
一人ひとりに寄り添った、よりパーソナライズされた提案が可能に
ZOZOは同社が運営するファッションコーディネートアプリ「WEAR by ZOZO」(以下、WEAR)に、2025年10月15日より新機能「着回し提案」を導入した(※1)。
※1 2025年10月15日時点では、iOS/Android ver 7.36.0以上のWEAR by ZOZOのアプリで利用可能。
新機能「着回し提案」では、ユーザーが特定のアイテムを選択すると、ファッションに特化したAIがユーザーの好みに合わせた着回しを提案。さらに「体型の悩み」を登録することで、一人ひとりに寄り添った、よりパーソナライズされた提案が可能になるという。
その主な特徴と機能は以下のとおり。
■リアル店舗「niaulab by ZOZO」で得た独自の知見やノウハウを活用
「着回し提案」に用いる画像は、WEARに登録されている1400万件以上のコーディネート画像を活用しており、着用イメージを想起しやすいだけでなく、ZOZOTOWNの商品データとも連携しているため、気になったアイテムをそのまま購入することができる。
また、この提案にはリアル店舗「niaulab by ZOZO」(以下、似合うラボ)(※2)で得た独自の知見やノウハウが生かされている。
※2 2025年7月31日サービス終了
似合うラボでは、約2年半にわたりZOZO独自のAIとプロのスタイリストによる超パーソナルスタイリング体験を通じて、「似合う」に関するデータを多角的に分析してきた。
これらの知見から得られたデータの特徴量(※3)をWEARのコーディネート画像に付与することで、ユーザーの好みや体型の悩みに合わせて、最適なコーディネートを提案できるようになったという。
※3 似合うラボの知見によって得られた、似合うの課題解決のために必要なデータや情報
■似合うラボの知見を生成AIによる説明文生成にも活用
さらに、似合うラボの知見を生成AIによる説明文生成にも活用することで、ジャンルの特徴や体型カバーのロジックをふまえた「着回し提案」を実現。これにより、コーディネートのポイントを解説できるようになり、ユーザーは自分に合った着こなしをより具体的にイメージしやすくなった。

同社が実施したアンケート(※4)では、ユーザーの約88%が体型の悩みを抱えていることが判明。そのうち半数以上はオンラインで洋服を購入するときに体型の悩みを意識しており、「ノースリーブを着たいが二の腕が気になる」「背が低くコート丈に違和感がある」といった理由から、好きな洋服に挑戦できなかった経験を持つことも確認された。
※4 2025年3~4月にWEARにて実施、回答者779名
同社では「ファッションを楽しむためには、悩みを理由に好きな洋服を諦めるのではなく、着こなしを工夫することが大切。この新機能は、そうした『自分らしいファッション』を後押しします」と説明している。

■「似合う」を構成する要素に新しく「体型の悩み」を追加
同社は、現時点で「似合う」を構成する要素として「ジャンル」「味付け」「与えたい印象」「体型の悩み」の4つを特定している。また、これらは人それぞれ異なり、組み合わせることでその人ならではの「似合う」が見つかることが、似合うラボでのデータから明らかになっているという。
昨年導入した「ジャンル」に加え、今回新たに「体型の悩み」を掛け合わせることで、ユーザー一人ひとりに寄り添ったコーディネート提案が可能となった。
今後は、「似合う」を構成する要素の「味付け」「与えたい印象」を提案する機能の導入も予定されており、同社では、よりパーソナライズされた「似合う」の提案をWEAR上で実現していく方針を掲げている。
着回し提案について

アプリ初回起動時にファッションジャンル診断画面が表示され、ユーザーは好みのスタイルを5枚以上選択する。その結果をもとに、AIがユーザーの好みを数値化した「ジャンル」を表示する。
その後、コーディネート画面から特定のアイテムとカラーを選択すると、AIがユーザーの好みのジャンルに合わせて、そのアイテムを活用した着回しをコーディネート画像とテキストで紹介。さらに「体型の悩み」を登録することで、ユーザーの悩みを解消するコーディネートを提案する。
◎WEAR by ZOZOのダウンロードはこちらから
https://wear.jp/first/#style-suggestion
関連情報
https://wear.jp
構成/清水眞希