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新型iPhoneの購入は〝数か月待つ〟のが正解?スクラッチゲート問題にみる「正しい買い方」

2025.10.12

毎年9月は「新型iPhone発売」で大いに盛り上がる。

お目見え前のiPhoneに関しては事前にリーク情報が報じられるが、それは果たして本当なのか、それとも与太話に過ぎないのか。そうした「答え合わせ」が、今年も繰り広げられた。そして、あまりにも壮大過ぎる憶測は該当のiPhoneが発売された後も続く。「今年のiPhoneは、製品として問題があるのでは?」という憶測だ。

iPhone 17シリーズも例外ではなかった。Proモデルのボディは材質をアルミ合金にしたために傷つきやすい……と言われているのだ。

「傷」が集団訴訟に発展する可能性も

iPhone 17 Proの「スクラッチゲート」と呼ばれる傷の問題は、世界各国のメディアが報じている。

この傷は、発売直後のAppleの販売店で多数確認されている。筐体の背面に無数の擦り傷があるという報告が、SNSを賑わせるようになったのだ。展示機に傷は当然ではないか? とも言われそうだが、Appleの場合は製品の耐久性については自信に満ちた説明を繰り広げている。

「熱間鍛造アルミニウムUnibody。最強のProにふさわしいボディ」

「iPhone 17 ProとiPhone 17 Pro Max、登場。史上最もパワフルなiPhoneを生み出すために細部まで徹底的に設計しました。新しいデザインの中心は、熱間鍛造アルミニウムUnibody。この筐体が、パフォーマンス、バッテリー容量、そして耐久性の限界を打ち破ります」

公式サイトにここまで自信たっぷりの文言を書いているのだから、ちょっとやそっとのことで傷などつかないだろう……と思うのが人情である。にもかかわらず、日常的な使用で傷だらけになってしまうものなら、訴訟国家アメリカでは弁護士が訴状を持って裁判所を訪れるはずだ。

実際、そのようなことがあった。2005年発売の第1世代iPod nanoの「画面の傷」訴訟である。これは「iPod nanoの画面は傷がつきやすい」ということで集団訴訟に発展し、何とAppleが2250万ドルの和解金を支払うことで和解した一件だ。

このような訴訟沙汰になってしまう可能性も否めないため、展示機の傷もセンセーショナルに報道されてしまうのだ。それは巨額の慰謝料が発生するハリウッド俳優の離婚スキャンダルと似たようなカテゴリーに区分されるかもしれない。

拭き取れば消える?

もっとも、今回のスクラッチゲートに関してはAppleは「傷ではない」という見解を出している。

販売店の展示品は、MagSafeスタンドに設置されている。このMagSafeのパッド部分の素材が、そのままボディの背面に移ってしまったというのがAppleの説明だ。

ということは、クリーナーを使って拭き取れば「傷」はなくなるということである。

このあたりのAppleの主張は妥当なのか、それともやはり製品に問題があるのかはそれぞれの意見が存在する。17 Proシリーズの筐体は、前作までのチタン素材からアルミ合金に変更されている。より高性能になったプロセッサーの熱を効率よく逃がすためにアルミ素材にせざるを得なかったという話もあるが、そのせいで傷がつきやすくなったのではないかという意見にもつながっている。

何が正しいのかを検証してみよう……というわけにはいかないが、一つ言えるのは「iPhoneの購入は発売直後ではなく、数ヶ月後がベスト」ということだ。

やっぱり「様子見」が一番!

iPhone 17のProモデルは、今までのそれよりも高くなっている。

特に、17 Pro Maxの2TBの価格は32万9,800円。いくらデータ容量が増える一方の昨今とはいえ、2TBなんて本当に必要なのか? と筆者も首を捻っている。要するにこれは、フルサイズ一眼レフカメラのような「それを使って仕事をする人」のためのものなのだ。今後はiPhone 17 Pro Maxを使って撮影された映像作品が、世界各国から続々と登場するだろう。

それだけの製品に、使用から間もなくして傷がついてしまった……となれば、精神的ショックも大きくなる。筆者などは、いつまでも傷を気にしてしまうタイプだ。

故に「様子見」というのは、決して消極的な選択ではないことをここで強調しておく必要がある。新型iPhoneに何かしらの不具合や製品不良が含まれている可能性があり、それを見つけるのはテクノロジーメディアやジャーナリスト、ガジェットマニアの役目。彼らによるレビューを待ってからiPhone 17シリーズを購入する……という流れが最も堅実で、失敗する可能性が低いのは確かだ。

そういう意味で、「iPhone関連報道」というのは(いささか誇大に書かれることがあるとはいえ)世界中のユーザーの需要に応じたものと言える。これらを日々チェックし、現状において新型iPhoneは購入に値する製品であるかどうかを把握することが「iPhone攻略法」のイロハのイである。

【参考・画像】
iPhone 17 Pro-Apple
Apple、これまでで最もパワフルで進化したProモデル、iPhone 17 ProとiPhone 17 Pro Maxを発表-Apple

取材・文/澤田真一

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1984年生まれ。静岡市生まれ相模原市育ち。グラップリング歴20年超。世界のスタートアップ情報からガジェットレビュー、Apple製品、キャッシュレス決済、その他諸々のジャンルの記事を執筆。

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