
オシャレで可愛いキッチン家電ブランドといえば、「ブルーノ(BRUNO)」を思い浮かべる人も多いはず。
ブルーノは家電以外にもインテリア雑貨など幅広く展開するブランドだが、とくに有名なのがレトロかわいいデザインのホットプレート。その特徴的な製品を、テレビやSNSで目にしたことがある人も多いだろう。
見た目の可愛さと手ごろな価格から「見た目は可愛いけど、機能は普通」と思われがちなブルーノの家電。しかし、最近は意外な高機能製品も多い。
今回は、そんなブルーノの製品のなかでも特徴的な「ガラスエアフライヤー」を中心に、注目の3モデルを紹介する。
ガラスエアフライヤーは360度中が見えて安心感が段違い!
ブルーノの今年の新製品の中でも、とくに面白いのが「ガラスエアフライヤー」。
エアフライヤーとは、言わずと知れた「油を使わずに揚げ物を作れる」調理家電のこと。
すでに多くのメーカーが参入しているジャンルだが、本製品の特徴はなんといっても360度、どの方向からもバスケットの中身が確認できる点だ。
この数年、前面からバスケット内を確認できる製品は登場しているが、全方向というのは画期的。いろいろな方向から食材がチェックできるだけではなく、全方向から光が入ることで食材をはっきり視認できるのも良い。
本体は、ガラス製のバスケット部、加熱と送風を行う本体ユニット、そして両者を支えるフレームという3つのパーツで構成されている。本体ユニット下部に大きなヒーターと送風ファンがあり、バスケット内に熱風対流を起こして加熱するというエアフライヤーとしてはオーソドックスな仕組みだ。
面白いのがその収納方法で、本体ユニットはフレームから外してバスケットのなかにスッポリと入れられる。使用時の本体サイズは幅24×奥行28.2×高さ30.8cmなのだが、収納時は高さが約21cmになりキッチン棚にも収めやすくなる。
手動モードでは60~200℃までの温度設定と1~60分のタイマーに対応。さらに、食材やメニューを選ぶだけで温度と時間を自動設定する12種類のプリセットモードも搭載している。
ところで、エアフライヤーは「油を使わず揚げ物ができる」のが売りだが、基本構造は熱風で食材を焼くコンベクションオーブンと同じ。このため、このガラスエアフライヤーもオーブンとしても利用できる。
そこで、今回「肉」モードで焼いたステーキと、「魚」モードで焼いたサバの塩焼きの試食も提供された。ちなみに、バスケットの容量は約3.5Lで、2人程度の少人数家庭向きのサイズ。
ステーキはやや薄かったためか、肉モード約7分で良い焼き色に。カットしてみると中心は絶妙なミディアムレアでジューシーに仕上がっていた。
ただし、加熱時間がやや短いためか、肉表面に香ばしい焼き色を付けるまではできていない。
一方、魚モードで焼いた塩サバは、中身はふっくらしていながら皮目までパリッと香ばしい。洗うのが面倒な魚グリルで焼くより、格段に手軽に焼き魚が楽しめそうだ。
ちなみに、バスケットの直径は約16cmなので一般的なサイズの角型食パンもトースト可能。トースターの代わりに利用するなど、さまざまな使い方ができる汎用性の高いアイテムなのだ。