
世界中の航空会社・旅行会社・ホテルなど約1200のウェブサイトから最適な旅行プランを提供するグローバル旅行アプリ、スカイスキャナーを運営するSkyscanner Japan(以下スカイスキャナー)から「2026年コスパ最強の旅行先 10選」が発表された。
これは、2024年と比較し、2025年1月1日から2025年6月30日までに予約された2025年出発分のエコノミークラス往復航空券の価格下落率(%)を分析。その後「旅行に適している」と判断された目的地を選定したもので、本稿では同社リリースとサイトをベースに、その概要をお伝えする。
文化的な体験ができるアジアの街に注目、「2026年コスパ最強の旅行先」

※以下、都市・国名に添えられた数値は2024年比での航空券の平均価格下落率
■廈門<アモイ>市(中国)-27%

海風が心地よい厦門はコロニアル建築の鼓浪嶼、客家土楼への日帰り旅、活気ある海鮮街が魅力。特に世界文化遺産に登録されたコロンス島は、美しい建築と異国情緒あふれる雰囲気の人気スポットだ。9月のCIFIT(※)開催時は灯籠クルーズや茶市、音楽イベントで港が彩られる。
※「China International Fair for Investment and Trade」(中国国際投資貿易交易会)の略称。中国唯一の投資に特化した博覧会。
■ヴィエンチャン(ラオス)-24%

メコンの夕陽が映えるラオスの首都ビエンチャン。街並みはフランス植民地時代の古い建物と並木道、そして数多くの仏教寺院が混在し、アジアと西欧文化の融合が見られる。中でも、黄金のタートルアン大仏塔と仏植民地風カフェが魅力的。11月のタートルアン祭ではろうそく行列やボートレース、屋台で賑わう。
■カティクラン(フィリピン)–22%

フィリピンのカティクランはリゾート地であるボラカイ島の玄関口。白砂ビーチでシュノーケルやサンセットセーリング、カイトサーフィンを満喫できる。また、現インドネシアのボルネオ島から訪れた指揮官たちと、原住民族のアティ族との間の平和的な土地取引を記念して始まった1月のカリボ・アティアティハン祭では、太鼓とボディペイントの熱狂を体験できる。
■済州島 (韓国) –22%
韓国の済州島は豊かな自然、カノーラの花、漢拏山でのハイキング、溶岩洞窟、滝、柑橘類の果樹園など見どころが満載。3月の火祭りでは、丘の斜面でパレードが行なわれる。秋のタンジェリンの収穫や海辺のカフェは、ゆっくりと旅を楽しみたい人に最適だ。
■福州(中国) –21%
中国の沿岸部にある福州では、明時代の三巷七小路、バニヤンの木陰の温泉公園、川沿いの茶室を見ることができる。10月の福州国際マラソンと夜に灯る鼓楼通りが、亜熱帯の街を華やかに彩る。
■フーコック島(ベトナム) –20%
ベトナムのフーコック島では、ターコイズブルーの海、ヤシの木が立ち並ぶビーチ、サンゴ礁、コショウ農園を見ることができる。世界最長の海上ケーブルカーに乗ってサンワールド‧ホントムを訪れ、夜市でシーフードを味わい、11月には水上ランタン祭を楽しみたい。
■コタキナバル(マレーシア)–19%
マレーシアのコタキナバルは、南シナ海の夕日、ガヤストリートのフードマーケット、ジャングルに囲まれたキナバル山の登山など、バランスの取れた魅力を持つ街だ。5月のカアマタン収穫祭では竹の踊り、水牛レース、そして伝統的なライスワインで乾杯。
■スラバヤ (インドネシア)–17%
インドネシアのスラバヤには、オランダ植民地時代の建物、活気あふれるアラブ地区、チャイナタウン、伝説のストリートフードが混在する都市。日帰り旅行でブロモ山から日の出と、マダカリプラ滝のカーテンのような水の流れに癒されたい。
■プノンペン(カンボジア)–16%
川沿いに広がるカンボジアの首都プノンペンでは、金色に輝く王宮、クメール‧ルージュの記念碑、アールデコ調の市場を巡りたい。11月のボン‧オム‧トゥック祭りの期間中に訪問すると、ドラゴンボートレース、花火、そしてランタンがメコン川沿いの水辺を彩る光景を見ることができる。
■ムンバイ(インド)–15%
インドのムンバイは、ゴシック様式とアールデコ様式の建築、ボリウッドのスタジオ、スパイスをふんだんに使ったストリートフード、象徴的なインド門など、さまざまな魅力が融合した活気あふれる街だ。音擦れるのであれば、毎年8月22日から9月20日の間に開催されるガネーシャ‧チャトゥルティの期間中にがおすすめ。偶像を水に沈める儀式、太鼓、行列で街は熱気に包まれる。
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「2026年コスパ最強の旅行先 10選」 https://www.skyscanner.jp/travel-trends/best-value
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構成/清水眞希