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「GLP-1薬」の認知度、日本はわずか10%で世界30か国中29位

2025.10.26

インスリンの分泌を促進させて血糖値を下げるほか、食欲抑制の効果も期待できるGLP-1薬。このGLP-1薬について、世界各国の人々の何割が認知しているのだろうか?

イプソスはこのほど、日本を含む世界30か国23,172人を対象に、医療制度や健康課題に関する意識調査を実施した結果とまとめた「医療サービスレポート2025」を公開した。主な調査結果は以下の通り。

GLP-1薬、日本での認知はわずか10%で世界30か国中29位

日本におけるGLP-1薬(オゼンピック、ウィゴビー、ゼップバウンド、リベルサス、マンジャロなど)の認知度は10%、30か国中29位となった(グラフ1)。世代別では、ベビーブーマー世代4%、Z世代17%と若い世代ほど認知が高く、明確な世代差が見られた(グラフ2)。

グラフ1:イプソス「医療サービスレポート2025」

GLP-1薬に関する情報源をみると、若年層ではSNSを通じて情報を得る割合が高い一方で、年長層では医療専門家からの情報が中心となっていた。

Z世代(45%)、ミレニアル世代(52%)、X世代(57%)がSNSから情報を得ているのに対し、ベビーブーマー世代ではわずか8%にとどまり、52%が医療専門家を情報源としていた(グラフ2)。特に若年層では、「マンジャロ」などを中心としたSNS上での話題性が、認知拡大の背景にあると考えられる。

グラフ2:イプソス「医療サービスレポート2025」

■最大の健康課題はメンタルヘルス

自国で人々が直面する最大の健康問題として、45%がメンタルヘルスを挙げた。これはがん(41%)、ストレス(31%)、肥満(25%)を上回っている。メンタルヘルスを重大な問題とみなす割合は、2018年の27%からパンデミック期間中に大きく上昇した。

■ワクチンに対する一般的なサポート

平均して、61%が重篤な感染症に対する予防接種を義務付けるべきであることに同意している。

■全体的に質の高い医療が提供されている

10人に4人(43%)が、自国で受けられる医療の質を「良い」と評価している。受けているケアが貧弱であると評価しているのはわずか22%だ。マレーシア人は最もポジティブ(75%が良いと答えている)、ハンガリー人は最もポジティブではない(12%が良いと言う)。

ケアが改善されるのか悪化するのかを尋ねたところ、今後数年間で医療が改善されると考えているのはわずか28%となった。

<調査概要>
調査方法:イプソス グローバルアドバイザー調査プラットフォーム 、IndiaBus プラットフォームを使用した対面・オンライン調査
調査対象: 世界30か国23,172人
インドでは18歳以上、カナダ、アイルランド共和国、イスラエル、マレーシア、南アフリカ、トルコ、米国では18~74歳、タイでは20~74歳、インドネシアとシンガポールでは21~74歳、その他の国では16~74歳

出典元:イプソス株式会社

構成/こじへい

Author
1986年、神奈川県生まれ。ライター歴は15年目で、現在は主にPR、芸能、YouTube関連の記事を執筆しています。

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