ディーアンドエムホールディングスは、英国生まれのハイエンド・オーディオブランド「Bowers & Wilkins」から、プレミアム・コンパクト・スピーカー「707 Prestige Edition」を発売した。希望小売価格は330,000円(2台1組)。なお、日本国内に供給される「707 Prestige Edition」は1,000組を予定しているとのことだ(2025年12月までの入荷は約400組の見込み)。
Bowers & Wilkins史上、最もコンパクトなスペシャル・エディション!
「707 Prestige Edition」は、日本のオーディオファイルのために誕生した、特別なプレミアム・コンパクト・スピーカー。日本のオーディオファイルの間では、伝統的にコンパクトで高性能なスピーカーが人気を集めており、Bowers & Wilkinsの現行「700シリーズ」においても、日本国内で最も販売台数が多いスピーカーはシリーズ最小サイズのブックシェルフ・スピーカー「707 S3」となっている。そのような背景から、Bowers & Wilkinsは、「707 S3」をベースとした特別なプレミアム・コンパクト・スピーカー「707 Prestige Edition」を作り上げたという。
なお、Bowers & Wilkinsの歴史において、「801 D4 Signature」に代表されるような特別仕様のモデルは、「トゥイーター・オン・トップ」テクノロジーを採用するハイエンド製品のみをベースモデルとしており、「707 S3」のようにオーソドックスな箱型のスピーカーが採用されるのは、今回が初めてのことだという。
■主な特長
・Prestige Editionの名にふさわしい音質と仕上げ
「707 S3」をベースとしながら、最新のSignatureモデルの技術を取り入れることで、より深い響きとよりクリアなサウンドを実現。外観についてもスペシャル・エディションにふさわしいラグジュアリーなサントス・グロス仕上げを採用している。
・12回におよぶクリアラッカー塗装を施したサントス・グロス仕上げ
木目が美しい突板が貼られた肉厚で高密度なMDF材のエンクロージャーに、12回におよぶクリアラッカー塗装が施されたラグジュアリーなサントス・グロス仕上げを採用。通常の「700シリーズ」のグロス・ブラック仕上げでは、9回のクリアラッカー塗装行なっているが、「707 Prestige Edition」では、それを上回る12回の塗装工程を丁寧に繰り返すことにより、より深く美しく輝く光沢を実現した。
また、塗膜の厚みの違いはサウンドにも影響を与える。「707 Prestige Edition」のサウンドは、その特別な外観にふさわしいクリアネスと深みを有するものとなっている。
・開口率の高いグリル・メッシュ
Bowers & Wilkinsのラウドスピーカーが提供する素晴らしい高音域のクオリティをさらに高めるために、FEA(有限要素解析)によって最適化された新しいデザインのトゥイーター・グリルメッシュを導入している。「801 D4 Signature / 805 D4 Signature」で初めて採用されたこのグリル・メッシュは、開口率と剛性のバランスの最適化をさらに突き詰めたもので、これまで以上に開放的で、解像度と空間表現の両方に改善をもたらしている。
・高品位な真鍮コアを搭載したスピーカーターミナル
スピーカーへの信号の流れをよりクリーンなものにするため、「702 S3 Signature / 705 S3 Signature」と同じく、高品質の真鍮コアを採用した、新型のスピーカーターミナルが搭載されている。
これらの特別な仕上げとパーツの採用により、高音域のみならず、中低域のサウンドもより洗練され、すべての音域においてクリアネス、明瞭度、音像の厚み、空間表現力など音楽表現の要となる要素が高次元でバランスしたPrestige Editionの名を冠するにふさわしいサウンドを実現している。
関連情報
https://www.bowerswilkins.com/ja-jp/
構成/立原尚子







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