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水道水でウイルスを99.9%除去!?話題の空気清浄機「moya」を半信半疑で使ってみた【実機レビュー】

2025.10.25

感染症対策が水道水でできちゃうの…?

気温の変化が激しいせいか、それとも過労や疲労のせいか、最近めっぽう体が弱い。すぐに風邪をひいて医者にかかるようになった。保育園に通う息子も、すぐに風邪をもらってくる。噂に聞いてはいたが、想像以上だ。

締め切りに追われる毎日を過ごしているので、体調不良で1日でも稼働日を奪われるのは正直辛い。でも体も辛い、というわけで後日の自分にタスクをのせるわけだが、そうするとまた疲労が溜まって免疫が落ちて…と悪循環である。

手洗いうがい、マスクなどは基本として、もっと対策をしておきたい。そこで、「水道水で空気中のウイルスを99.9%以上除去する」と謳う「moya」を試すことにした。

見た目はスタイリッシュな空気清浄機といった感じ。「99.9%以上」などと言われると、穿った見方をついしてしまうのだが、果たして使用感はどうだろう。

シルバーの筒状のボディ。リビングに置いても様になる。

ゼネコン・安藤ハザマの技術研究所が共同研究開発

試したのは小型モデルの「moya Craft(6万9800円)」。水道水をタンクに注ぎ入れて電源をオンにするだけで、空気中のウイルスを減らしてくれるらしい(しかも加湿モードも搭載)。

その仕組みについてメーカーは、「水道水を注ぐだけで高純度の純水を生成し、0.05~0.5μmの微細なミストを空間に届けます。浮遊ウイルスを99.9%減少性能に加え、高いデザイン性と静音性を併せ持っています」としている。

繰り返すが、「本当に?」と疑いたくなる。なお、この計測は安藤ハザマ技術研究所で行われ、JEMA【一般社団法人 日本電機工業会】の附属書Dの基準に準拠しているという。

moyaの試験報告書はWebページで公開されている。

3つのユニットでできたシンプルな構造

さて、moya Craft本体を詳しく見ていこう。シンプルなシルバーの筒状というのは先に触れたとおりだが、ユニットが少なく、ユーザフレンドリーなのもmoya Craftのいいところ。

本体、フィルタ(IonCellカートリッジ for moya Craft)、水のタンク、と大きく3つのユニットに分かれるだけだ(厳密には上蓋と排水溝の蓋もある)。

なお、IonCellカートリッジ for moya Craftは長くとも6カ月を目安に交換することが推奨されている。価格は6930円。

説明書がなくても直感的に使えるミニマルさ。
ユニットを外した状態で中を覗き込むと内部構造が見える。これまたシンプルな見た目だが、「ウルトラマイクロミスト生成ユニット」「ネブライザー」などが搭載されている。

天面の蓋は1枚のステンレスプレートだ。本体の上に置いたときは指で押すことで簡単に取り外せる。しかし、うっかり床などに置くと取るのがなかなか大変なので注意したい。

カラーはブラックとホワイトをラインアップし、筆者はホワイトを選んだ。ここは少し後悔ポイントで、ホワイトのプラスチックと全体を覆うステンレスの組み合わせがややチープに感じてしまった。

ちなみに、ステンレス素材のボディは静音性にも貢献している。特許構造も相まって、その騒音は約32dB。これは「ささやき声」程度の音量なので、寝室に置いても快適に使用可能だ。

加湿モードをオンにするとミストが発生。ただし常温のミストなので、子どもやペットがいる環境でも安心して使える。

アプリで細かなコントロールも

moya Craftは、吸水して電源を入れるだけでも使えるが、スマホアプリとの連携による細かなコントロールにも対応する。部屋の広さを指定し、モードを選べば、その空間に最適化。水もIonCellカートリッジ for moya Craftの無駄な消耗もなくなるはずだ。

曜日や時間などのスケジュール設定もできるので、たとえば睡眠中、あるいは帰宅の少し前から稼働するようにしておくと、より効果的な活用ができるだろう。

極めて簡潔なアプリのUI。製品の設計と同じく、シンプルさでユーザビリティが高まっていると思う。

設計から生産に至るまで、すべて日本で行われているのも注目。昨今、電化製品で日本生産というのも珍しい。メーカーの「目に見えない空気を整えるものだからこそ、細やかな気配りと誠実なものづくりを大切に」という哲学からくるスタイルだ。

moya Craftを使い始めて、「すっかり元気になりました!」とか「毎日快調です!」とか、当然ながらそういった目に見えた効果が出るデバイスではない。この冬を通して筆者の体調不良率をどれだけ減らせるかによって、以降の評価を決めていきたい。

しかし一方で、使用感やデザイン性は現在時点で太鼓判を押す。空気清浄機や加湿器の買い替えを検討している人にとって、有料くな新強い選択肢が登場したのは間違いない。

製品貸与●プルガティオ

文/関口大起(https://x.com/t_sekiguchi_

副業ライター。本業は某専門誌の副編集長。商社→制作会社→出版社と渡り歩いてきたキャリアと趣味の知識を活かし、多様なジャンルの記事を執筆。メインは、デジタルガジェットのレビュー、クリエイター(主に漫画家)/著名人へのインタビュー。そのほか、基幹システムの会報誌で取材・執筆を担当するなど、“お固め”の仕事も多数。夢は「このマンガがすごい!」の選者になること。コミックスは紙原理主義で、3000冊以上所有。日々収納場所の確保に格闘中。

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