小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

わが家が映画館に変身!ハイセンスが発売した世界最大級116インチ4K液晶テレビ試聴レポート

2025.10.07

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

総合家電メーカーのハイセンスジャパンは、世界最大級となる116インチ4K液晶テレビ「116U9R」シリーズ(オープン価格/想定価格:550万円)の予約を9月24日よりスタートした。

大画面テレビとされる55V型の4倍以上という驚異の大きさ

中国・青島で1969年に設立したハイセンスグループは、日本市場ではテレビ、洗濯機、冷蔵庫、エアコンといった家電製品を展開。昨年度のテレビの出荷台数は約3000万台で世界第2位、100型以上においては世界第1位の出荷台数を誇る。

「116U9R」シリーズは幅が255.5cm、高さが約144cm。一般的に55V型以上であれば大画面といわれるが、116V型は、55V型の4倍以上の面積になる。

テレビ台に乗せると、180~190cmの高さと成人男性よりも大きなサイズに。最適な視聴距離は約2.2m、視野角が約60度で、映画館の真ん中より前に位置するベストな座席にいるような感覚で見ることができる。

スポーツ観戦や映画鑑賞では、画面の中の人物が目の前にいるかのように錯覚してしまうほど臨場感があり、幅が広いので、家族、友人など7~8人が一緒に楽しむことができる。

また、画面を4分割しても58V型の大画面になるので、ゲームを4人でプレーするときなどでも迫力ある映像で楽しめる。

商品特長としては、新開発の「Mini-LED X バックライト」を搭載し、発光効率は昨年モデルと比べて20%向上、同じ消費電力の場合、旧型より輝度が20%向上している。さらに、パワーフォーカスレンズ技術を統合することで、光漏れを抑える効果は旧型より約150%向上し、高輝度かつ高コントラストの映像を実現している。

さらに、TVS社と共同開発した最新AIエンジン「HI-VIEW AIエンジンPRO」を搭載。 画質だけでなく、音質も省エネもすべてを司るテレビの“司令塔”の役割をAIが担い、最適な状況を自動的に行う。

パネルは広視野角で低反射の「ダイナミックXディスプレイ」を採用。どの角度から見ても色が褪せることがなく、明るい環境でも見やすい高輝度、色鮮やかに表現する高純度の色、黒がより締まりハイライトで高コントラストを実現している。

従来の低反射処理よりも画面の映り込みを50%低減するARコートの低反射素材を採用することで、くっきりと見やすい高画質な映像を可能にした。

音響については、Dolby ATMOS 5.1.2対応「5.2.2ダイナミックサラウンド」音響システムを採用。最大出力110Wの5.2.2ch音響システムを搭載し、テレビの下部に左右各3つ、側面のサイドスピーカー2つ、上向きのトップスピーカー2つ、中央部のサブウーファー4つと、包み込まれるような臨場感あふれる音響を実現している。

AIで音声を最適化する「AI サウンド」は、AIがコンテンツの種類を認識し、それに適した音質モードに自動的に切り替えるシステム。ライブに適した重低音の強調、映画に適した音の広がり強化、聞き取りやすさを重視した人の声の補正などができる。

ソフト面においてはハイセンスが独自開発した「VIDAA OS」を搭載。人気のネット動画アプリ20社がダウンロード不要でプリインストールされている。リモコンには選択が手間なくできる12社のVODダイレクトボタンがあり、テレビの電源がオフの状態でもダイレクトボタンを押してアクセスすることができる。

「テレビはサイズが大きくなるほど、画質、音質の調整、生産体制、搬送、設置、そしてアフターサービスも全てにおいて難しくなります。その全ての課題をクリアして、お客様に信頼できる大画面テレビを提供し続けてきたハイセンスだからこそ、世界最大のテレビへの挑戦ができました。ついに日本でも正式に発表することができて、とてもうれしく思っています」(ハイセンスジャパン株式会社 代表取締役社長 張 喜峰氏)

【AJの読み】116インチのテレビを入れられるのはどんな家?

発表会は「グランドハイアット東京」の260m²の広さを誇る「プレジデンシャルスイート」にて行われた。張社長のフォトセッションから116インチテレビの大きさがイメージできると思う。

現在は家電量販店等を通じて予約受付中で、商品発送は近日中の予定。550万円という価格や、これほどまで大きなテレビを設置できる家庭は限られてくるだろうが、幅が255.5cm、高さが144cm、重さ約100kgのテレビを、マンションのエレベーターや玄関から入れることができるのだろうか?

どのように搬入するのか気になるところだが、設置場所、搬入経路に関しては事前に下見を行ったうえで、ハイセンスジャパンと契約した配送業者が行うとのこと。

アクション映画のデモ映像を視聴したが、映画館での鑑賞と遜色のない映像と音響で、映画館がそのまま家に来たような感覚だ。この大きさが入る部屋もそうだが、大迫力の音響で楽しむには防音室のような環境も必要で、日本の住環境では一般家庭向けというより、ホテルのスイートルームなどのビジネス向けになると思われる。

取材・文/阿部純子

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2025年9月16日(火) 発売

DIME最新号は、「あなたの知らない ポケポケの秘密」。開発の舞台裏やヒットの軌跡、今からでも楽しめる効果的な遊び方まで、知ればもっとポケポケが楽しくなる“ポケポケ現象”の秘密を徹底解明!特別付録は、BIGサイズの超限定「フォルクスワーゲンBUZZトート」!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。