って撮影できるように内装を改装。推しの写真やアクリルスタンドなどを飾ったり、フォトスポットにしたりして部屋を自分なりの世界観でアレンジできるようにした。
ベッドサイドに設置されたミニカーテン付きの額縁やポスターや写真を、祭壇にアクリルスタンドを置いたりして部屋を飾れる。
昨今の推し活では、友だちと推しのグッズを持ち寄ってかわいい空間に集まり、映える写真を撮ってお祝いする「本人不在の生誕祭」というのが人気を集めている。
この部屋であれば「祭壇」に推し活グッズ置いて共に写真を撮ったりして、SNSにアップしたりと、推しのライブ開催日以外にも、ゲストの好きなタイミングで推し活を楽しむことができるようになっている。
推し活ルームのこだわりは、写真をより映えさせる空間づくり。家具の配置からデザイン、昼夜問わずキレイに撮影できる照明など工夫が凝らされている。例えば、部屋は東京ドームを背景に写真が撮れる家具配置、鏡越しの撮影でも映えるデザインなどが施されている。つまり、限られた空間の中で、非日常の体験を通して推し活を実行できるようになっているのだ。
コロナ禍以降広まってきた、観光地を巡るのではなく、ホテルでの滞在そのものを楽しむ旅行スタイル=ホカンスで東京ドームホテルでの推し活時間を過ごしてみてはどうだろうか。
文/松尾直俊







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