
恋活・婚活のツールとしてすっかり一般化しているマッチングアプリ。様々なサービスが展開されている中で、もっともマッチングから交際に至る確率が高いアプリはいったい何か?
MMD研究所はこのほど、スマートフォンを所有する20歳~69歳の男女30,000人を対象に「2025年マッチングサービス・アプリの利用実態調査」を実施し、その結果を発表した。
恋人探しの際の場所/手段は「職場や学校」がトップ
スマートフォンを所有する20歳~69歳の男女30,000人を対象に、恋人探しをしたことがあるか聞いたところ、75.5%が「恋人探しをしたことがある」と回答した。
次に、恋人探しをしたことがある22,661人を対象に、恋人探しをする際の出会いの場所や手段を聞いたところ(複数回答可)、「職場や学校での出会い」が44.5%と最も多く、次いで「友人や家族からの紹介」が28.1%、「合コン」が12.3%となった。
これを年代別にみると、恋人探しをする際の出会いの場所や手段は全年代いずれも「職場や学校での出会い」が最も多く、次いで20代(n=2,766)は「マッチングサービス・アプリ」、30代(n=3,450)、40代(n=4,992)、50代(n=6,130)、60代(n=5,324)は「友人や家族からの紹介」となり、3位に20代(n=2,766)は「友人や家族からの紹介」、30代(n=3,450)は「マッチングサービス・アプリ」、40代(n=4,992)、50代(n=6,130)は「合コン」、60代(n=5,324)は「お見合い」となった。
「マッチングサービス・アプリ」は20代が22.6%、30代が16.8%と他の世代よりも割合が高い傾向であることがわかった。
現在結婚しているまたは恋人がいる21,626人を対象に、現在のパートナーと出会った場所や手段を聞いたところ、「職場や学校での出会い」が32.9%と最も多く、次いで「友人や家族からの紹介」が16.3%、「マッチングサービス・アプリ」が4.7%となった。
年代別で見ると、現在のパートナーと出会った場所や手段は全年代いずれも「職場や学校での出会い」が最も多く、次いで20代(n=2,507)は「マッチングサービス・アプリ」、30代(n=3,167)、40代(n=4,748)、50代(n=5,934)、60代(n=5,271)は「友人や家族からの紹介」となり、3位に20代(n=2,507)は「友人や家族からの紹介」、30代(n=3,167)は「マッチングサービス・アプリ」、40代(n=4,748)、50代(n=5,934)は「合コン」、60代(n=5,271)は「お見合い」となった。
恋人探しに続いて、現在のパートナーと出会った場所や手段においても「マッチングサービス・アプリ」は20代が15.3%、30代が11.4%と他の世代よりも割合が高い傾向であることがわかった。
マッチングサービス・アプリの認知度は28.3%、うち利用経験者は39.5%
スマートフォンを所有する20歳~69歳の男女30,000人を対象に、恋人探しを応援するマッチングサービス・アプリのサービス内容を知っているか聞いたところ、「サービス内容を知っている」と回答した人は28.3%となった。
年代別で見ると、マッチングサービス・アプリの「サービス内容を知っている」と回答した人は、20代(n=5,075)が46.2%、30代(n=5,269)が38.6%、40代(n=6,503)が26.1%、50代(n=7,259)が20.6%、60代が(n=5,894)が15.4%となった。
次に、マッチングサービス・アプリのサービス内容を知っていると回答した8,477人を対象に、マッチングサービス・アプリの利用について聞いたところ、「現在利用している」が11.1%、「過去に利用していた(現在は利用していない)」が28.5%と合わせて39.5%の利用経験があることがわかった。
年代別で見ると、マッチングサービス・アプリの利用経験は、20代(n=2,344)が53.9%、30代(n=2,036)が52.1%と半数を超えていることがわかった。
マッチングサービス・アプリを利用したことがある3,352人を対象に、利用経験のあるマッチングサービス・アプリを聞いたところ(複数回答可)、「ペアーズ」が42.8%と最も多く、次いで「with」が27.7%、「タップル」が22.7%となった。
マッチングサービス・アプリの交際率は54.8%
自身が利用したマッチングサービス・アプリを覚えている2,940人を対象に、マッチングサービス・アプリで出会って付き合ったことがあるか聞いたところ、「付き合ったことがある」と回答した人は54.8%となった。
性別で見ると、マッチングサービス・アプリで出会って付き合ったことがあると回答した人は、男性(n=1,598)が53.4%、女性(n=1,342)が56.5%となった。
次に、利用上位5位のサービス・アプリを利用した結果を聞いたところ、「マッチングした」の割合が最も高いのはwith(n=928)で91.6%となった。
さらに、マッチング後の詳細を聞いたところ(複数回答可)、「出会った人と付き合ったことがある」の割合が最も高いのはペアーズ(n=1,436)で44.2%となった。
身近な人がマッチングサービス・アプリで交際・結婚した割合、交際は23.8%、結婚は20.6%
スマートフォンを所有する20歳~69歳の男女30,000人を対象に、身近な人がマッチングサービス・アプリで交際したか聞いたところ、「交際した人がいる」と回答した人は23.8%となった。
年代別で見ると、「交際した人がいる」の割合は20代(n=5,075)が33.9%で最も高く、次いで30代(n=5,269)が27.0%、40代(n=6,503)が21.8%となった。
次に、身近な人がマッチングサービス・アプリで結婚したか聞いたところ、「結婚した人がいる」と回答した人は20.6%となった。
年代別で見ると、「結婚した人がいる」の割合は20代(n=5,075)が25.3%で最も高く、次いで30代(n=5,269)が23.0%、40代(n=6,503)が19.3%となった。
<調査概要>
「2025年マッチングサービス・アプリの利用実態調査」
調査期間:2025年9月19日~9月24日
有効回答:30,000人 ※人口構成比に合わせてウエイトバックを実施
調査方法:インターネット調査
調査対象:スマートフォンを所有する20~69歳の男女
設問数 :11問
出典元:MMD研究所
構成/こじへい