 
						いまや情報収集や人との交流に欠かせなくなったSNSだが、利用することによる好影響と悪影響の両面があるだろう。特に若い世代は、SNSを使うことが当たり前の人が多く影響も大きそうだ。NTTドコモ モバイル社会研究所は、『X』、『Instagram』、『Facebook』、『TikTok』のいずれかを利用しているSNS利用者を対象に、SNSを利用することによる幸福感の変化を調査した。それによれば10代の約7割は、SNSを使うことで幸福度が増すと回答している。
若い世代ほどSNSで幸福感が増すと感じる
・「SNSを利用すると幸福感が増すと思う」に対する回答 [%](性・年代別)
[調査対象:全国・15歳~59歳・SNS利用者・n=4031]
10代から50代のSNS利用者にSNSの利用で幸福感が増すか質問すると、「そう思う」、「まあそう思う」と回答した人が全体の約4割という割合になった。性別では、男性よりも女性のほうがSNSによる幸福感の増加を感じる割合が高く、年代別で見ると若い世代ほどSNSによって幸福感が増すと思う割合が高かった。10代では約7割がSNSの利用によって幸福感が増していると感じていた。
人との交流が目的のSNS利用は幸福感が増す
・「SNSを利用すると幸福感が増すと思う」に対する回答 [%](SNSの利用目的別)
[調査対象:全国・15~59歳・SNS利用者・n=4031]
10代から50代のSNS利用者に、SNSの利用目的の違いで幸福感が増す割合に違いがあるか質問すると、「面識のない人と交流する」、「面識のある友人の近況を知る、交流する」、「著名人の近況や意見を知る、交流する」、「推しのことを知る、交流する」を目的としている人の約半数がSNS利用で幸福感が増すと感じていた。人との交流を目的としている人は、SNSの利用で幸福感が増すと感じる割合が高いことが浮き彫りになった。「自分の近況や考え、気持ちを発信する」、「教養や勉強のために利用する」などについても約半数がSNSの利用で幸福感が増しているようだ。
人との交流以外では、「ニュースの情報を得る」や「趣味や娯楽の情報を得る」といった情報収集を目的とする人や「暇つぶしに使う」と回答した人は、SNSの利用で幸福感が増すと感じる割合が低いこともわかった。SNSでは、情報収集よりも人と交流によって幸福感を得られていることが多いようだ。
「2025年 SNS利用者行動調査」概要
調査対象:全国の15歳~59歳の男女
調査時期:2025年2月
調査方法:ウェブ
有効回答数:4031
サンプリング:QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)
・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付し、『X』、『Instagram』、『Facebook』、『TikTok』のいずれかを利用している人のSNS利用率を調査。調査結果からSNS利用者比率に比例して再割付を実施。
※「推し」は「好きな有名人やアイドルのこと」として聴取
※SNSの利用目的は複数回答で聴取
https://www.moba-ken.jp/project/lifestyle/20251009.html
構成/KUMU
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