
ジーリーメディアグループは、運営する台湾人・香港人向けの訪日観光情報サイト「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」のユーザーを対象に、日本での美容関連商品の購入意欲に関するアンケートを実施し、その結果を公開した。
化粧品6カテゴリーのうち、「無印良品」がスキンケア、ボディケア、フレグランス、ヘアケアで4位内にランクイン
同アンケートでは、日本で買いたい化粧品や美容家電について質問。その結果、台湾人・香港人の約7割が「スキンケア商品」を買いたいことがわかった。スキンケア商品の具体的なブランド名を聞くと、1位が「資生堂」、4位には「無印良品」がランクインした。「無印良品」は、ボディケア商品でも2位、フレグランス商品では4位、ヘアケア商品で他4ブランドとの同率4位となり、訪日客に化粧品ブランドとして一定の認知度があることが示された。
また、美容家電については、「ヘアケア家電」が1位を獲得。どのブランドのヘアケア家電が欲しいかという質問では「パナソニック」が1位となった。なお、「パナソニック」については、フェイスケア家電やボディケア家電など全6カテゴリーのうち5つで1位を獲得している。
【調査結果】
・日本で買いたい化粧品の1位は「スキンケア商品」
台湾人・香港人に対し、日本で買いたい化粧品について複数回答形式で質問したところ、1位は「スキンケア商品」(66.2%)、2位は「ベースメイク商品」(29.5%)、3位は「ボディケア商品」(29%)となり、1位と2位以下との差が顕著な結果となった。また「買いたい物はない」との回答は17.6%にとどまり、全体の82.4%が「日本で化粧品を買いたい」ことがわかった。
・化粧品カテゴリー別ランキングでは資生堂が3カテゴリーで1位を獲得
日本で「スキンケア商品」「ベースメイク商品」「ボディケア商品」「ヘアケア商品」「フレグランス商品」「ポイントメイク商品」をそれぞれ購入したいと回答した人に対し、具体的なブランド名を自由回答形式で質問したところ、全6カテゴリーのうち、資生堂が「スキンケア商品」「ベースメイク商品」「ヘアケア商品」の3カテゴリーで1位となった。また、無印良品が「スキンケア商品」で4位、「ボディケア商品」で2位、「ヘアケア商品」で他4ブランドとの同率4位、「フレグランス商品」で4位となり、訪日客に化粧品ブランドとして一定の認知があることが示された。このほか「ベースメイク」で資生堂と同率1位となったCANMAKEは「ポイントメイク」でも1位を獲得した。
・日本で買いたい美容家電の1位は「ヘアケア家電」
回答者全員に、日本で買いたい美容家電について、複数回答形式で質問したところ、1位は「ヘアケア家電」(37.5%)。2位は「フェイスケア家電」(17.9%)、3位はマッサージ機器などの「リラックス家電」(17.6%)となった。また、「買いたいものはない」との回答が41.6%だったことから、全体の半数以上となる58.4%が「日本で美容家電を買いたい」ことが示された。
・美容家電カテゴリー別ランキングではパナソニックが5カテゴリーで1位を獲得
日本で「ヘアケア家電」「フェイスケア家電」「リラックス家電」「オーラルケア家電」「メンズケア家電」「ボディケア家電」それぞれを買いたいと答えた人にブランド名を、自由回答形式で聞き集計したところ、パナソニックが全6カテゴリーのうち「ヘアケア家電」「フェイスケア家電」「オーラルケア家電」「メンズケア家電」「ボディケア家電」の5つで1位を獲得。残る「リラックス家電」の1位はオムロンだった。
【調査概要】
調査対象:「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」の台湾人・香港人ユーザー (繁体字中国語で聞き取り)
実施期間:2025年9月16日~21日
調査方法:インターネットリサーチ
有効回答数:817
※数値は、小数点第二位以下を四捨五入し、小数点第一位で表記している。
構成/立原尚子