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投資初心者のトレーニングにおすすめ!専門家が解説する楽天「ポイント投資」の基礎知識

2025.10.14

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

ここ数年の物価が上昇し、給与がなかなか上がらない経済環境にあることから、一般の家庭においても資産形成の意識が高まっている。

今年6月に行った楽天家計簿「家計の悩みに関する調査」では、物価高における対策として、収支の可視化や、クーポンの活用といった項目を抑えて「ポイ活をする」が1位に。資産形成において、ポイントが現金と同様に家計を支える重要な価値として捉えられていると考えられる。

ポイントの貯めやすさからメインで使う経済圏を1~2個に絞る場合も多く、経済圏を絞る決め手となった理由として、「ポイントが貯めやすい」「ポイントが使いやすい」に続き「(投資や運用などで)ポイントを増やしやすい」が3位につけた。

これまでのポイ活はたまったポイントを使うことが中心だったが、長引く物価高やポイ活の広がりを背景に、単にポイント消費をするだけではなく、いかに増やしていくかという観点で積極的に活用しているユーザーが増えていると楽天グループでは見ている。

ポイ活の達人である「株式会社ポイ探」代表取締役の菊地 崇仁氏に楽天グループのポイントを活用した資産形成術について話を聞いた。

【菊地 崇仁氏プロフィール】
株式会社ポイ探 代表取締役。2006年よりポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年3月代表取締役に就任。以降ポイントやクレジットカードに関して、新聞や雑誌に記事提供を行い、セミナー講師としても活躍中。
約130枚のクレジットカードを保有し、約150万円の年会費を支払い、一般カードからプラチナカード等のプレミアムカードを実際に保有・利用し、信用できる情報提供を行う。すべてのカードを利用し、おトクな使い方、おすすめの使い方を日々研究中。

投資初心者の練習として最適な楽天経済圏を活用した資産形成術

「私が日常的に利用する楽天サービスは以下(下記画像)です。他の経済圏と比較すると、『楽天○○』といった買い物、金融、通信、旅行、アプリ、ポイントと自社のグループですべて揃っており、ポイントが貯まりやすくて使いやすいのが楽天経済圏の強みです」(以下「」内、菊地氏)

菊地氏は楽天グループのサービスを多く使っているため、「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」は約8倍。これに加えて、ポイントアップ対象期間中に1,000円(税込)以上の商品を複数店舗で購入すると、購入した店舗数に応じて「ショップ買いまわり」のポイント倍率が上がり、最大で通常の10倍の楽天ポイントがもらえる仕組みの「お買い物マラソン」を活用している。

「さらに5と0のつく日、プラス1倍になる楽天ブラックカード特典の火曜と木曜の買い物を徹底していまして、今月は誕生月なのでさらにプラス1倍、こうやってプラス何倍が増えていくと、最大で20倍ぐらいまでは行けるのではないかなと。

この20%分のポイントの活用ですが、期間限定ポイントは楽天モバイルの利用料金に充当しています。楽天モバイルを契約していると、楽天市場よりプラス4倍になってポイントが貯まり、さらに貯めたポイントを楽天モバイルで消費できるので非常に良い循環だと感じています。

使い切れないポイントは楽天市場や楽天ペイの支払いで消費していまして、物価高が続いている中、これを回避するために期間限定ポイントを消費してバランスよく使っています」

楽天のポイント公式アプリ「楽天PointClub」が10月にリニューアルされ、「ホーム」「もらう」「増やす」「使う」「実績」の目的別のタブを新設し、より管理がしやすくなった。菊地氏も「楽天PointClub」を活用しているという。

「通常ポイントを投資に回しており、『増やす』タブをタップすると右上に通常ポイント数が出てくるので、そこが100ポイントになったらすぐに投資するというのが日課になっています」

長く続いていたデフレの時代は、投資は積極的に考えていなかったものの、昨今のインフレ(物価高)対策として資産を増やすことが重要だと考え、ポイントも資産の一部として活用したい人が増えたのではと菊地氏は分析する。

「インフレを通じて『投資の重要性』が浸透すれば、ポイント運用からポイント投資、そして実際のお金を用いた投資へと流れは加速していくのではないかと思います。しかし、今までやったことがない投資に不安はあるのも事実です。

使わなければ消えてしまうポイントを使った運用・投資は練習として最適です。とりあえず運用してみて、どんな値動きをするのか体験しながら、慣れてきたら現金を使った投資を始めるのがおすすめの方法です」

ポイントを使った投資には「ポイント運用」と「ポイント投資」の2つがある。「ポイント運用」は選択したコースの値動きに連動してポイントが増減するもので、ポイントを売却したとしても、ポイントで戻ってくるサービス。証券口座の開設も必要なく、投資初心者にはこちらがおすすめ。

一方の「ポイント投資」はポイントを使い、投資信託や株を購入するので、売却すると現金化できることがポイント運用との大きな違い。ポイントを使って購入するというだけで、仕組みは通常の投資と同様なので、証券口座の開設が必要で、商品やコースによって手数料が発生する場合もあり、課税対象となる。投資中級者以上や、資金に余裕のある層におすすめだ。

「初心者はポイント運用から始めて慣れてきたらポイント投資で回していくのがおすすめの方法かと思います。楽天の場合はポイントの使い道が非常に多いので、増えたポイントを楽天グループで使ってもいいですし、私のようにポイント投資に回してもいいのかと思います。

実際に私が行っている、直近10か月の資産形成についてご紹介します。楽天カードで毎月10万円のクレカ積み立て、楽天キャッシュでも5万円の積み立て、合計で毎月15万円投資をしています。

楽天の証券口座に増えていく残高に応じてまた投資をして、残高、ポイントプログラムでポイントが戻ってくる。このポイントをポイント投資に回すということを繰り返していくと、ポイントで資産が膨らんでいきます。

今年の1月からNISAで運用した実データ(下記画像)です。一番上が楽天カードのクレカ積み立てで、毎月10万円なので投資額が100万円ですが、10月までに約112万円になっています。

楽天キャッシュを使った投資は月5万円で50万円を使っていますが、こちらは約56万円、今まで獲得した楽天ポイントを投資回した分も含めると、10ヶ月で約20万円の含み益が出ました。

20年ほど前、スポットで2000万円ほど投資信託を買ったのですが、リーマンショックがあり、2008年には1000万円を切るぐらいまで下がってしまいました。その時の痛い経験から、私の今の運用方法はすべて、定期的に決められた金額を入れる積立投資にしています」

菊地氏が楽天の強みとして「いろいろな練習方法があること」を挙げる。初心者や投資に不安がある人ならばポイント運用で、ポイントが自動で増え続けるのでリスクがない。積極的に投資したい人は、楽天ウォレットでビットコインのような暗号資産取引も可能だ。

「旅行や子どもの学費、老後の蓄えなど、投資で資産を増やしたいけれどやはりハードルが高いと二の足を踏んでいる方こそ、ハードルを下げるためにポイント投資からスタートしてはいかがでしょうか。無理なく自分の投資スタイルを確立させることができるのは、これだけ豊富なメニューがある楽天経済圏ならではの強みだと思います」

楽天ポイントで現金を増やす「ポイント投資」

ポイントで資産となる現金を増やす方法が「ポイント投資」。楽天証券の「ポイント投資」の大きな特長は、業界最多となる4商品(投資信託、日本株式、米国株式、バイナリーオプション)が対象となること。

1ポイント=1円から利用可能。楽天証券は少額資金の株式取引ができ、1株投資に対応しているため、100ポイントがあれば、100円で1株といった現金が使わずにポイントだけで投資をすることも可能に。

現金との併用も可能なので、30ポイントしか持っていない場合には、70円分の現金を当ててトータル100円分で1株を購入することもできる。

NISA口座利用も可能で、投資信託、日本株式、米国株式ついては積立設定もできるので、決まった金額を毎月積立てる“ほったらかし投資”も可能。

楽天証券でポイント投資をすると楽天市場の買い物のポイントが最大+1倍になるなど、楽天サービスに寄せた活用をするとさらにお得感がある。

楽天証券を利用するだけでポイントが貯まるため、毎月15万円の投資信託をした場合、クレカ積立が12万ポイント、キャッシュ決済が3万ポイント、投資残高プログラムが4万8093ポイント、10年間で計約20万ポイントが貯まり、楽天ポイントを受け取りながらキャッシュレスで投資積立が可能になる。

「楽天証券自体でもポイントが使えたり、貯まったりできるので、楽天証券で実際に投資をされている方の約6割の方がポイントの獲得、利用をされています。

使わずに貯めていたポイントが有効活用できた、ポイントで投資ができるので気軽に始められた、ポイントなので少しリスクのある商品への投資にチャレンジできた、というお声をいただいています」(楽天証券株式会社 事業企画本部 IR・広報部長 松﨑 裕美氏)

20代、東京1人暮らしの人が楽天での資産形成をイメージして資産したのがこちら。20歳から65歳まで毎月5万円を投資し、年率3%のリターンで運用したケース。

電気やガス、携帯電話、ネットの回線、買い物など、決済方法をすべて楽天グループに寄せた場合の試算で、5万円の投資額のうち、ポイントが6500円、節約分で1万円になり、自己負担額は3万3500円に収まりながら、65歳になるまでに5700万円の資産ができるシミュレーションになる。

「原資産だけではかなり難しいと思われる金額でも、楽天グループに寄せていただくと節約分も、ポイント投資もできるので、こうした試算も可能になってくると思います。年齢が上がるにつれ収入も上がってくる場合も多いので、投資額が増やせるようになれば、さらにこの数字が高くなるのではないかとみています」(松﨑氏)

【AJの読み】はじめての投資の練習台としてうってつけの「ポイント投資」

日銀が10月10日に発表した9月の生活意識アンケートでは、1年後の物価が現在と比べて上がると回答した割合が88%になった。インフレの長期化を予想している生活者が多く、生活防衛、将来への資金形成のために投資をしたいという潜在的ニーズは高い。とはいえ投資は、「難しそう」「損をするかもしれないので怖い」と躊躇する人も多い。

貯まったポイントで投資をしてポイントで還元される「ポイント運用」は初心者の投資トレーニングとしてはうってつけ。証券口座を開設する必要がある「ポイント投資」においても、現金を使わず貯まったポイントで投資をするので、一般的な投資よりはるかにハードルが低い。

また、投資には大きなお金が必要だと思われがちだが、昨今はワンコイン投資など少額でできる商品も増えている。楽天証券は1株投資に対応しており少額投資が可能。

7月から提供を開始した「かぶピタッ」は、業界で初めて、国内株式を100円から1円単位で金額を指定して取引ができるサービス。

NISA成長投資枠240万円を上限までぴったり使い切ることが可能になり、投資や資産づくりに利用する金額が明確になるため、家計管理も容易になる。全額ポイントで取引できるので気軽に始めやすく、現金と併用することも可能だ。

取材・文/阿部純子

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