10月は年度の折り返しにあたり、転勤や異動など新しい出会いが増える時期だ。初めて会う相手にどのような印象を持つかは、その後の関係性を大きく左右される。
そこでオーネットはこのほど、全国の25~34歳の独身男女597名(男性309名、女性288名)を対象に「異性の第一印象に関する意識調査」を実施し、その結果を発表した。
第一印象で気になる点は「顔立ち・容姿」と「清潔感(髪型・服装・身だしなみ)
最初の設問では、「異性と初めて会った時、第一印象で最も気になるポイントは何か?」として該当する選択肢を3つ選んでもらった。
最も回答ボリュームが大きかったのは「顔立ち・容姿」で全体の49.9%、男性48.9%、女性51.0%で、男女ともほぼ同数の回答ボリュームとなった。
2番目に多かったのは「清潔感(髪型・服装・身だしなみ)」で、全体45.2%、男性39.5%、女性51.4%という結果で、女性のほうが10ポイント近く多い結果となった。
3番目は「声や話し方」で、全体35.3%、男性30.7%、女性40.3%となり、こちらも女性のほうが10ポイント近く多い結果となった。
4番目は「表情や笑顔」で、全体で34.0%、男性35.0%、女性33.0%となり男女でほぼ同じ回答ボリュームとなった。
5番目は「雰囲気(オーラ・立ち振る舞い)」で、全体25.1%、男性22.3%、女性28.1%となり、「特にない」が全体13.9%、そして「ファッションセンス」が全体4.7%という結果となった。
この回答結果から、第一印象として気になるポイントは、男女共に「顔立ち・容姿」と「清潔感(髪型・服装・身だしなみ)」が最もインパクトが大きく、続いて「声や話し方」「表情や笑顔」ということも印象に与える影響が大きいことがわかる。男女別で比較すると女性は「清潔感」と「声や話し方」においては、第一印象を決定する要素として男性よりも強く意識していることがわかった。
第一印象で「好感」をもつ瞬間は外面より「気配り」という内面的要素
次に「異性の『第一印象が良い』と実際に感じるのはどんな瞬間ですか?」と質問した。
最も多かったのは「相手が気配りをしてくれたとき」で全体43.4%、男性37.5%、女性49.7%という回答で、男女で比較すると女性のほうが「気配り」について気にしていることがわかった。
2番目に多かった回答は「お互い会話が弾んだとき」で全体31.2%、男性32.0%、女性30.2%となり男女ほぼ同数となった。
3番目は「自然な笑顔を見せてくれたとき」で全体30.8%、男性32.7%、女性28.8%となり、男女で大きな違いは見られなかった。
4番目は「落ち着いて話を聞いてくれたとき」で全体27.8%、男性28.5%、女性27.1%となり、5番目以降は「清潔感のある身なりを見たとき」で全体23.5%、「姿勢や立ち振る舞いに好感をもったとき」で全体21.3%と続いた。
この回答結果から、第一印象として好感を持つ瞬間としては男女ともに外見よりも内面的な気づきとなる「相手が気配りをしてくれたとき」が最も多いということがわかった。
第一印象で一番気になることは初対面であることへの「無配慮な言動や態度」
また「第一印象で『これはちょっと…』と感じるポイントは何ですか?」という質問をした。
最も回答が多かったのは、「態度が横柄・無愛想」で、全体56.6%、男性51.8%、女性61.8%となり、2番目以下を大きく上回る結果となった。
2番目に多かったのは「清潔感がない(服装・髪・匂いなど)」で、全体42.9%、男性33.7%、女性52.8%となり、男女で比較すると女性が20ポイント近く多い割合となった。
3番目に多かったのは「ネガティブな発言が多い」で全体28.3%、以下「会話が続かない/一方的に話す」で全体25.8%、「食事のマナーが悪い」で全体20.3%、そして「時間にルーズ」で全体16.6%と続いた。
この回答結果から読み取れることは、お互い初対面であるという事を前提にしたうえでの態度や言動、そして身なりを含めた配慮がなければ、相手に不快感を与える危険性があるということだ。加えて、「清潔感」については女性のほうが男性より強く意識していることがわかった。
第一印象が良くなかった相手が後から印象が「好転した割合」は14.2%
さらに、「男女交際に限らず関係性を深めていく中で第一印象と大きく印象が変わった経験はありますか?」と質問した。
最も多かったのは、良くも悪くも「どちらも経験した」で全体32.5%、男性30.1%、女性35.1%という結果となり、2番目もほぼ同数で「第一印象とその後はほぼ変わらない」が全体31.2%、男性35.0%、女性27.1%となった。
3番目は「第一印象と違って悪かった経験がある」で全体21.4%、4番目は「第一印象と違って良かった経験がある」で全体14.2%という結果となった。
この回答結果から、第一印象とその後の実際の状況については、ほぼ変わらないが約3割、良くも悪くも変わった経験があるも約3割で、第一印象と違って悪くなったという印象が強かった経験ありが約2割、その逆の良くなったという経験をした割合は全体の2割弱(14.2%)程度であることがわかった。
良くなかった第一印象を後から好転させる最も男女別「効果的な方法」とは?
最後は、前の設問で「第一印象と違って良かった経験がある」と回答した人に第一印象から逆転した要因はどのようなポイントだったか?という質問をした。
最も多かった回答は「話してみると会話が弾んだ」が全体で32.9%、男性27.0%、女性37.5%となった。
2番目に多かった回答は「自然な笑顔が素敵な人だった」で全体29.4%男性40.5%、女性20.8%となり、3番目が「気配りができる人だった」が全体23.5%、男性16.2%、女性29.2%となったが、この2番目と3番目の回答結果では男女で大きく違いがあることがわかった。
4番目以降は「落ち着いて話を聞いてくれる人だった」で全体10.6%、「姿勢や立ち振る舞いが整っている人だった」で全体2.4%、そして「常に清潔感のある身なりで好感が持てる人だった」で全体1.2%と続いた。
この回答結果から、第一印象が悪いという印象を持った場合の対処方として、まずはその相手と「会話してみる」ことが大切で、その結果如何によっては第一印象が変わる可能性が大いにあることがわかった。また、2番目3番目に多かった回答結果から、女性が男性から見た第一印象が悪かったという場合に逆転する為の効果的な対処法は「自然な笑顔で接する」ことが重要であり、逆に、男性が女性から見た第一印象の逆転を期待するのであれば、その後のやりとりにおいて女性への「気配り」を意識して接することが効果的であることが明らかになった。
<調査概要>
調査名:異性への第一印象に関する意識調査
調査地域:全国
調査対象:25~34歳の独身男女
調査方法:インターネットを利⽤したクローズ調査
調査日:2025年9月18日(木) ~ 9月22日(月)
調査主体:株式会社オーネット
回答数 :全体: 597人 (男性:309人、女性:288人)
構成/こじへい







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