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こりゃ売れるわけだ!初代DX7より安いのに満願スペック搭載のヤマハのシンセサイザー「MODX Mシリーズ」

2025.10.20

楽器ケースを背負った学生たちを目にする機会が増えたり、〇〇音楽教室も盛況だと聞けば、なるほど令和的「バンドやろう!」機運を感じずにはいられない。楽器演奏はエモーショナルでもあるし、また生涯趣味としても支持があつい。むろん「いつか弾いてみたかった」という憧れ層も少なくはない。

そんな中における鍵盤楽器の決定版の登場だと言い切ってしまおう! ヤマハの新型シンセサイザー「MODX Mシリーズ」である。

「MODX Mシリーズ」はヤマハのフラッグシップシンセ「MONTAGE Mシリーズ」の末弟筋で、先代「MODX+ シリーズ」から大幅にパワーアップを果たした直系後継ということができる。

まず肝心要の音源については3種類を搭載。リアルなサンプリング音源「AWM2」、ヤマハFM音源の伝統を継ぐ「FM-X」、そして「MODX+」にはなかったアナログモデリング音源が「AN-X」。つまり生楽器のリアルさを求めるなら「AWM2」、デジタルシンセらしいキラキラした個性なら「FM-X」、往年のアナログシンセサウンドを活かしたいなら「AN-X」と、キーボーディストは3つの武器を手に入れたことになる。

また「MODX+」に比べて物理ボタンやレバーが増強されたことにより、ステージ演奏におけるリアルタイムで直感的な操作を実現しているのは、ライブ派にはとくに嬉しい改良と言えるだろう。

モデルラインナップとしては3種類あるが、音源や基本的な操作性という点で違いはなく、鍵盤数のみ61鍵(画像:上)、76鍵、88鍵が用意される。フットワークも軽くライブに駆けつけたいニーズには61鍵の小型軽量性が活きるだろうし、自宅据え置きで音楽制作に使うなら76鍵がグッドバランス。据え置きでピアノのレッスンや趣味としても弾きたいニーズにはピアノ同様のフルスケール88鍵を選ぶのがベストだ。特に88鍵については音域によってタッチ感を段階的に変化させる「GHS鍵盤」の採用により、かつて以上の弾き心地を実現している。

発表会場に駆け付け、濃密なデモ演奏を披露してくれたキーボーディストの「Gakushi」さん(画像:下)によれば、

「前のMODX+よりデザインがスタイリッシュになって、これはステージでも映えるぞと思っています。また操作性は目に見えて向上していますし、鍵盤が新しいタッチのものに変わってすごい弾きやすいですね。ピアノもいいし、オルガンの音源も増えているので、オルガンも弾きやい。今ツアーでは「MODX+」と「MONTAGE M」を使っているんですけれども、言うまでもなく「MONTAGE M」はピアノなどの生楽器がバツグン。他方「MODX M」はシンセサウンドに向いていると感じていて、シンセブラスとかリードとかシンセベースとか弾くならこっちを選びます。あと操作性でいうとベンドダイヤルが鍵盤の左じゃなくて鍵盤の左上側にあるでしょ。2台弾きする時も操作しやすいし、僕は腕が長くない(笑)ので、場所としてはここが最適ですね」

と、ステージ上で「MONTAGE M」「MODX+」を使い倒しているプレイヤーならではのコメントを連発。

ちなみにフットワークが良い……と記したが、もっともコンパクトな「MODX M6」の質量はわずか6.6kgとライト級! バックパックタイプの専用ケースもオプションで用意されるので、ひょいと背負えばスタジオでもステージでも移動を躊躇することはないはずだ。

そしてさらにすごいのが、令和インフレ時代においてなおこの高性能シンセサイザーが、ヤマハデジタルシンセの伝説的名器「DX7」より安いという点だ。

初代「DX7」は1983年発売当時で24万8000円、「MODX M6」は税込17万500円。「物価の異なる時代を単純比較しても仕方ないでしょう」と言われたらその通りだが、であっても手頃だ、というか安いと言い切ってしまうぞ、この際! 既述のように3つの超スグレモノ音源の搭載、ツマミやノブをいじりまくれる直感的なユーザーインターフェース、そして音楽制作に便利なソフトウエアシンセ「EXPANDED SOFTSYNTH PLUGIN for MONTAGE M/MODX M」(画像:下)としても活用できるオールラウンダーなのだ!

ちょっと面白いのは、学生購入者限定でキーボードケースプレゼントを実施する点。そうそう、バンド演奏って熱き血潮というかパッションの発露だから、『ぼっち・ざ・ろっく』なアッツイみんなから「MODX M」を手に入れるべき! その意味でセイガクさん応援は大賛成だ。

シンセサイザーは自分が欲しい音を作り出す機械である。

シンセとしての高い基本性能と、時にステージ、時に自宅でのレッスンにと選べるラインナップ、そして(繰り返すけど)お手頃プライスタグの「MODX Mシリーズ」は、どう考えても『@DIME』編集部の「よくできました!」シンセサイザーなのである。

Gakushiさんと(株)ヤマハミュージックジャパンLM事業戦略部部長の冨岡雅佳さんwith「MODX M」でハイポーズ!

ヤマハ「MODX M」

文/前田賢紀

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