残業すると霞目が…。解決策はないかしら
諸先輩方に「まだ早い」と怒られそうだが、30歳を過ぎてからというもの、老化をめっきりと感じるようになってきた。定番の肩首腰、霞目疲れ目、それから風邪もひきやすい。
特に困っているのが目の問題。なかなか残業が多い仕事をしているのだが、22時くらいに差し掛かると、もう目がカッスカスになる。文字通り霞がかかったようで、眠くもないのにこすりながらディスプレイをにらむ。
そんな日が続くと、まぶたがピクピク痙攣することもあった。目薬やホットアイマスクも試してもみたが、その瞬間は改善しても抜本的な対策にはなっていない気もする。
というわけで、新たな改善策として試したのが「REMILA eye care」だ。昨今よく聞く「EMS機器」で、簡単にいえば電気刺激を筋肉に与えるアイテムである。
そら豆サイズ。目元に貼るだけのEMS機器
REMILA eye careの特徴は、極めて小さなそのサイズだ。従来、目元で使用するEMS機器は、ゴーグル型など大きな装置が必要だった。しかしREMILA eye careは、そら豆くらいのコンパクトさを実現している。
本体は左右で独立しており、専用のシートに装着して利用する。シートは粘性があり、それによって目元に貼り付くわけだ。
シートは“使い捨て”だが、メーカーによると、これは清潔さを維持するためだとか。利用シーンに「仕事の合間やちょっとした休憩時間に」と謳っていることからもわかるが、お風呂上がりなど、顔が清潔なシーン以外での利用も想定してのことだろう。
ちなみに、シートは粘着力が残っている限り複数回利用できる。筆者が試したところ、3、4回くらいは問題なく、5、6回くらいでへたる印象。付属するのは4枚で、以降は追加購入が必要だ。
10分間のケア&リラックスタイム
さて、EMS機器は正しく利用するのが重要だ。目元に電気を流して~という時点で不安に感じる人もいるだろう。REMILA eye careは週に2、3回、かつ1回10分の使用を推奨している。10分経過すると自動でオフされるので、不意な使い過ぎも防げて安心だ。
というのも、REMILA eye careの効果を強く感じているから。リラックスタイムに使うと、つい寝てしまいそうになるくらい気持ちがいい。
整骨院で電気治療を受けるときと同じ感覚。断続的に与えられる刺激が、眼精疲労に直で効いている気がする。実際、10分間のケアを終えて目をパッと開くと、明確なスッキリ感がある。
コンパクトとはいえ、人が多いオフィスで使うには正直恥ずかしい。だが、22時を過ぎて人がまばらなら…と思うくらいの回復感がある。
また、10分間のリラックスタイムを“作り出せる点”にもメリットを感じた。意外と、1日の中に10分間ぼーっとする時間はない。仕事に家事育児。移動中は…?と思うが、基本的にスマホを触っている。
スタンドアロンの設計が、イマドキとってもいい感じ
さて、EMSの強度は「弱」「中」「強」の3段階から選択できる。使い始めは、「弱」でもかなり刺激を感じると思うが、筆者が常用しているのは「中」だ。
説明が前後するが、電源のオン/オフもモードの変更も、すべて本体操作で完結する点もいいところ。何かというとスマホアプリで~となりがちな昨今だが、リラックスタイムに使うものだからこそ、この手軽さと簡潔さが光る。
なお、REMILA eye careは今年の春にクラウドファンディングが終了したばかり。しかし、すでに一部美容室などで販売が始まっているという。気になる方は、なじみの美容師さんなどに聞いてみることをおすすめする。
ちなみに、筆者は大層気に入ったので、週に2度くらいのペースで使用中。おそらく次の散髪くらいがちょうど、付属シートを使い切るタイミングなので、事前に問い合わせてみようかなと思ったり。ただ願わくば、量販店などで手に入るようになると、もっと人に勧めやすく、使い倒しやすいのだが。







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