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深煎りの「クラシック」か?浅煎りの「ニューウェーブ」か?2人の名バリスタが監修した究極のコーヒーメーカーを試してみた

2025.10.25

ダイニチ工業(以下、ダイニチ)が新たにコーヒーメーカー「MC-SVD40A」を発表。

本製品はプロのバリスタが淹れるハンドドリップを物理的に再現。このため、回転式ノズルや複数のドリッパーを付属するという特殊な仕様をしている。

同社にて実機で抽出したコーヒーの試飲ができたので、その仕組みと味わいをレポートする。

ダイニチの新コーヒーメーカー「MC-SVD40A」。発売は11月1日予定。価格はオープンで市場想定価格は49,830円円前後。

昔からのコーヒー好きには知られた存在、ダイニチの挑戦

ダイニチと聞くと、多くの人がまず思い浮かべるのは石油ファンヒーターだろう。

同社は石油ファンヒーターにおいて国内トップシェアを誇るメーカーであり、ある意味「熱を扱う」分野に強みを持っている。

そんな同社が1997年に発売したのが家庭用焙煎機付きコーヒーメーカー。当時としては極めて珍しい家庭用焙煎機能を備え、いまもなお一部のコーヒー愛好家から高い支持を得ている。

そんなダイニチが満を持して投入したのが、今回発表されたコーヒーメーカー単体の新製品「MC-SVD40A」なのだ。

コーヒーメーカーとともに家庭用コーヒー豆焙煎機「MR-SVF60B」も同時発表した。こちらは昨年発売された「MR-F60A」の後継機で、焙煎の度合いをより細かく設定できるようになっている

コーヒー好きとしては注目の新製品だが、実機を見た最初の印象は「とにかく大きい!」。MC-SVD40Aの本体サイズは幅227×奥行425×高さ319cmで、上から見るとL字型という珍しい形状をしている。

このサイズとフォルムの理由は、ドリップ時にお湯を注ぐノズルを「物理的に回転させる」機構を内蔵しているためだ。

MC-SVD40Aを2台並べたところ。上から見るとL字型という変わった構造なのがわかる

物理的に回るノズルと味にあわせて変更できるドリッパー

ドリップ式コーヒーを美味しく淹れるには、湯温や注ぎ方、豆の蒸らし方など複数のセオリーがある。なかでも人の手で淹れるときに重要とされるのが「500円玉ほどの大きさで円を描くように細くお湯を注ぐ」という動作。

一般的なコーヒーメーカーはノズルの穴を円形に配置することで“手淹れ風”の注湯を模倣してきた。しかしダイニチによると、この方式ではどうしてもお湯が特定の部分に集中してしまい、豆全体の成分を出しきれないそう。

また、ハンドドリップでは抽出時のお湯の動きによって粉を撹拌するが、円形のシャワーから一斉にお湯を落とすだけではお湯の勢いが足りず十分な撹拌効果も得られないのだという。

MC-SVD40Aの注湯ノズル。この円形パーツがぐるぐると回転しながらドリッパーにお湯を注いでいく

とはいえ、他社が注湯ノズルを回転させないのには理由がある。その最大の理由が本体が大きくなってしまうというというもの。ダイニチも開発当初はで回転機構なしでハンドドリップの味を再現しようと試みたが、最終的に「回さなければプロの味が再現できない」という結論に至りこのサイズとなった。

ソフトバンクにてPC雑誌の編集者を5年、ドッグカフェのオーナーシェフを6年経験後、家電ライターに転向。 現在は生活家電分野をメインにWebをはじめ雑誌やラジオなど数多くの媒体で活動を展開

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