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「2025 中国ドキュメンタリー映画祭 In Japan」が11月7日から角川シネマ有楽町で開催、話題のドキュメンタリー作品5本が上陸

2025.10.16

2024年にミニシアターでの公開ながらも大ヒットしたドキュメンタリー映画、『再会長江』を手掛けた竹内亮監督が率いるワノユメ配給により、『2025 中国ドキュメンタリー映画祭In Japan』の開催が発表された。

中国で多数の映画賞を受賞した選りすぐりのドキュメンタリー作品5本が日本に上陸。さらに映画祭アンバサダーにMEGUMI を迎え、アジア初の中国ドキュメンタリー映画祭として、2025年11月7日~11月20日まで、角川シネマ有楽町にて開催される。

リアルすぎる中国が、ここにある。2025 年中国ドキュメンタリー映画祭In Japan

本映画祭の実行委員委員長を務めるのは、2024 年にミニシアターでの公開ながらも大ヒットを記録したドキュメンタリー映画『再会長江』を手掛けた竹内亮監督。

竹内氏は、個人及び関連の総SNS フォロワー数は約1000 万人を超え、中国全土でナンバー1のインフルエンサー(Weibo 旅行関連)として活躍しており、日々、中国全土に向けて情報を発信し続けている。

今回の映画祭では、そんな竹内監督自身の新作で中国残留孤児を描いたドキュメンタリー映画『名無しの子』の上映が決定。第二次世界大戦末期に、中国・旧満州で何万人もの幼い子供が現地に取り残され、国籍を失い、“名無しの子”、いわゆる中国残留孤児となった。運命に翻弄され続ける彼らを2年にわたって撮影した作品だ。

他に貧しい家庭に生まれ毎日ケンカばかりの問題児たちが、元野球中国代表の孫監監督のもと、野球を通して協調を学び成長していく『出稼ぎ野球少年』、武漢の路上で14年間屋台を営み、障害のある息子の医療費を支える70歳の王爺さんと、職務と人情の間で葛藤する胡隊長の想いを描く『武漢の嵐』、香港映画界が生み出した数々のアクション作品を支えたスタントマンと、彼らが活躍した年代を振り返る『カンフースタントマン』、親世代の結婚観との違いに悩みながらも、自らの道を歩む北京のエリート女性たちの生き様を描く『北京女子婚活戦争』が上映される予定だ。

映画祭実行委員長でもある竹内亮監督は、次のように語る。

なぜ中国ドキュメンタリー?
昨年、私の監督作品『再会長江』が日本で上映され、連日満員となりました。そのとき、私は強く感じましたーー。「中国の“今”をドキュメンタリーを通して知りたいと思っている人が、こんなにもいるのか」と。
中国には、優れたドキュメンタリー映画が数多く存在します。しかし、世界の多くの人々はそれをまだ知りません。私は中国在住の日本人監督として、その魅力を日本の皆さんにもっと届けたい。そう考え、今回の映画祭を企画しました。
生成AI によって、どんな映像も手軽に作れる時代だからこそ、地道な長期取材の末に生まれるドキュメンタリー映画の価値が、いっそう際立っていると感じています。
テレビでは見ることのできない「中国人が撮った等身大の中国」を、ぜひスクリーンで体感してください。皆さんとともに、その深さと面白さを堪能できることを楽しみにしています。

■映画祭アンバサダーにMEGUMIさんが就任

さらに、映画祭のアンバサダーを務めるのは、俳優、タレントとして活躍し、様々なエンタテイメントシーンに欠かせない存在として注目されているMEGUMIさん。プロデューサーとしても国際交流イベント「JAPAN NIGHT」のファウンダーとして活動するMEGUMIさんが、映画祭を盛り上げる。

MEGUMIさんは今回のアンバサダー就任について、以下のようにコメントしている。

このたび、中国ドキュメンタリー映画祭のアンバサダーを務めさせていただきます、MEGUMIです。
映し出される作品には、ニュースや報道では伝わらない日常の姿があり、笑いも涙も、どの国の人にとっても共通するものだと感じています。
映画祭の魅力は、互いの社会や文化を知り合い、理解を深めるきっかけとなること。
国や地域を越えて、映像を通じて心を通わせること――
今回の映画祭を通じて、中国の方々の作品に触れながら、次は日本の映画や表現も同じように中国の皆さんに届けたいと思っています。

さらに、日中で活躍する審査員として、池上達則氏(NHK エンタープライズ国際部部長)、菅野誠氏(ドキュメンタリーディレクター)、富坂聰氏(拓殖大学教授、ノンフィクション作家)、崔雋氏(フジテレビ国際取材部デスク)、李姉妹(中国人YouTuber、チャンネル登録者約38万人)が決定、さらにスペシャルゲストとしてタレントの小島瑠璃子さんの参加も決定した。

『2025 中国ドキュメンタリー映画祭In Japan』上映作品

■『名無しの子』

(C)『中国ドキュメンタリー映画祭In Japan』組織委員会/ワノユメ

監督:竹内亮(2025年製作/110分/中国/原題:『无名之子』)

中国語しか話せない日本人、中国残留孤児。彼らは答えのない問いを抱えたまま、80 年が過ぎた。
「我是日本人还是中国人?」ーー私は日本人なのか、それとも中国人なのか。
1945 年、第二次世界大戦末期。当時の国策により中国・旧満州に暮らしていた150 万人の日本人庶民をソ連軍が襲撃。銃弾が飛び交う中、何万人もの幼い子供が現地に取り残され、国籍を失い、“名無しの子”となった。そんな孤児たちを、貧しい暮らしにもかかわらず自分の子供のように育てた中国の養父母たち―。
本作は、日本と中国を往来し、残留孤児とその家族を含む三世代・100 人を徹底取材。1990 年代に帰国を果たすも日本社会に溶け込めず、自殺未遂に追い込まれた一世、日本と中国の双方で差別を受け、その抵抗手段として準暴力団「チャイニーズドラゴン」を立ち上げた二世、日中ハーフのルーツを隠し、友達にすら本当の自分を打ち明けられない三世。——あれから80 年。今もなお運命に翻弄され続ける中国残留孤児たちを、『再会長江』の竹内亮監督が2年にわたり撮影。彼らは言う——「私たちの戦争はまだ終わっていない」。中国の心と日本の心を繋ぐ、魂震わす感動のドキュメンタリー。

■『カンフースタントマン』

(C)『中国ドキュメンタリー映画祭In Japan』組織委員会/ACME Image(BeiJing) Film Cultural Co.,Ltd

監督:魏君子(ウェイ・ジュンツー)(2021年製作/92分/中国/原題:⻰虎武师)

香港映画界が生み出した数々のアクション作品を支えたスタントマンと、彼らが活躍した年代を振り返るドキュメンタリー。1970 年代から90 年代にかけて、数多くのアクション映画を生み出し、世界中に大きな影響を与えた香港映画。膨大な作品群を支えたのは、危険なシーンにも命を顧みず、華麗かつ危険なアクションの代役を務めた武師(スタントマン)たちの存在があった。
サモ・ハン、ブルース・リャン、ユエン・ウーピン、ドニー・イェン、ツイ・ハーク、エリック・ツァン、アンドリュー・ラウら香港映画人や実際に活躍した武師たちの証言。さらに映画の本編シーンや貴重なメイキングなど膨大なアーカイブ映像を交えて、香港映画界のスタントやアクションの歴史をひも解き、世界最高峰のアクションを生み出すことができた香港映画の光と影に迫っていく。

・北京国際映画祭 第29回大学生映画祭『ドキュメンタリー・アニメーション・戯曲』 優秀作品賞
・第7回シルクロード国際映画祭 『特別推薦作品』部門入選
・第18 回中国(広州)国際ドキュメンタリー映画祭 『金紅棉』国際ドキュメンタリー優秀作品部門 優秀長編ドキュメンタリー賞

■『出稼ぎ野球少年』

図(C)『中国ドキュメンタリー映画祭In Japan』組織委員会/IQIYI

監督:許慧晶(シュ・フイジン)(2020年製作/108分/中国/原題:棒!少年)

経済的に貧しい家庭に生まれた子どもたち。未来が見えない彼らの前に、元野球中国代表の孫監督が現れた。彼は自らの家を売り払い、北京にグラウンドと宿舎をつくり、少年たちを迎え入れ、チーム「強棒」を結成した。
毎日ケンカばかりの問題児たちが、野球を通して協調を学び、成長していく。
やがてチームはアメリカ遠征を果たすほどに力をつけるが、資金は底をつき始める。果たして、少年たちの運命は……。

・第34回中国電影金鶏賞 最優秀科学教育映画賞 ノミネート
・第14回FIRST青年映画祭 コンペティション部門 最優秀長編ドキュメンタリー賞
・第18 回中国(広州)国際ドキュメンタリー映画祭 『金紅棉』国際ドキュメンタリー優秀作品部門 優秀長編ドキュメンタリー賞ノミネート

■『武漢の嵐』

 (C)『中国ドキュメンタリー映画祭In Japan』組織委員会/Sage Culture Media Co., Ltd.

監督:陳為軍(チェン・ウェイジュン)(2019年製作/103分/中国/原題:城市梦)

70歳の王爺さんは、武漢の路上で14年間屋台を営み、障害のある息子の医療費と孫娘の学費を支えてきた。しかし、都市計画により路上販売が禁止に。
都市管理官の胡隊長は法令に基づき違法屋台の撤去を進めるが、王爺さんは道路に寝転がるなど激しく抵抗する。職務と人情の間で葛藤する胡隊長の想いと王爺さんの必死の訴えが交錯し、やがて予想外の結末を迎える。

・2019年TIFF 正式出品作品/2019年NYD映画祭 審査員大賞/2019 年トロント映画祭 正式出品作品
・2020 ブラジル映画祭 正式出品作品/2020 スペイン映画祭 正式出品作品/2020 ロシア映画祭 正式出品作品

■『北京女子婚活戦争』

 (C)『中国ドキュメンタリー映画祭In Japan』組織委員会/United Entertainment Partners

中国の婚活市場で今、「三高」の女性が敬遠される傾向にある。「三高」とは、〈高学歴・高収入・高年齢〉のこと。
外資系企業の部長で年収1500万円の李さん(32 歳)は、お見合いパーティで「『三高』は職場では評価されるのに、婚活市場では敬遠されてしまう」と憤る。
IT 企業経営者で年収1 億円の王さん(35歳)は、「男性は私の成功を恐れる」と嘆く。2024 年には大学新入生の男女比率が男性39%対女性61%となり、「三高」女性の予備軍がさらに増加する見込みだ。
親世代の結婚観との違いに悩みながらも、「結婚はオプション。幸せはマスト」と自らの道を歩む北京のエリート女性たちの生き様を描く。

・第35回中国映画金鶏賞 最優秀ドキュメンタリー作品ノミネート/第24回上海国際映画祭 正式出品作品
・第11回北京国際映画祭 正式出品作品/英国華語映画祭 影響力賞/第2回西湖ドキュメンタリー大会 優秀提案賞
・山一国際女性映画祭 『走る怪物』特別賞/Shape of Life International Film Festival 最優秀監督賞

主催:株式会社ワノユメ
協力:中国ドキュメンタリー番組網
配給:ワノユメ
(C)2025『中国ドキュメンタリー映画祭In Japan』組織委員会

関連情報
https://www.wanoyume.com/jp/china-documentaryfilm-festival

構成/清水眞希

@DIMEはサイトローンチ時より編集業務に携わる。現在は雑貨や家電、オーディオなどの新製品に加え、各種の社会調査・統計、話題の新スポットからイベント情報などを担当。信条は正確さとわかりやすさ。最近の趣味は日付が変わる時刻のウオーキング。

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