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航続距離は734km!アウディ「A6 Avant e-tron」の快適無比な乗り心地と巨体を忘れさせる軽快な走り

2025.10.23

アウディがポルシェと共同開発したPPE=プレミアムプラットフォームエレクトリックを採用した2代目のモデルとして、アウディA6スポーツバックe-tron、A6アバントe-tronがデビューした。日本への上陸を気に、さっそく箱根、新東名でステーションワゴン版となるA6アバントe-tron performanceの試乗を行った。

左がアバント、右がスポーツバック

ステーションワゴン人気はいまだに健在

日本では数少ないラインナップとなったステーションワゴンだが、欧州では最新のVWパサートがステーションワゴンのヴァリアントだけを残したことからも分かるように、ステーションワゴンの人気はいまだに健在だ。国境を超えるようなバカンスに乗っていくには広大なラゲッジルームは不可欠で、家族が無理なく乗れる居住空間、快適性、そしてゆとりあるパフォーマンスも欠かせない。そんな欧州、いや、ドイツ製ステーションワゴンの雄の1台が、アウディのアバントなのである。

1012万円~のプライスタグをつけるA6アバントe-tron performanceの低全高スタイリングはダイナミズム・プログレッシブ、エレガントに焦点を当てた、いかにも空気抵抗が少なさそうな伸びやかさと筋肉質が同居している。バッテリーを床下に敷きつめるPPE=プレミアムプラットフォームエレクトリックの採用で前後ドアの厚みが増しているのだが、ボディサイド下のブラックパネルデザインによって、そうは見せない、クロスオーバーテイストがアクセントになった躍動感あるアピアランスを成立させている。

ボディサイズは堂々の全長4930×全幅1925×全高1510mm。ホイールベース2950mm。サスペンションは前後5リンク式マルチリンク、タイヤはF225/55R19、R245/50R19の前後異形サイズとなる。

エクステリアではA6 e-tronの革新的照明技術として、フォーリングスのリヤエンブレムが赤く点灯するようになったことも、アウディの先進性追求の証のひとつと言っていいだろう。ブランド認識と安全性を組み合わせた技術であり、夜間はもちろん、日中でもしっかりと認識できるのだ。

駆動方式はこのA6アバントe-tron performanceの場合後輪駆動となり(四輪駆動のクワトロもある)、システム最高出力280Kw(ローンチコントロール起動時。通常時270kW)、565Nm、バッテリー総電力量100kWhを誇り、0-100km/h加速はスポーツカー並みの5.4秒。そして一充電走行距離はWLTCモードで734kmに達する。実航続距離で550km前後は可能なはずで、例えばフル充電状態の東京~那須高原往復、約400kmのドライブなら途中充電なし、余裕で行えるに違いない。

インテリアはA5、Q6でも採用されているデジタルコクピットを採用。MMI パノラマディスプレイは、曲面デザインとOLED 技術を備えた11.9 インチのAudi バーチャルコックピットと14.5 インチのMMI タッチディスプレイで構成され、オプションのテクノロジーパッケージに含まれる助手席用の10.9 インチのMMI フロントパッセンジャーディスプレイとともにデジタルステージを形成する。その助手席でも享受できる先進感、操作性、エンタテインメント性こそ、最新のアウディの真骨頂と言っていい。

低全高パッケージながら、ホイールベース2950mmを生かしたプレミアム感溢れる室内空間は広々。いかにも使いやすそうなラゲッジルームの広さ、仕立ての良さにも目を奪われるに違いない。ちなみに、A5アバントのラゲッジルームは開口部にけっこうな段差があり、重い荷物の出し入れ時には不便を伴いがちだが、このA6アバントはラゲッジルーム開口部の段差なし。スーツケースなどをスルスルと押し込み、引き出すことが可能となる。

プロミュージシャンからいきなり自動車専門誌の編集者を経験した後、モータージャーナリストに。新車試乗記や自動車関連コラム、防災記事などを幅広い媒体で執筆。クルマのパッケージング、洗車”オタク”でもある。また、ドッグライフプロデューサーとしても活動。愛犬とのドライブ術、ペットと泊まれる宿厳選紹介、ドッグフレンドリーカー選びについて多方面で情報発信中。著書に「ぼくたちの外車獲得宣言」(リヨン社刊)、「すごい海外旅行術」(講談社刊)、「愛犬と乗るクルマ」(交通タイムス社刊)など。輸入車の純正ペットアクセサリーの開発にも携わっている。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(1994年~。現在は小学館DIME推薦)。

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