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お酒を飲まない人の〝割り勘負け〟問題、解決策はある?

2025.10.09

お酒の席で割り勘をするとき、お酒を飲む人と飲まない人の間で差が生まれる。高額な差額というわけではないが、この「割り勘負け」についてどのように思われているのだろうか。

リクルートの外食市場に関する調査・研究機関『ホットペッパーグルメ外食総研』は、「お酒を飲む人、飲まない人の意識調査」として、20代~60代の男女1,035人にアンケート調査を実施したので、結果を紹介しよう。

お酒を飲む頻度、週5日以上が19.3%、全く飲まない人は27.6%

まず「あなたはどれくらいの頻度でお酒を飲みますか?」という質問をしたところ、「毎日」(13.7%)、「週5~6日」(5.6%)と飲酒頻度が高い人は19.3%、「体質的に飲めない」(15.4%)、「体質的に飲めるが、飲まないと決めている」(12.2%)と全く飲まない人は27.6%程度。

その間は「週3~4回」(6.5%)、「週1~2回」(14.8%)、「月に1~3回」(13.8%)、「年に数回程度」(10.5%)、「それ以下の頻度」(7.5%)という結果に。

※n=1,035/単一回答

お酒を飲まない(飲めない)人と食事に行くとき気を配ること1位は「食事メニューが豊富」

「お酒を飲まない(飲めない)人を含む複数人で食事に行くとき、どんなことに気を配りますか?」という質問では、「食事メニューが豊富なお店にする」が44.6%で1位。

「割り勘等会計で気を遣う」(23.7%)、「お酒を飲まない人が好きな料理のお店にする」(22.2%)、「ノンアルコールドリンクが充実しているお店にする」(21.6%)が続いた。

※n=1,035/複数回答

お酒を飲む場でお酒を飲まないとき、ネガティブな感情を抱いたことがある割合は42.3%

「今日はノンアルコールにしたい、またはもともとお酒は飲めない(飲まない)という場合に同伴者がお酒を飲む場に行ったとき、どんなことを感じますか?」という質問では、選択肢の中で「特に何も感じない」が最多で39.6%。

また、「ノンアルコールにしたい、お酒を飲めない(飲まない)ことはない」という回答が18.1%を占めた。

これは裏を返せば42.3%の人がお酒を飲む場でお酒を飲まないときに何かネガティブな感情を持ったことがあるということが分かる。そのなかで一番多かったのは「注文金額が少ないことで、割り勘の場で損しているように感じる」(15.7%)。

さらに「お酒を勧められるのがストレスに感じる」(13.7%)、「気まずいと感じることがある」(11.5%)、「お酒を飲まないことで『ノリが悪い』と思われないか心配になる」(10.4%)が続いた。

※n=1,035/複数回答
※「特に何も感じない」、「ノンアルコールにしたい、お酒を飲めない(飲まない)ことはない」は他回答無効

「外食時、あなたは飲む人と飲まない人の間で会計の分け方をどうするのが理想だと思いますか?」という質問では、「お酒を飲む人」と「お酒を飲まない、飲めない人」で結果が変わった。

「お酒を飲む人」では「飲んだ人が多めに払う(ざっくり調整)」が最多で45.7%、続いて「食事は割り勘、お酒代は飲んだ人が分担する」(25.2%)だったのに対し、「お酒を飲まない、飲めない人」では「飲む・飲まないに関係なく、完全に割り勘にする」が33.3%で最多、「食事は割り勘、お酒代は飲んだ人が分担する」と「飲んだ人が多めに払う(ざっくり調整)」が26.0%で続いた。

※n=1,035/複数回答
※「お酒を飲まない、飲めない人」は「体質的に飲めない」、「体質的に飲めるが、飲まないと決めている」の計、「お酒を飲む人」はそれ以外の計

居酒屋のノンアルコールドリンク、お酒を飲まない人のほうが「不満」が多い

「一般的な居酒屋などの飲み屋さんのノンアルコールドリンクの品ぞろえについて、満足していますか?」と聞いたところ、「お酒を飲む人」は「不満」が27.4%だったのに対し、「お酒を飲まない、飲めない人」は43.2%で、こちらもお酒を飲むかどうかで結果が分かれた。

※「不満」は「どちらかというと不満」と「とても不満」の計

「飲み屋さんのノンアルコールドリンクでこんなものがあったらよいと思うものを全て選んでください」という質問では、「フレッシュな(しぼりたて・100%など)フルーツジュース」が42.1%で1位に。

2位以下は「コーヒー・カフェオレなど」(33.5%)、「紅茶、ミルクティー、レモンティーなど」(27.7%)、「ノンアルコールチューハイ」(26.8%)、「日本茶のアレンジ飲料(ほうじ茶ラテなど)」(26.5%)が続いた。

※前問で「どちらかというと不満」「とても不満」を選んだn=328が回答/複数回答

調査概要
調査期間:2025年6月13日(金)~2025年6月15日(日)
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:全国20代~60代男女(株式会社マクロミルの登録モニター)
有効回答数:1,035件(男性517件、女性518件)

『ホットペッパーグルメ外食総研』研究員からの解説

今回の調査では、お酒を週5日以上飲む人が19.3%、全く飲まない人が27.6%と、飲酒頻度だけとってもさまざまであることが見て取れました。

また、周りの人がお酒を飲む場で自分がお酒を飲まない場合、ネガティブな感情を抱いたことがある割合は42.3%。だからこそ、「お酒を飲む人も飲まない人も楽しめる場」を考えていくことが必要です。

実際、「お酒を飲まない(飲めない)人と食事に行くとき気を配ること」の項目では、何らかの配慮をしている人が多いことが分かりました。

近年SNSなどでも話題になっている、完全に均等に割り勘にしたときにお酒を飲まない人が金額的に損した気分になってしまうという「割り勘負け」については、15.7%の人が感じたことがあると回答。

ただ、お会計の理想についての調査では、お酒を飲む人は「お酒を飲んだ人が多めに払う(ざっくり調整)」が最多だったのに対し、お酒を飲まない(飲めない)人の最多は「飲む・飲まないに関係なく、完全に割り勘にする」でした。

お酒を飲まない人は完全な割り勘で損した気分になる人もいれば、「お金の負担は公平にしてほしい」という人も一定数いることが分かります。

このことからもわかる通り、会計の場に決まった解決策はありません。ぜひ話し合って皆が楽しめる場を考えていきましょう。

関連情報
https://www.hotpepper.jp/ggs/

構成/Ara

昭和63年生まれ。最新のトレンドを横断的に紹介するオールラウンド系ライター。編集プロダクションでの書籍制作や、男性向け美容・健康WEBマガジンでのライター経験を経て、現在は最新ファッションアイテムを中心に執筆活動を展開中。

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