スズキは、2024年11月にイタリア・ミラノで開催された「EICMA 2024(ミラノショー)」で発表したデュアルパーパスモデルの新型「DR-Z4S」およびスーパーモトモデルの新型「DR-Z4SM」を日本で発売する。
この新型「DR-Z4S」は、街乗りやワインディングなどのオンロードから本格的なオフロードまで幅広く楽しめるデュアルパーパスモデル。一方、新型「DR-Z4SM」は、「DR-Z4S」の走行性能を活かしつつ、日常使いからサーキット走行まで多様なライディングを楽しめるスーパーモトモデル。
新搭載の電子制御システムS.I.R.S.(スズキインテリジェントライドシステム)には、G(グラベル)モードを含むSTCS(スズキトラクションコントロールシステム)、SDMS(スズキドライブモードセレクター)、解除モード付ABSを採用し、ライダーのスキルや路面コンディションに応じた多様なライディングが可能となった。さらに、アグレッシブなスタイリングデザインに加え、LED灯火類やLCDメーターを備え、先進的な外観となっている。
「DR-Z4S」「DR-Z4SM」の主な特長
■デザイン
・マシンの進化と存在感を具現化した、アグレッシブでフレッシュなスタイリング
・俊敏な走りを強調する水平基調のサイドライン
・シャープでフラットなラインを強調し、余分な要素をそぎ落とした本格的なギアであることを表現
・ハイビームとロービームの切り替えができるコンパクトな「バイファンクションLEDヘッドランプ」を採用
■装備
・新搭載のSDMS(スズキドライブモードセレクター)は、スロットルレスポンスの特性が違う3つのモードを設定。最もシャープな「モードA」、適度な「モードB」、マイルドな「モードC」とし、走行シーンや路面状況、好みのライディングスタイルに合わせて選択が可能
・「フューエルインジェクションシステム」を採用し、電子制御スロットルと合わせて、始動性や加速性を向上
・操作力軽減と減速時の車体安定性の向上に貢献する「スズキ・クラッチ・アシスト・システム」を採用
・「DR-Z4S」はオフロードでの使用を想定したフロント21インチ、リヤ18インチの「IRC製TRAIL WINNER GP-410」を採用
・「DR-Z4SM」はスーパーモトのポテンシャルを最大限引き出す、前後17インチの「ダンロップ製 SPORT MAX Q5A」を採用
■エンジン/車体
・398cc水冷4サイクル単気筒DOHCエンジンを搭載し、最新の排出ガス規制に対応しながら走行性能を向上
・新設計のシリンダーヘッドの採用により、低回転走行時の粘り強さ向上と高回転域の出力向上を実現
・「デュアルスパークプラグ」を採用し、エンジン全域での燃焼効率とパフォーマンスを最大化
・新設計のピストンとクランクケースでメカニカルロスを低減し、スムーズな出力特性と高い燃費性能を両立
・車体には新設計の「スチールパイプ製セミダブルクレードルフレーム」を採用
【年間目標販売台数】
DR-Z4S 400台(日本国内)
DR-Z4SM 800台(日本国内)
【メーカー希望小売価格】
1,199,000円(税込)
関連情報:https://www1.suzuki.co.jp/motor/
構成/土屋嘉久







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