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地方創生の切り札になるか?教育施設から観光施設へ、進化する植物園の知られざるポテンシャル

2025.10.30

日本全国には美しい花々や珍しい植物が楽しめる植物園が多数存在するが、多くは教育施設といった印象が強い。そんな植物園がエンターテインメントも提供する施設へと変わり始めていることをご存じだろうか?

本記事では、編集部が注目する3つの施設を紹介する。

宿泊施設を併設する体験型植物園が登場!

2025年11月OPEN予定

THE BOTANICAL RESORT 林音

THE BOTANICAL RESORT 林音(リンネ)

@茨城県那珂市

茨城県植物園および茨城県民の森が、日本初となる〝泊まれる体験型植物園〟にリニューアル。グランピングや温浴施設を新設し、夜間の植物観察などの新しい価値観を提供する。視覚だけでなく、香りや音、触感など五感に訴える演出にも注目だ。

THE BOTANICAL RESORT 林音

既存の樹木を最大限に活かし、建物はその隙間に自然に溶け込むよう、配置している。

THE BOTANICAL RESORT 林音

ファミリー層を意識した、ツリーアドベンチャー(写真はイメージ)。

11月にオープンが予定されている「THE BOTANICAL RESORT 林音」は、宿泊施設を併設することで話題に。その狙いについて支配人の牧野倫太郎さんはこう語る。

「目指しているのは体験型植物園です。自然と触れ合い、遊んで学ぶだけではなく、〝泊まる〟という要素を掛け合わせることで、今まで体験したことのない四季や自然を感じることができる。朝や夜にしか咲かない花、宿泊者限定による熱帯植物園のライトアップなどは、これまでにない価値となります」

●住所:茨城県那珂市戸4369-1 ●電話番号:029・295・2150 ※営業時間、休館日などの詳細は未定

開園100年の植物園が幻想的にライトアップ!

2024年10月START

京都府立植物園「LIGHT CYCLES KYOTO」

京都府立植物園「LIGHT CYCLES KYOTO」

@京都府京都市

京都府立植物園100周年を記念し、昨年より光と音と植物が織りなす幻想的な没入型体験イベントを夜間に開催。約4500種類の植物の昼間とは異なる新たな魅力を発信している。

京都府立植物園「LIGHT CYCLES KYOTO」

光が木々を縫うように差し込む「LIGHT WILL FIND YOU」。

京都府立植物園では日没から光と音で没入体験できる「LIGHT CYCLES KYOTO」を昨年から実施、大好評を博している。

「昨年、10月中旬から2か月間実施したところ、約8万5000人に来場いただき、2025年も継続することになりました。秋の紅葉や春の桜など、季節を象徴する日本文化を、昼夜違った姿を通じて植物とともに感じていただけることは、当園ならではの魅力だと思っています」(京都府立植物園・副園長・小林正典さん)

DATA
●住所:京都府京都市左京区下鴨半木町 ●電話番号:075・284・0161(運営事務局) ●開催時間:18:30〜21:30(最終入場20:30)※ ●休:月曜(祝日の場合は翌平日) ●料金(当日券):大人(高校生以上)2500円、小人(小中学生)1200円ほか

※日没時間により変動あり

芸術的な美しい植物は夜も異なる魅力が満載

2025年3月RENEWAL

BOTANICA MUSEUM

BOTANICA MUSEUM

@千葉県千葉市

千葉県「千葉市花の美術館」は、芸術性を高めた「BOTANICA MUSEUM」へとリニューアル。週末は夜も開放している。

「ライティングによって浮かび上がる植物のシルエットは、昼間とはまったく異なる植物の表情です。植物とアート、それぞれの魅力を引き立て合うことで、時間帯ごとに異なる楽しみ方ができます」(運営元・ワールドパーク広報・戸畑明里さん)

 世界的なフラワーアーティストHIKARU SEINO氏が、稲毛海浜公園内の「花の美術館」を全面プロデュース。自然界の植物に芸術性を加え、五感で自然を感じる空間を演出する。

BOTANICA MUSEUM

エントランスにはメインモチーフである「青リンゴ」を基調にしたオブジェが展示されている。

DATA
●住所:千葉県千葉市美浜区高浜7-2-4 ●電話番号:043・277・8776  ●開園時間:火〜木曜/9:45〜16:30、金〜日曜・祝日/9:45〜21:30 ●休:月曜(祝日の場合は翌平日) ●料金:昼/大人(中学生以上)600円、子供(4歳〜小学生)300円 夜/大人(中学生以上)1200円、子供(4歳〜小学生)600円 ※リニューアルオープン価格

植物園に秘められたこれまでにない新しい価値。これが今後の新たなトレンドとなりそうだ。

※本記事内に記載されている商品やサービスの価格は2025年8月31日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。

取材・文/高山 惠 編集/原口りう子

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