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忙しい日々でも簡単調理できる「マグカップ型電気なべCook Mug plus」レビュー
暑かった夏もようやく終わり、温かいものを食べたくなる季節を迎えた。
……でも、「最近忙しくて、ちゃんと料理をする時間がない」という人も多いはず。
そんな方におすすめできそうなのが、「マグカップ型電気なべCook Mug plus」(テスコム)という新製品。マグカップを兼ねた加熱調理器具として注目の一品だ。
今回はこの製品をレビューしよう。
ボタン1つで調理できる
「マグカップ型電気なべCook Mug plus」の外観は、まさに大きめのマグカップ。容量は500ml、高さは16.5cm、カップの外径は10cmある。
本体カラーはベージュのみで、素材は軽量で耐熱性に富むポリプロピレン、内側はステンレス鋼となっている。くわえて、強化ガラスのふたが付属している。電源は、1.5mの電源ケーブルを差して給電する方式となっている。

本製品の特徴は、1人分の食事を手軽につくれて、そのまま食べられること。単にお湯を沸かすのもOKだし、若干の手間暇をかけた料理もできるし、長時間温めてもおける。
調理内容に合わせて、「沸かす」「保温」「スープ」「煮込む」「レトルト」のモードのいずれかを設定すればよく、あれこれ悩む必要もない。
このモードは、本体下部の「Mode」ボタンで設定できる。ボタンを1回押すごとにモードが切り替わり、アイコン下のミニランプで今はどのモードかわかるようになっている。ボタンを3秒押さないと今のモードで確定し、加熱が始まる。
試しに、お湯を沸かしてみよう。水を「MAX」の500ml入れ、「沸かす」モードに設定して待つ。横の表示パネルの数字(水温を示す)が上がっていき、99度になった時点で「ピッピッピッ」とアラームが鳴り、加熱は自動停止した。常温から沸騰まで約8分。このときは、残暑厳しくまだ水道水が温かかったというのもあるが、意外と早い。

「沸かす」モードの、いわば応用編が「レトルト」モードだ。水500mlとレトルトパック1袋を入れ、右側の調整ボタンを押して、加熱時間を1~20分の範囲で決める。沸騰したらアラームが鳴るので、パックを取り出す。
具だくさんのスープも手間いらずで調理
「マグカップ型電気なべCook Mug plus」で調理をする場合、「スープ」か「煮込む」のモードを使う。
「スープ」はその名のとおり、スープ(汁物)に特化したもの。公式サイトからレシピ集をダウンロードできるので、その1つ「ほうれん草とカマンベールチーズのとろ~りポパイスープ」をつくってみよう。
これもやはり、水を沸騰させるところから。モードは「スープ」とし、時間を5分に設定する。沸騰して、タイマーの表示「05」が出たら、コンソメ顆粒、冷凍ほうれん草、カットベーコンを入れて蓋をする。

再び「Mode」ボタンを押すと、タイマーのカウントダウンが始まる。さらに、残り3分の時点でカマンベールチーズ少々を加える。加熱終了のアラームが鳴ったら、塩、こしょうを加えて完成。シンプルながら、ほうれん草とベーコンがコンソメの風味と絶妙にマッチしておいしい。

ちなみに、加熱が終わると保温に切り替わって、4時間にわたり60℃をキープしてくれる。つくり置きしたものを、温め直すのもOKだ。
長時間の煮込み料理もできる
他方、「煮込む」モードは、比較的長時間にわたり具材を加熱する料理に使う。レシピ集の「スライス餅で簡単お汁粉」は、このモードでつくるので、やってみよう。茹であずき、水、塩を入れて「煮込む」モードを選択。20分にセットし、スタートする。

沸騰して、「20」の表示が出たら、「調整ボタン」を押す。これは火力を調整するもので、L1~L5の強度がある。初期設定ではL3なので、L1に下げてから加熱を続ける(これをしないと吹きこぼれる)。20分経ったら保温に切り替わるので、スライス餅を入れ、余熱で柔らかくしたら出来上がり。

レシピ集には、このほかシーフードのトマトスープパスタ、温泉卵、鶏ささみのサラダチキンなど多彩なメニューが載っており、応用すれば様々な料理ができる。
使い終わった後の清掃も、中性洗剤を含ませたスポンジで水洗いするだけなのでラク。デスクワークの合間の軽食や夜食など、多忙なビジネスパーソンなら、1台持っておいて損のないアイテムだと思う。
なお、「マグカップ型電気なべCook Mug plus」は、全国の家電量販店などのほか、テスコム公式オンラインショップ、公式楽天市場店、公式Yahoo!ショッピング店にて販売中。価格は7979円(店頭実勢価格)となっている。
テスコム公式オンラインショップ:https://tescom-shop.jp/products/tgm30a
撮影・文/鈴木拓也
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