
全国各地で長期間に及び記録的な猛暑となった今夏。夏は、夜中も気温が高い状態が続くため、質量ともに睡眠週間が乱れ、睡眠不足に陥りがちに。
秋は夏に比べ日照時間が短くなり夜が長くなることで、睡眠を促すホルモンである「メラトニン」の分泌が増加し、睡眠時間が長くなる傾向にある。夏の疲れを引きずらないためにも、秋は睡眠習慣の改善は重要だ。
10月9日は「熟睡の日」。質の高い睡眠確保のため意識を改めるためにも、朝は光を浴びて体内時計をリセットし、夜は早めに就寝するなど、適切な睡眠を意識する必要がある。
そこでリンナイは、睡眠専門家である梶本先生監修のもと、睡眠チェックリストを用意したので、詳細をお伝えしよう。
参考:
nishikawa「夏の疲れは今のうちに!秋は睡眠リセットの季節?」
ウェザーニュース「睡眠習慣を改善 秋が最適な理由とは」
“7割”が睡眠不足実感!寝だめは逆効果なので規則正しい“質”伴う睡眠が重要
生活機器を取り扱うメーカー『リンナイ株式会社』が20~60代のフルタイム勤務の会社員計1,000名を対象に「「睡眠と疲労」に関する調査」を実施したところ、7割が睡眠不足を実感しており、そのうち5割が休日に“寝だめ”をしていることが分かった。
また連休明けに体調不良を感じたことがあると回答した人は全体の6割で、連休で寝だめを試みたことで、連休明けの体調不良を招いてしまったようだ。
睡眠専門家 梶本先生監修 睡眠チェックリスト
睡眠専門家の梶本先生に、日々の睡眠の質をセルフチェックできる「睡眠チェックリストを作成してもらった。チェック数に応じて睡眠の型を判別できるのでぜひ参考にしてみてほしい。
■睡眠チェックリスト解説
・睡眠の「負債だめ」より平日睡眠を大切に
睡眠負債は、休日に「寝だめ」をしたところでまとめて返済することはできません。睡眠負債を返済するには、睡眠時間を毎日少しずつ増やすことが大切です。睡眠時間は、最低 6 時間は確保しましょう。
どうしても、睡眠不足や疲れが溜まっているときは、休日に寝過ぎるのではなく、休日前に夜早寝するようにしましょう。休日の遅起きは、眠気を催す睡眠リズムを乱します。
・30代はストレスに要注意。質の良い睡眠でストレス緩和を心掛けましょう
30 代は、仕事や子育てに忙しくなることが多い年代。身体あるいは物理的要因だけでなく精神面でもストレスを抱えやすいため、睡眠時間が短くなるだけでなく睡眠の質も悪化しやすい傾向にあります。
30 歳になれば無理は禁物。日ごろから慢性の睡眠不足に陥らないよう注意が必要です。
・連休明けのだるさにご注意。連休中も生活リズムを保ちましょう
長期の休眠明けは、誰もが通勤によるストレスや仕事のペースがつかみにくく、疲労を起こしやすいものです。
さらに、休眠中は起床時刻が遅くなりやすく、サーカディアンリズムも乱れがち。連休が明ける 2 日前から生活リズムを通常の時刻に戻し、自宅で休眠を過ごした方は散歩など適度な運動を取り入れるのが良いでしょう。
・理想的な睡眠環境は「安全」「快適」。睡眠の質を上げるには睡眠環境を整えましょう
寝汗をかくような蒸し暑い寝室では、脳の自律神経は睡眠中にも関わらず体温調節のため働き続けることになります。
脳を回復させるどころか、むしろ疲労を貯めてしまうことにもなりかねません。エアコンなどをうまく活用して、寝室環境を朝まで快適に制御しましょう。
・入浴は、湯温だけでなく浴室湿度にも注意しましょう
GW 連休中に向けてダイエットしようと長時間入浴する方が増える傾向にあります。しかし、長風呂はダイエット効果がないだけでなく、むしろ、熱中症のリスクが高まります。湯温は 40°C、入浴時間も 10 分程度で十分。
さらに、浴室は高温多湿のため、のぼせや熱中症を起こしやすい環境。ユニットバスでは、「換気」「涼風」機能を活用して浴室湿度を快適に保ちましょう。
関連情報
https://rinnai.jp/lp/microbubble/
構成/Ara